自殺ちやん

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自殺ちやん

芸術家 Instagram @im_alive_chan_ X(旧Twitter) @im_alive_chan_ https://imalivechan2.webnode.jp

記事一覧

白い悪夢

おいていかないでおかあさん だめになったわたしを おいていかないでおかあさん だめになったわたしを 制服を着こなせないわたしを 心療内科のかえりみち まるでわた…

自殺ちやん
1か月前
1

ひとめぼれ

あなたのことがすきなのは 躁状態のわたしと 叶わぬ恋のあいつがお似合いだから

自殺ちやん
1か月前
4

恵まれている

デートの帰りみち きれいなおうちへ帰る おとうさんのいびきが聞こえる 家族がみんな家で寝ていて スマホには好きな人からの返信の通知 わたしは ともだちから 後輩…

自殺ちやん
3か月前
14

クソビッチ

あえぐときの 「いやだ」 「やめて」 でしか本音を口に出せなかった わたしのなかにいる うつくしい少女の 悲痛な叫び声は ただの火種として 消費された それでも…

自殺ちやん
4か月前
5

ななこちゃん

わたし泣いちゃった

自殺ちやん
4か月前

ただいま

きたない部屋のが安心する くらい空のが安心する わたしがわたしの幸福を ぜったいぜったい許さない わたしがどこにもいないとき 死にたい気持ちで取り戻せるの リス…

自殺ちやん
4か月前
9

思い出泥棒

きみからもらった価値あることば わたしのこころのだいじなところ あたたかくする行動・言葉 わたしにくれて ありがとう わたしの頭のメモリーに 大事に 大事に 保存し…

自殺ちやん
6か月前
4

予言

実を言うとね あなたと未来を誓い合った日から ずっと見えてたの こんな終わりが そんな未来は来ないことがわかってたから わたしはあのとき泣いたのよ わたしはあな…

自殺ちやん
7か月前
9

ひとを救う

ひとの、計算高さだとか あさましさに打ちのめされてしまう どうしようもなく何かに敗北し、 食事も受け付けなくなってしまう 私は人の業の生まれ変わりなのかとさえ思う…

自殺ちやん
7か月前
6

おとなになる

新しいものを消費してしまうと たまらなく焦る、 惜しくて耐え難い

自殺ちやん
7か月前
2

中途半端

死のうと思った。 この苦しみも、あと数時間後にはきれいさっぱりなくなると思うと、すばらしく解放的な気分になった。 怖くなった。 怖くなりました。 もし生き残ってし…

自殺ちやん
8か月前
2

生きる死ぬ

死んでも生きてもいない。 ただ私は、確かに生きたことがあるのだ。 だから、なんのことはない、死のうとした。 これからこの思考が止まると思うと、わたしはかたかたふ…

自殺ちやん
8か月前
4

俯瞰

その人はこの暗さに安心していた。 自分で自分の首を絞めていても、それでいつか死んでも、それこそが美であると思っているようだった。 自分を、他人のように扱う。

自殺ちやん
8か月前
3

遠くへ行こう

「遠くへ行こう。」 わたしはつぶやいた。 足は動かない。 「遠くへ行こう!」 わたしは大声を出した。 なんだ、体も動かない。 「遠くへ行こう!!!!!!!!!!!」…

自殺ちやん
8か月前
2

泣いてる

ひとりの泣いてる少女がいた。 あまりにも悲しそうなので、わたしはどう彼女を壊さずに癒せるか考えた。 わたしは少女の親友にまでなったつもりでいた。 考えに考えて、…

