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【映画】<マトリックス>4作目を観て「SF/アクション」の映画から、「仮想世界/メタバース」の映画として見方が変わった話#140

こんにちは。
最近、映画ネタでブログが続いております。
月に1度は映画館で観るのが習慣になってきて、映画熱が再熱しております。

今回は、1999年に第1作目が公開され18年ぶりに続編が公開された
マトリックス」作品について書きたいと思います。
4作目を何度か観直して、自分の中で答え合わせができました。

「SF/アクション」として衝撃を受けた作品だったマトリックス

第1作目が公開された当時、私は小学生でした。
金曜ロードショーで初めて観て、VHDに録画し何度も繰り返し観ていたのを覚えています。
吹替の台詞を最初から最後まで丸暗記していたほどです。笑

公開当時、映像のクオリティがとても反響を呼ぶ作品だったと記憶しています。
映像に加え、主演のキアヌ・リーブスさんが銃弾をかわすためにのけぞるシーンもとても印象的です。
マトリックスを観て、銃撃戦と格闘戦があれほどまでに繰り広げられる作品に魅了され、戦闘シーンのサウンドトラックも耳に残っています。

物語は主人公が探し求めていたモーフィアスと出会い、「現実世界」と思っていた世界が本当は脳内でつくり出されている仮想世界であったことを気付かされたところから始まります。
初めて観た時「仮想空間」「仮想現実」というものを、ちゃんと理解はできていませんでした。
リアリティの高いゲームの世界」という感覚だったと思います。

1度では理解できなかった4作目の「レザレクションズ」

昨年公開された第4作目を映画館で観ました。
続編が公開されるというニュースを見た時からとても楽しみで、
どんな新しいアクション、世界観が描かれているのだろう!
という期待がありました。

ですがっ!!
正直言って、初見で内容があまり理解できませんでした。。。
主人公が普通の生活をしていたり
モーフィアスやスミスが違う人になっていたり
第1作目の冒頭のシーンを俯瞰して観ているシーンがあったり
観終わった後、私の期待していた内容や展開とは違ったものでした。

主人公のネオはキアヌ・リーブス
トリニティはキャリー=アン・モス
ここは一緒!というのが理解できたこと。
※メロヴィンジアン、ナイオビ役も一緒です。

人とマシーンの戦争が終わった第3作目から、これは話が続いているんだろうけど繋がりがわからない。。。
トリニティも空を飛んでしまっているんですけどーー!!
むしろ第3作目で戦争を終えてハッピーエンドで完結しててもいいんじゃないかっ?!と思ったほどです。
第2作、3作目と脚本・監督は一緒なので、繋がっているはずなのですが。

「仮想世界」「メタバース」を描いている作品!と見方が変わった

株式会社アノマリー代表取締役CEOのカリスマカンタローさんが、マトリックスと仮想現実についてインタビューで触れている記事がありました。

映画『マトリックス』を1999年に見た時から、全ての活動が仮想現実の世界で行われる時代はやがて来るだろうなと確信めいたものを感じていました。それから量子力学の勉強を始めたくらい、あの映画は僕の人生観に影響を与えています。

YAHOO!JAPANニュース:ダンスがメタバースを加速させる。ドコモXR技術との融合で1億円プレーヤー輩出も

公開当時にこの作品を観て、「仮想現実」が将来起こりうることをイメージしていたことが驚きでした。
人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」とフランス小説家ジュール・ガブリエル・ヴェルヌの名言を残しています。
2016年にカリスマカンタローさんは、「MOTIONBANK」というダンスモーションのデータを管理する事業を立ち上げられています。

マトリックス第1作目で、モーフィアスがネオにビルからビルに飛び移ることを、カンフーで戦っている時も「できる!(実現できる)」と自分がイメージすることを教えているシーンがありました。

カリスマカンタローさんの記事を読んで、「仮想現実」「メタバース」という観点から第1作目から第4作目を観直して、マトリックス作品の全部が繋がりました。
製作者がどのような意図で描き、作品をつくったかはわかりませんが、「仮想現実」「メタバース」を描き「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」というメッセージがあるのかなと思いました。

「もし、自分が今生きている世界も仮想現実」
「マトリックスのように、何度も作り変えている世界」
「自分を主人公としたゲーム世界」
をプレイしていると思うと、
「全ての出来事が自分自身で巻き起こしている」と想像するのも面白いかもしれません。

枡田泰明

参照:
ダンスがメタバースを加速させる。ドコモXR技術との融合で1億円プレーヤー輩出も

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