目的と目標と意図の分解。
どの仕事も同じですが、Web制作会社も複数案件が並行します。滞りなくやると同時に、「言われたことだけをやる人」の罠に陥らないのも大切ですよね。
3つの視点があると安心なので、ぼくはよく使っています。
顧客にとっての意味
自社にとっての意味
自分にとっての意味
目的と目標と意図の分解
ぼくはこれを #目的と目標と意図の分解 と捉えています。
何をやるにも目的は大切ですが、それだけでは日々の仕事に落とし込みづらかったりします。
固定された目的・目標とちがい、「意図」はそのときのフェイズに合わせてどんどん分解できるところが優れています。
目的が御題目化すると機能しない
ほとんどの仕事は目的の共通認識から始まります。目的を失念するのは論外ですが、目的が御題目化しても意味がありません。
・健康になりたい(目的)
・10キロ痩せよう(目標)
プロジェクト進行中に上記を言えたとしても、そのためにやるべきこと/やる理由を分解して理解していなければ、「言われたことだけをやる人」の罠に落ちてしまいます。
目的と目標を日々の仕事に落とし込むために
目的と目標を日々の仕事に落とし込むためには、分解された仕事それぞれの「意図」が必要です。そして、意図を自分で設定できる人は仕事のクオリティが高いと思っています。何より、仕事人として強いし、案件毎に成長できる。
「意図」の意味と機能
意図には2つの意味が内包されています。
やろうとする意志
そのねらいや思惑
これはタスク毎に設定が可能です。
「健康になりたい(目的)」「10キロ痩せよう(目標)」といった大テーマだけでは、個々人に分配される日々のタスクの「やるべきこと/やる理由」が曖昧になってしまいます。Webサイト制作で考えると下記のようになるでしょうか。
「意図」の設定はWebサイト制作に向いている
Webサイト制作は3か月から半年はかかる長丁場ですし、関わる人もプランナー・ディレクター・デザイナー・コーダー・ライター・フォトグラファー・マーケターと多岐に渡ります。
長丁場な上、大人数でひとつのプロジェクトを作る場合、「目的」「目標」だけでは解像度が粗すぎ、自分がどのように貢献すればよいのか不明になるケースが多々あります。これをそのまま放置すると、「言われたことだけをやる人」の罠が待っています。
集団作業の場合、個々のパフォーマンスが命なので、これはとても勿体ない状況です。 このときに役立つのが、分解された仕事それぞれの「意図」の設定です。
「顧客・自社・自分」の視点で意図を設定する
「目的」「目標」の文脈に沿って、デザイナーやライターといった職務に合わせて、そのときのタスク内容ごとに設定できるのが「意図」の優れた機能です。
ここでやっと最初の文章に戻るのですが、「顧客・自社・自分」の3つの視点はタスク別の「意図」を設定する際にとても役に立ちます。なぜなら、ほとんどの仕事が「顧客・自社・自分」の3つの立場で成り立っているからです。
個々に分解されたタスクの「意図」を設定する際に、どれかに偏った考え方は上手く機能しません。また、3つの視点で考えると「やるべきこと/やる理由」のヒントを見つけられます。
よかったらお試しください。
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ぼくが所属している株式会社JBNでは「BtoB企業への成果貢献」を目的とした戦略策定・Webサイト制作・Web運用支援・Webマーケティング支援を一気通貫で行なっています。
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稲田英資について
株式会社JBNで戦略策定とWebマーケティング支援を担当しています。
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