クソビッチ




あえぐときの

「いやだ」
「やめて」

でしか本音を口に出せなかった




わたしのなかにいる うつくしい少女の

悲痛な叫び声は

ただの火種として

消費された




それでも少女は うつくしいから

うれしそうな男の声に

よかった と微笑んだ




わたしのなかの 少女性

わたしのなかの ときめき

わたしのなかの どきどき

わたしのなかの 純粋さ


わたしのこころには 

なにをされても死なない 天使が住んでるの



すべては わたしの責任

わたしを汚してるのは わたし

だから わたしは 強い



天使は 泣いてる


わたしは 気の抜けたかおで

わらってる






鼻をかすめる


早く消えて

消えて

消えて

消えて

消えて

消えて

消えて

消えて


消えて





消えて

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