見出し画像

評価って結局なに?

お久しぶりです!片貝舞です。
新年度を迎え、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
新社会人となった方、昇進して新たなステップを踏んだ方、転職して別の道を拓いた方、新学期でたくさんの学びを吸収している方・・・。今日はそんな方々皆さんに関わるテーマをお届けします。

今回のテーマは「評価」です。

人は生きていると様々な「評価」を受けますよね。例えば、学生は成績評価を受けて進級や進学を決めたり、社会人は業績評価を受けて昇進や賞与を受けたりすることがあります。また、人間関係の中でも、他人からの評価は大きな影響を与えることがあります。人は自分が評価されることで、自己肯定感を高めたり、自分自身を見つめ直すきっかけを得たりすることができますよね。

私たちが活動するコミュニティでは、何らかの指標に基づいて評価がなされています。例えば、学校では成績、スポーツでは得点や勝敗、職場では業績や能力などが評価の基準となっていますね。その評価結果に皆さん(私も含めて)は一喜一憂することがあるかと思います。

そこで今日考えてみたいのが、「結局のところ、評価ってなんなの?」ということです。私たちの自信や自己肯定感を左右してしまうほどの影響力を持つ「評価」。これって私たちにとっていいもの?悪いもの?できればいいものであってほしい。
そんなことを皆さんで考える記事となっています。一緒に「評価」について考えていきましょう。

評価とはなにか?

評価とは、ある対象について、ある基準に基づいて判断し、その結果を表すことです。この対象は、人間やモノ、プロセスなど何でもありえます。基準には、成績や業績、能力、品質などがあります。評価は、その結果を数値や言葉などで表すことができます。評価は、主観的なものと客観的なものがあります。例えば、業績評価は主観的な要素も含みますが、成績評価は客観的な評価基準があります。学校でいうと、テストの点数は客観的に評価できますが、授業を受ける姿勢や生活態度、係の仕事の取り組み方などは主観的な要素があります。
社会人の皆さんは、会社でどんな評価基準を基に評価を受けていますか?私は会社員だったとき、営業部だったので、売上のノルマがありました。そのノルマをクリアできれば評価は上がり、クリアできなければ評価は下がります。これが客観的評価です。これに加え、成約に向けてのプロセスや後輩への指導の仕方等の主観的評価が加わって最終的な評価となっていました。

評価をいいものとして捉えられる人もいれば、今までいい評価を受けなかった・・・評価は自分にとって不都合なものだと思っている方もいらっしゃるかもしれません。なぜ不都合だと思う人がいるのでしょうか。その理由は二つ考えられます。一つは評価が他人と比較した上に成り立っているものと捉えているからではないかと思います。そして、もう一つは評価とは他者から受ける受動的なものであると捉えているからではないでしょうか。

他人と比較して評価することが全てではない

評価についての考え方は、人それぞれ異なることがあります。しかし、評価に関わる多くの場面で、比較は避けて通れないものです。それを変えることはできません。しかし、捉え方を変えることで評価と自分の人生のエネルギーにすることができると私は考えています。

では評価というものをどのように捉えていけばいいでしょうか。
私は、評価は他人との比較だけではなく、自分の過去との比較で捉えることが重要であると考えています。例えば、学校でいえば、前回の定期テストで数学は80点だったけど、今回90点になった!とか、会社で言えば、自分の売上前年比でどうだったのか、とか。たしかに、学校内での評価で、Aさんよりも足が速い、国語が得意といった比較はありますし、会社でもこのチームで一番の売上はBさん、自分は3番目だった、という比較はありえます。でもこれはあくまで他人との比較のみから見た評価であり、これを全てとする必要はありません。
私が重要だと思っているのは、そういった他人との比較による評価ではなく、自分の過去と比較することによる評価です。つまり過去の自分と比べて今の自分が前進できているのかを評価することが大切だと思います。

とはいえ他人と比較することによる評価を否定するつもりはありません。目標や基準を設定する上で、他人との比較をすることは自分の立ち位置を確認するのに必要だと考えるからです。学校から、会社から、他人との比較による評価を受けることは避けられません。例えばそこでマイナスの評価を受けた場合、「自分にはこれをプラスの評価に変えるだけの伸びしろがあるんだ」と捉え、プラスの評価を受けている人を一つの目安(目標)にしてみましょう。プラスの評価を受けた人があなたより優れた人間であるということではありません。あくまで、ある点においてうまくいっているわけなので、そういう手本になる人がいることをラッキーだと思い、自分の伸びしろにわくわくしてみてください。

他者による評価が全てではない

重要なのは自己評価だと思っています。あなたが学生である限り、一会社員である限り、所属するコミュニティの評価の仕方を変えることは容易ではありません。だったら、その評価はあくまで自分の伸びしろを確認する単なる目印くらいに思って、他者から評価されるだけではなく、自分で自分を評価してみませんか。自己評価とはその名のとおり、自分で自分を評価すること。そしてその評価基準は他人ではなく過去の自分。他人との比較で評価するのではなく、昨日の自分より、先月の自分より、昨年の自分より前に進んでいるかということに目を背けず、ごまかさずに自分を冷静に評価する。
他者による評価が全てではありません。それで評価が済んだ気になっていませんか?それで自己評価を疎かにしてはいけません。そんな風に私は思います。と、自分に言い聞かせています笑。

評価があなたに与えるもの

少し前に評価とマネジメントについて学びました。そのときは、絶対評価、相対評価、主観的評価、客観的評価、どれがあるべき評価の姿なのか答えが見つかりませんでした。しかし、最近娘の成長に日々感動しつつ、学んだことがありました。それは、他の赤ちゃんと比較をしても何の意味もない、ということでした。赤ちゃんはそれぞれのペースで、でも確実に昨日よりも成長しています。同じ月齢の他の赤ちゃんができることが娘にはまだできないこともありますし、その逆もあります。でも、それでうちの子の方が優れているとか劣っているということはないですよね。他の赤ちゃんができることを見て思うのは、「うちの子もいつかできるようになるのか。楽しみだな。」ということです。
皆さんにも同じことが言えると思います。他の人が今うまくできることは、あなたにもいつかうまくできるようになることかもしれません。今他者よりできていないことに落ち込むのではなく、これからの自分に大いに期待してみませんか。
評価があなたに与えるものは、エネルギーであってほしいと願います。それによって心を折られたり、やる気を失われたりしているのであれば私はとても悲しいです。①他人との比較が全てではなく、過去の自分との比較をしてみること、②他者からの評価はあくまで自分の伸びしろを確認するものであって、大事なのは自分で自分を評価すること、この二つを心に留めて今日を昨日の自分より素敵な自分にしてみませんか。私も頑張ります!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?