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これからの地方中小企業のWeb活用は「編集能力 × 広報活動」が重要になる。

採用にせよ販促にせよWeb活用において「これからの地方中小企業は広報活動が重要になる」と根拠もなく信じているのですが、これだと言葉足らずだな…と思いました。正しくは「これからの地方中小企業は編集能力 × 広報活動が重要になる」であり、つまりはそのための人材が必要になるということだと思います。大変。

只でさえ人を確保するのが大変なのに、編集者も広報の経験者も転職するとしたらスキルを活かせる企業に入りたいですよね。開拓地のような荒野なんて好んで行くはずもなく。で、ほとんどの地方中小企業は編集も広報も誰も耕していない荒野な訳で。まずは自分たちで耕しましょう。横着しない。汗をかく。必要な人材に来てもらうためにもまずは自分たちで汗をかくこと/経験を積むことが大切ですよね。知見がない分野なら尚さら。何も知らないのにトンチンカンな命令だけする上司の元でなんて誰も働きたくありません。

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なぜ広報活動だけでなく編集能力が必要なのかといったら、「伝え方」が伴っていなければ広報の効果は半減するからです。多くの地方中小企業は有効な伝え方を知りません。あと、自社に足りないのは文章を書ける人材だと思っている企業も多いです。もちろん文章力も大切ですが、優れたライターさんは総じて優れた編集能力を持っています。その上での文章です。

編集能力とは視座の設定です。誰に/何を/どう 伝えるのかは視座によって変わります。それが無かったら只の回覧板です。Web制作ではあまり語られない単語ですが、Webにも編集能力は不可欠です。伝えるためのツールなので。

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有効な広報活動をするためにも編集能力は不可欠です。社内に一人は欲しい。中小企業にそんな余力はないと言われそうですが逆です。使えるお金が大手と比べものにならない中小企業ほどパフォーマンスを最大化させるために編集者が必要です。それは全て伸び代になります。これまでやってないんだから。

伝えることのプロフェッショナルが編集者です。製造業の自分たちには関係ないやという気持ちも分かりますが、もうそんなこと言っていられない状況だと思います。残された時間は多くないはずです。ぜひ「伝えること」について真剣に考えてみてください。これまでしっかり考えたことなかった自分を発見できるはずです。自分たちの欠落に気づけた企業こそがその分野の優れた人材を集められると思っています。そのマイルドがない企業に編集者も広報パーソンもわざわざ転職しようとは思わないはずなので。


関連note

地方中小企業は「Web活用×広報活動」をコツコツやるのが大切。かも。


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