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不機嫌というコミニュケーションツール

Zoom Teams Slack LINE… 世の中は便利なツールに溢れている。
でもどんな時代にもきっとあったであろう、最強(で最悪)のコミュニケーション。
”不機嫌”について考えてみたいと思う。

不機嫌という字をじっと眺めていたら
生まれて初めて「機嫌」という漢字の由来に興味を持ったのでここに引用してお勉強しておく。

機嫌の由来
もとは「譏嫌」と書き、そしりきらう、あるいは世間の人に嫌悪されるという意味。仏教で、他人の「譏嫌」を受けないようにする戒律「息世譏嫌戒そくせきげんかい」から出たことば。
他人の顔色をうかがう気持ちが含まれることから、人の思惑・気持ち・気分の意も表すようになり、漢字も「機嫌」と書かれるようになった。

由来・語源辞典より

ふーんという感じだ。
お坊さんたちの守るべきルールを仏教界では「戒律」と呼び、その名前に由来しているらしい。人々に(世間に)嫌われないように、様々なルールがあったらしく、「ニンニク禁止」という戒律を見つけた。
お坊さん、、、お疲れさまです。

由来がわかったところで

4月
新しい環境の変化に
自分の心地よいペースが崩され
ちょっと余裕がなくなる人も多いかもしれない。
もれなく私のことなのだが・・・

なんてことない言葉にモヤつき、
そのやり方はないだろうよ。と少しムッとし。
毎晩シャワーを浴びながら
あの時もう少し優しくできたのかな?いや、やっぱ相手が悪いよな。等
無限ループ。

でも、最近じわじわと分かってきたのが以下2点。

  1. 「不機嫌」から抜け出さないと、状況は前に進まないこと。

  2. 「不機嫌」とは「察してほしい」という自分のエゴだということ。

1について
どんな便利なチャットを使っても、資料をすぐ共有できても、不機嫌な自分を脇に置いて、客観的な分析ができなければ状況はどんどん悪くなる。
感情が高ぶった状態で状況を前に進めようとしても、見えている範囲は狭く、相手だけに原因をフォーカスしてしまっているため良い案や解決策は生まれない。

2について
なぜかわからないけど不機嫌な人に出会ったことがあると思う。逆の立場(相手の立場)になると、怒っている理由すら気づけないのだ。
もちろん、薄々気づいているが気づかないふりをしているケースもある。

残酷な話だが、思っているより
「人」は「人の感情」に無関心だ。
言い換えると、自分のことで精一杯なのだと思う。

そんな分析を終えて、
明日から心がけたいのが2つ。

  • ムッとしたときは、深呼吸をする。

  • 不機嫌になっていることを相手に伝える。

子どもなの?という声が聞こえてきそうだが、
深呼吸して(大好きなチョコを食べて)、
心をゆるめて、向き合いなおす。
「私はいま、〇〇が理由で怒っています(つらいです)」と伝えてみる。

冒頭の由来に立ち戻ると
不機嫌=他人の顔色をうかがう気持ちが含まれるという”相手”から見た自分だ。

きっとどこかに、不機嫌を見せたい”相手”がいる。
不機嫌になるのは決して悪い事ではない。
ただ、ずっと不機嫌でいるのはお互い辛い。
自分も周りもエネルギーを消耗する。

気持ちをリセットして、
不機嫌な理由を自分の言葉で伝えよう。

これが私のいまの最適解だ。









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