【しがCO2ネットゼロ次世代ワークショップ】DAY1|キックオフ・ワークショップ
こんにちは。
インパクトラボの藤枝です。
今回は、9月中旬から11月下旬にかけて実施される「持続可能な社会を考える5日間 しがCO2ネットゼロ次世代ワークショップ」DAY1|キックオフ・ワークショップの様子をお伝えします。
しがCO2ネットゼロ次世代ワークショップとは
オープニング
まずは滋賀県総合企画部 CO2ネットゼロ推進課参事の平田雅史氏より、開会の挨拶がありました。
参加者たちに向けて「CO2ネットゼロムーブメントは、県民の皆さんに単なる知識を伝えることで終わらせたくない。2050年には社会の中核を担う年代になっている参加者の皆さんには、どうすれば本ムーブメントが『自分ごと化』できるかぜひ考えてほしい。」と期待のメッセージを送りました。
アイスブレイク
次に、成安造形大学助教の田口真太郎氏がファシリテーターとなり、多様なバックグラウンドの参加者が集まるこの5日間をより良いものにするために、「普段とモードを切り替え、場の空気を共に作る」をテーマにアイスブレイクを実施しました。
アイスブレイクの内容は観察力と仮説検証力を鍛える遊びとして共通点・相違点発見ゲームを行いました。
白紙に「相手の名前」「共通点」「相違点」の項目を書き、会場を自由に動き回りながら1体1でペアになり共通点と相違点を探します。
参加者の皆さんは緊張しながらも、「今住んでいる場所はどこですか?」「好きなスポーツは?」など様々な質問をしていました。
アイスブレイクを踏まえて、「違う視点で人を見ると、違うものが見えてくる」「複数案を出す難しさ」を学ぶ機会にもなりました。
自己紹介
そして、アイスブレイクでは話せなかった相手もいたので、チェックインとして1人ずつ自己紹介を行いました。
名前
所属
普段している活動
本プログラムに参加した理由・期待していること
をそれぞれが話し、「将来の夢と繋がっている内容だから」「環境に興味があるから」「自身の研究内容と関わっているから」など様々な思いを持って参加を決めたことが伺えました。
滋賀県CO2ネットゼロの取組紹介
アイスブレイクを終えてからは、滋賀県総合企画部CO2ネットゼロ推進課の山元夏帆氏より、滋賀県が取り組むCO2ネットゼロ社会づくりの取り組み紹介をしていただきました。
そもそもCO2ネットゼロやCO2ネットゼロムーブメントとは何か、という基礎的な情報から、気候変動が地球全体や滋賀県に与える影響、現在の取り組みについてお話しいただきました。
「CO2ネットゼロ”社会”」を作りたい思いとして「経済を発展させつつCO2を減らし、社会全体を変えていこうという意味が込められているのです」とお話しされていたのが印象的でした。
ワークショップ
最後に、アイスブレイクも担当していただいた田口真太郎氏によるワークショップが実施されました。
ワークショップのタイトルは、「5日間でCO2ネットゼロ社会の実現に向けた取り組みを自分ごと化する」ための基礎づくりを行うためのグループインタビューです。
インタビュアー・インタビュイー・書記の3人グループになって、以下4つのテーマについて役割を分担しながら1人につき10分間程度インタビューを行いました。
インタビューテーマ
地球温暖化を中心とした環境問題について、あなた自身が特に課題と感じている、もしくは気になっていることはなんですか?今日の話や普段考えていることの中から教えてください。
そう考えている(上記回答の)背景や理由を教えてください。
あなたが感じている課題・問題に対して、あなたが実際に実行しているアクションはなんですか?実行したい・実行すべきと頭では思っているが、できていないアクションはなんですか?
5日間のWSであなたが一番考えてみたいこと(テーマ)はなんですか?
田口さんは「語ることで書く時とは違う脳みそを使って、CO2ネットゼロについて考えてみましょう」と話し、ワークショップがスタートしました。
話す側、聞く側がそれぞれ傾聴の姿勢や内省しつつ話すことなど、インタビューにおいて重要なポイントを踏まえつつ進めており、自分の考えていることを話しやすい空気感のあるワークショップになりました。
「私は食糧難に興味があって・・」
「大きい問題を解決!というよりは『自分』ができることは何かを考えています」
「コンビニでバイトをしているとレジ袋をもらう人が多いので、そこから異常気象に興味が出て・・」
など、活発にインタビュイーは質問に答えていました。
テーマである「地球温暖化を中心とした環境問題」と一括りに言えど、参加学生の皆さんはそれぞれ問題意識として感じていることが違い、その違いが話の盛り上がりに拍車をかけていました。
振り返り
ワークショップの最後には、1人ずつ今日の気づきや感想を発表しました。
「自分と似ている考えの人もいたし、違う視点を持っている人もいた」
「インタビューされる際、いざ自分の言葉で話すとなると普段考えていることの言語化が難しかった」
「それぞれが持つ問題意識の共有にもなってよかった」
など、思い思いの感想を話してくれました。
最後に
最後は集合写真を撮影しました。
次回は多賀町でのフィールドワークです!
記事を最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも随時しがCO2ネットゼロ・次世代ワークショップの様子を発信していきますので、楽しみにご覧ください。
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