テレワークに順応できない男

25歳の広告プランナー。生き辛さをテーマにエッセイを書いてます。恥だらけの人生をどこか…

テレワークに順応できない男

25歳の広告プランナー。生き辛さをテーマにエッセイを書いてます。恥だらけの人生をどこかで泣いている誰かのために。

マガジン

  • メンヘラ彼女同棲録。

    1年半同棲したあの子はメンヘラだった。傷つく体、蝕まれる心、今にも消えてしまいそうな貴方に僕は恋をして、壊れた。

  • 青春コンプレックスという病

    地方進学校に進学し、置き去りになった青春をここに綴る。

最近の記事

25歳のリアル

iphoneの目覚ましがなる。 無意味な2回の目覚ましを経て起床。 月曜。8時。気だるい朝が始まる。 今日は会社に行きたくないななんて考えながらも 自然と足がむく。 僕を突き動かしているのは責任感でも信念でもない。 ただの”習慣”が実は一番己の背中を押すのだろう。 地下に降り立つと、満員の東山線。 まるで棺桶のみたいだ。 眠そうな目をこすり、機械作業的にスマホゲームをこなす同志たちを横目に 見たくもないインスタグラムをこれまた機械的に開く 週末の友人たち

    • 1ヶ月投稿の結果を振り返る

      こちらは6月11日(木)までの結果を振り返ったものです。 まとめるのに時間がかかってしまい申し訳ありません。 ①ダッシュボード分析累計期間: 34日間(1ヶ月過ぎててごめんなさい) 累計記事数:21 【初投稿】2020/05/09 18:33 【21稿】2020/06/11 02:24 全体ビュー👁: 5768 スキ❤︎ 422 ②記事分析記事内容によってビュー、スキに影響があるかを調べます。 1、ビュー、いいね分析を集めた記事 ビュー1位👑:『テレワーク開始は死刑宣

      • クズ男のもとに消えたあの子。

        かつての恋愛の話をしよう。 クズ男はモテる。 平気で浮気を繰り返すような男、 DVをする男、 女性をモノのように扱う男、 一見、モラルのかけらもないような男たちはなぜかモテる。 そんなクズ男にハマってしまった女性に恋をした話だ。 大学1年生の冬ごろだったろうか。 女性の顔色ばかり伺う相変わらずの非モテっぷりな僕が アルバイト先の女の子に恋をした。 僕の非モテエピソードは下記に綴っておく。 ・『失恋ピエロ』 ・『学生時代に恋愛をしないと本気でこじらせる』

        • 大学のグローバル化に待ったをかけたい。

          世界で活躍する人間になりたい。 身体にぴったりと会ったスーツを着てジェット機に乗り込む。 ニューヨーク、ロンドン、パリ、北京、、、 右手には銀のアタッシュケース 歴史、文化、IT、政治、古来から今まで様々な知識をつけて 異なる肌の人々との話に花を咲かす。 世界を股にかけ商売をするんだ。 大学入学時、漠然とした目標を立てていた。 僕の進学した大学はグローバル教育に力を入れており 国際寮という留学生と共同生活を送る寮があった。 入寮には志望理由書が必要で、そこ

        マガジン

        • メンヘラ彼女同棲録。
          6本
        • 青春コンプレックスという病
          3本

        記事

          失恋ピエロ

          自分はピエロなのかもしれない。 己に絶対的な自信がないため、 恋愛において自己主張をあまりしてこなかった。 相手にとって都合のいい自分を作り、演じてきた。 何度も脱却を試みたが、どうも無理らしい。 陰キャラ時代を未来永劫引きずっていくのだろう。 僕の恋愛弱者エピソードは下記リンク纏めてあるのでぜひ読んで欲しい。 ◆『学生時代に恋愛をしないと本気でこじらせる』 ◆高校の教室に青春という忘れ物をした 僕の10代はピエロそのものだった。 大学2年生の夏頃、付き合っ

          【詩】金曜のピザパーティー

          4畳半には少し大きな テーブルクロスを広げよう インターホンが聞こえたらパーティの合図 今日は独り占め Lサイズのピザ 号令は弾けるコーラ 冷えたグラスが週末前の心みたいに 満たされてゆく ユーチューブから僕だけのヒットチャート 奮発してファミチキも買おう 今日だけはカロリーに手を振る 明日やろうが馬鹿野郎なら 僕は偏差値0だって構わない 招待客はゼロのパーティをしよう。 誰も文句を言えやしない。 ピザの残り枚数で喧嘩しないし、 サイドメニューの

          【詩】金曜のピザパーティー

          マッチングアプリを3時間でやめた

          まだ見ぬあなたに指を重ねて スワイプ。 スワイプ。 その笑顔の向こう側のあなたはどんな気持ちなんだろう。 無意味な問いを浮かべながら、またスワイプ。 もはやスワイプが何に対してのいいね!なのかわからなくなってくる。 おめでとう。○○さんとマッチしました。 というやけに仰々しいエフェクトと共に、 今度は手続きのようなやりとりがはじまる。 どこ住み?仕事は?趣味は? 新卒3年目のサラリーマンにはちょっぴり重めの 9000円課金したマッチングアプリを僕は3時間

          マッチングアプリを3時間でやめた

          ”死にたい”を肯定したい。

          己もメンヘラなのではないかと指摘される機会が増えた。 原因は、よく周囲に死にたいと漏らしているからだろう。 僕に至っていえば、本気で死にたいと思ってはいない。 正しく言うならば、死にたいと漏らしている瞬間は比較的本気で死にたいと思っているのだが、それは永続的に続く感情の刹那的なワンカットに過ぎない。 極端なはなし、 死にたいと思った3秒後には 仕事の進捗や明日の献立を考えていることだってある。 死にたいという発信は同時に自己の生存確認の手段でもある。 それゆえ

