僕がメンヘラに洗脳されるまで
見てくれる人、noteをきっかけに久しぶりに連絡くれる人がいて嬉しい。
最初の記事でも書いたが
僕のメンヘラ彼女との恋愛の末路は主従関係だった。
暴力を振るわれている事実、暴言を吐かれている事実がある中でそれを”異常なこと”として認識する自分の中のセンサーが壊れている状態だった。
僕が悪いんだ。
この子は本来いい子、僕がこの子を不幸にしているんだ。最低だ。
暴力を受けるたび何度もこの感情を抱いた。
そして、こんな最低な人間に寄り添ってくれる素敵な女性は彼女しかいない。絶対に別れてはいけない。と本気で思っていた。
同棲初期、良好な関係を築いていた彼女と僕の間に何があったのか、客観的な視点で見ていきたいと思います。
それはまさに洗脳と呼べるものだった。
その過程を簡単な図にまとめてみた。
①愛情表現ー喜び
これは同棲初期から見られた。
〇〇くん(僕の名前)以外の男は興味ないから連絡先消すね。
彼女はtwitter、instagram、LINE
彼女は僕の目の前でどんどん男の連絡先を削除していった。
この子は僕のことが好き、僕のことしか見ていない。心のそこから愛されているんだ。僕しかいないんだ。
頼んでもいないのに自らの意思で男性の連絡先を消していく彼女を前にして優越感にも近い感情を抱いたのを覚えている。
他にも献身的な行動の数々。尽くしすぎるというほど尽くす子だった。
愛されているという実感は僕に大きな自己肯定感をもたらした。
②自傷ー悲しみ
これは同棲して3ヶ月ほどたった頃に見られた。
会社で3時間ほど会議があり、その際ポケットに違和感を感じた。
見ると、私用スマホにラインの通知が20件ほど溜まっていた。
全て彼女からのもので、最後は画像通知だった。
それを開いた僕は絶句した。
手首には真っ赤に染まる平行線。
リスカの跡だった。
〇〇くん、返事ないよ。嫌いになったの。もう私のこといらない?今から死ぬね。
なんとかしなければという思いでその日は16時くらいに仕事を終えたのを記憶している。
家に着くと彼女が泣いていた。
〇〇くんが無視するから、嫌われたのかと思った。
この子、ヤバイと素直に思った。
だが同時にこんな感情が巻き起こっていた。
愛おしい。
その後はすごく好きだと激しく愛情を伝えられ、僕はさっきの違和感を忘れていた。記憶から抹消したという方が正しいかもしれない。
〇〇くんが時間通りに帰ってこない。
〇〇くんが女のtiktokを見てる。
〇〇くんの飲み会に会社の女が参加している。
〇〇くんが女と電話している(同僚の女)
○○くんが言うことを聞いてくれない。
理由はいろいろあった
その後も自殺未遂。ODなど繰り返したがその度に彼女は愛を伝えてきた。
思い返せば、ここから歯車が狂ったのだ。
いつしか僕は彼女を追い込んでしまった自分を攻め始めたのだ。
③暴力ー怒り
これは同棲半年目くらいから始まり。
コロナによるリモートワークを機に慢性化した。
殴る蹴るは当たり前、アイロンで叩かれたことや、包丁を持ち出されたことがあった。向こうが気にくわない事象が発生した時に止められない怒りが暴力といった形で僕に向けられたのだ。
詳しくは下記にまとめてある。
暴力も振るわれた当初は
いかなる理由があろうと暴力を振るうのはおかしい。なぜそこまでされるんだ。という正常な感情を抱いていた。
彼女は暴力を振るった後に必ず、涙を流して優しくなる。
ごめんね、ごめんね。
〇〇君も大変だったよね。
謝ってくるのだ。
そのまま愛の言葉を告げられたこともある。
自傷や暴力によってすり減っていく自分の自己肯定感、そして愛情表現によりまた高まる自己肯定感。
愛情表現、自傷、暴力を何度も行ったり来たりする毎日。
怒り、悲しみ、やるせなさ、喜び、満足感、虚無感、敗北感。
彼女の行動に揺さぶられ、いろんな感情が目まぐるしく変化していくのだ。
それはまるでジェットコースターのようだった。
いつしか僕は思考することを辞めてしまった。
自分がされていることをおかしいと認識する感覚を失ってしまった。
他者に承認されることで得られる偽りの自己肯定感に救いを求めてしまった。
彼女によって負わされた傷さえも愛おしく思われた。
9畳のワンルームに僕の魂は囚われた。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。今、心の傷を少しづつ癒しながら元の自分に戻れるよう頑張っています。よろしければサポートお願いします。少しでもご支援いただければそれが明日からの励みになります。