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いむいぱぴ子
2023年11月26日 11:18
高校生である僕らにとっての一大イベント、学校祭が終わった。「学祭マジック」という言葉が蔓延るこの時期には魔法の恩恵を受けたであろうカップル達が校内を歩く。もちろん僕はその恩恵を受けそびれたのだが…。 恩恵は受けられなかったものの学校祭は非常に興奮し、終わった後は友人の家で後夜祭をすることになり、僕は後夜祭を飾り付けるお菓子とジュースを買いにコンビニへ向かった。すると、なんと憧れの隣のクラスの女
2023年11月24日 11:37
ふらり、ふらり、今にも焼けた地に膝がついてしまいそうになりながらもなんとか歩を進める僕の足は、道端に落ちた石ころに呆気なく躓いた。端正な顔をした2人の綺麗な女の人にくすくすと笑われて、いとも簡単に消えたくなった。躓いた上にしっかりと転んでしまっていた。消えたくなった気持ちと足の傷は当分消えないだろう。 心の底に眠っている熱い気持ち。その存在は確かに感じているのだがひどく漠然としている。僕は何
2023年11月23日 07:14
燃える様な太陽がアスファルトを熱している。ゆらりゆらり、何かに揺らぐ僕の心は道端に落ちた小さな言葉につまずき、大きな音を立てて崩れていった。通りすがる者達の顔を占める2つの綺麗な水晶体に僕は心底怯えている。現状維持は衰退だ、と誰かから聞いたことがあったっけ。だとしたら僕は衰退しているのだろう。時間だけは確かに進んでいるというのに。 心の奥底に眠っている何かしらの熱い気持ち。強気な僕と弱気な僕