自殺ちやん
8か月前
2

自殺

自死は最大の装飾。正月のしめ縄。クリスマスツリーの星。本の表紙。

自殺ちやん
8か月前
1

白い悪夢

おいていかないでおかあさん

だめになったわたしを

おいていかないでおかあさん

だめになったわたしを

制服を着こなせないわたしを

心療内科のかえりみち

まるでわたしがうまれたときのような

しろくてまぶしい昼間の中

全部がとまっちゃったような

息の詰まるような平穏な白昼のなかで

前すらまともに見れないわたしの

だらしなく垂れた手を放っておいてくれて
ありがとう

わたしをなおさら

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ひとめぼれ

あなたのことがすきなのは

躁状態のわたしと

叶わぬ恋のあいつがお似合いだから

恵まれている

デートの帰りみち

きれいなおうちへ帰る

おとうさんのいびきが聞こえる

家族がみんな家で寝ていて

スマホには好きな人からの返信の通知

わたしは

ともだちから
後輩から
先輩から
好きな人から
顔も知らない人からさえ

たくさんの人に好かれて

そこからわたしは ひとの選別をする

幸福

リビングの壁を見ていた

きれいな カーテン

汚れのない 白い床と壁

そこには 幸福の 無気力な

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クソビッチ

あえぐときの

「いやだ」
「やめて」

でしか本音を口に出せなかった

わたしのなかにいる うつくしい少女の

悲痛な叫び声は

ただの火種として

消費された

それでも少女は うつくしいから

うれしそうな男の声に

よかった と微笑んだ

わたしのなかの 少女性

わたしのなかの ときめき

わたしのなかの どきどき

わたしのなかの 純粋さ

わたしのこころには 

なにをされても死なな

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ただいま

きたない部屋のが安心する

くらい空のが安心する

わたしがわたしの幸福を

ぜったいぜったい許さない

わたしがどこにもいないとき

死にたい気持ちで取り戻せるの

リスカも自殺もまたやろう

薬は絶対飲まないよ

採血のときバレたなら

医師はわたしを見捨てない

卒業みたいに追い出されない

ダメになろう
ダメになろう
ダメになろう
ダメになろう

ダメにならなきゃダメなの

わたしがダメな

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思い出泥棒

きみからもらった価値あることば
わたしのこころのだいじなところ
あたたかくする行動・言葉

わたしにくれて ありがとう
わたしの頭のメモリーに
大事に 大事に 保存しとくね

それじゃあ さよなら ありがとう
Bluetoothで繋げたら
共有だけして お家にかえろ

都合のいいまま切り取って
そのまま逃げたらわたしの勝利

思い出だけ攫って消えてゆくね
きみのことそんなに信用してないから

わた

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予言

実を言うとね

あなたと未来を誓い合った日から

ずっと見えてたの

こんな終わりが

そんな未来は来ないことがわかってたから

わたしはあのとき泣いたのよ

わたしはあなたの愛を信じない

それがやっぱり 正しかった

あなたはいつも不思議がってたけど

無いものを約束するたび

わたしの心はどんどん

空虚感に満たされていったの

だから

解放してくれてありがとう

それからね

もう一つ予

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ひとを救う

ひとの、計算高さだとか
あさましさに打ちのめされてしまう

どうしようもなく何かに敗北し、
食事も受け付けなくなってしまう

私は人の業の生まれ変わりなのかとさえ思う

高尚な神を気取り、悟ったふりして目を逸らしている、

でも本当に耐え難いのです

少女のままで死にたい、

私は動物であるわたしを許せない

人を救うのは自己陶酔です

おとなになる

新しいものを消費してしまうと
たまらなく焦る、

惜しくて耐え難い

中途半端

死のうと思った。
この苦しみも、あと数時間後にはきれいさっぱりなくなると思うと、すばらしく解放的な気分になった。

怖くなった。
怖くなりました。

もし生き残ってしまったらどうしよう。
この苦しみに、さらに後遺症が上乗せされて、気味の悪い善によって生に繋がれてしまったらどうしよう。
罰だ。
罰としてそんなことが起こってもおかしくはない。
きっとそうなる。

私は、呆れ返るほど中途半端な人間です。

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生きる死ぬ

死んでも生きてもいない。

ただ私は、確かに生きたことがあるのだ。
だから、なんのことはない、死のうとした。

これからこの思考が止まると思うと、わたしはかたかたふるえて、わらいごえをもらす。

俯瞰

その人はこの暗さに安心していた。
自分で自分の首を絞めていても、それでいつか死んでも、それこそが美であると思っているようだった。

自分を、他人のように扱う。

遠くへ行こう

「遠くへ行こう。」
わたしはつぶやいた。
足は動かない。

「遠くへ行こう!」
わたしは大声を出した。
なんだ、体も動かない。

「遠くへ行こう!!!!!!!!!!!」
わたしは泣き叫んだ。

当時、わたしにとっては全ての物事が呪縛であった。

泣いてる

ひとりの泣いてる少女がいた。

あまりにも悲しそうなので、わたしはどう彼女を壊さずに癒せるか考えた。

わたしは少女の親友にまでなったつもりでいた。

考えに考えて、とうとうさあ、と声を掛けようとした途端、わっと人々が集まってきた。

甲高い声で
大丈夫?
泣かないで
はい、ハンカチ。

あまりにうるさくて、耳がわんわんとした。
このらんぼうもの。

わたしは嫌になってその場を去った。

少女は、

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自殺

自死は最大の装飾。正月のしめ縄。クリスマスツリーの星。本の表紙。