          ”死にたい”を肯定したい。

          【随想】母が私を産んだ年齢になっていた。

          気づけば、母が私を産んだ年になっていた。 24歳にして人生の伴侶を見つけた母。 その事実を噛み締めると、時の速さと焦りの味がする。 見合い婚で選択肢がなかったからと嘆く母が 家庭に参加しない典型的昭和人の父を前にして文句を垂れながらも 時折、幸せそうな表情を見せることを羨ましく感じる。 気づけば、あれほどなりたくなかった大人になってしまった。 また一人、同級生の名字が変わり、 タイムラインをスクロールする指の下には幸せがある。 片思いしたあの子は誰かの妻とな

          【随想】母が私を産んだ年齢になっていた。

          塾長からいじめに遭い自殺未遂をした

          落下。 身体が宙に浮く。 物理法則に従い自由落下していく身体とは裏腹に 意識は空へと飛んでいく。 まるで時間が延長したような不思議な感覚に包まれる。 着水。 11月の隅田川の水が一斉に体を突き刺した。 静寂。 僕は確かに生きていた。 望み通り死ぬことができなかった情けなさ、 生きていたことの喜び、いろんな感情がごちゃ混ぜになって脳をめぐる。 2015年11月5日。僕は自殺を図った。 大学3年生の頃、僕は塾講師のアルバイトをしていた。 当時付き合ってい

          塾長からいじめに遭い自殺未遂をした

          彼女に切りたいと言われたら

          また、やっちゃったんだね。 もう何度この言葉を吐いただろうか。 残業を終え帰宅。 うずくまる彼女。 手首には赤い平行線。 自傷癖のあった僕のメンヘラ彼女(通称ヘラ子)は 嫌なことがあった時、さみしい時、怒った時、よくリストカットをした。 ヘラ子との1年以上にも及ぶ同棲の日々は下記に綴ってあるので気が向けば読んで欲しい。 (リモートワークは死刑宣告だった) (僕がメンヘラに洗脳されるまで) ヘラ子も同棲した最初はリスカを一切していなかった。 なんなら僕と付き

          彼女に切りたいと言われたら

          リゾートバイトで労働の闇を見た。

          仲間たちと楽しく稼ごう! リゾート地で遊びながら、自分のペースで働こう! 聞こえのいいキャッチフレーズとともに 男女6人ほどのグループが水着を着て仲良くピースサイン。 リゾートバイトの広告は気持ちわるいほどに 労働という側面を見せてこない。 かくいう僕もそんな広告に騙されて、大学5年生の夏休み、留年分の学費を稼ぐために友人とリゾートバイトに1ヶ月間参加した。 25万ほど稼げるし、3食支給で滞在費もかからない。 名前は伏せるが休みの日は有名リゾートを満喫すること

          リゾートバイトで労働の闇を見た。

          マイルドヤンキーは本当に幸せか

          上を見ればキリがない。 会社員をはじめて感じたことだ。 一生懸命働いて得られる月の手取り25万 年収にして420万。 年収500万を超える人は全体のわずか10パーセントほどということだ。 だがその一方で 自分と同じ、25歳の同級生で、外資系企業などに勤務し、 すでに1000万円近くの年収を得ているものもいる。 大学の友人のインスタグラムをひらけば、高級なホテルや有名料理店の食事が次々に飛び込んでくる。 いったいどこからそんな金が湧いてくるのか不思議でならない

          マイルドヤンキーは本当に幸せか

          学生時代に恋愛をしないと本気でこじらせる

          はっきり言って女性が苦手だ。 話せないとか緊張するとかそのような類の問題ではなく、 自分のような人間が、、とつい卑屈になってしまうのだ。 いわゆる陰キャラで女子と話すことはほとんどせずに高校時代を過ごしてしまった。 完全にこじらせていた。 僕がこじらせる経緯は下記に纏めてあるので読んで欲しい。 大学に入れば恋愛をすると決めていた。 当時の僕は丸刈りにメガネ、おまけにオタク、さらに卑屈な性格とモテない要素をミックスしたような状態だった。 靴下も白い学校指定のもの

          学生時代に恋愛をしないと本気でこじらせる

          売り手市場だった17卒就活で58社連続で落ちた

          3月1日。 その日のキャンパスは何かが違っていた。 黒い蟻たちが行列を作る。 中には鮮やかな色を無理やり塗りつぶしたような黒もあった。 そしてほとんどの者が似たようなこわばった表情を浮かべていた。 僕も着慣れない黒いスーツに身を包み、これまた不自然な7対3の髪の毛とともに合同説明会の会場にわざと遅れて向かった。 結局は僕もアリンコだ。 自己嫌悪の感情でいっぱいだった。 私の友人には留年した者が多く、まるで高みの見物のように就職活動を迎える同級生たちを見下ろして

          売り手市場だった17卒就活で58社連続で落ちた

          高校の教室に青春という忘れ物をした。

          青春。 僕はこの単語が非常に苦手だ。 部活動。仲間と流す汗。 団の勝利を信じて声を張り上げる体育祭。 文化祭準備の中迎える日暮れ。 仲良し男女4人グループで放課後カラオケ。 付き合いたての彼女との通学路。 制服しか知らないあの子の私服姿。 その全てを僕は知らない。 お前はこじらせてる。 これは周囲の友人から嫌というほど言われてきた言葉だ。 青春もののドラマを批判し、 流行りの恋愛ソングを嫌悪し、 団結を薄っぺらいと嘲笑した。 僕は青春と呼ばれる高校

          高校の教室に青春という忘れ物をした。