それじゃあ、わたしと結婚する？

結婚に対しては、
まいにち頭の中でぐるぐると
論争が繰り広げられている。

たくさんの私と、私が。

同級生の友達が
インスタで婚姻届を出したと
知れば、しれっと
フォローを外したり、

友達と飲んでいて、
あの子結婚するらしいねって
相手のことをとやかく笑ったり

「結婚がすべてじゃない」とか、
わたし言ってるくせに

結婚した人たちを見ては
「ああ、あっち側の人間ね」なんて
急に冷めているんだから、

なんだかんだ、
結婚している、結婚していない、で
人を区別して見ているのは
まぎれもなくわたしだった。

笑っちゃう。

独身を貫いていて
自由を謳歌している芸能人を見ては
「こっち側の人間だから好き」

そう思っていたくせに

結婚して、幸せに
過ごしてる投稿を見て
「ああ、結局ね、、」なんて
その人を嫌いになってしまうなんて

そんな感覚を、
わたしも持っていたことに気付いて
なんだか
自分が嫌になる。

自分が結婚したら、
「ふぅ、間に合った」なんて
私は思うのだろうか？

「こっち側の人間」になれた！
なんて
私は、思ってしまうのだろうか。

前の職場を辞める時に
セクハラパワハラ上司、
つまり私の辞める原因となった
張本人と、面談があった。

何も生まれない、
クソみたいな時間だった。

感情の表面をなでるだけの、
生産性のない時間が流れていた。

後腐れなく、
この人と関わらないように、
彼の悪口や、上司のせいで辞めることは
決して言わなかった。
私の意地だった。

でも結局上司が私に
笑っていったのは

「嘘でもさ、結婚するので
辞めますって言えばいいのに」

そんな言葉だった。

こんな人のために
私、大好きな仕事やめるんだ
こんな人に気安く
私の結婚を語られるんだ

すごくすごく、苦しかった。

結婚以外の、
周りが認めてくれる幸せは
今この時代になっても
無いのだろうか。

こんなにも時代が変わっても
結婚することで
やっと、一人前に
認められるのだろうか。

笑っちゃう。
なら、あなた、
私と結婚する？

私はごめんだよ。
私は、
それがたとえ結婚というかたちじゃ
なかったとしても
自分が幸せだと思える環境を
自分で動いてつくるよ。
これは、意地なのかもしれない。

こんな結婚論争、
なくなればいいのに、世界。

ふ〜
文章の乱れは、心の乱れでもある。
今日はゆっくり、おやすみなさい。

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