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安心感に触れられる野菜

こんにちは、だいきです。

畑を見ていると、人と畑との関係性に思いを巡らすことがあります。

人が介入するから、自然は均整が保たれて、
一つの大きな生態系が成り立っています。

野菜は、育てる人の声を聞いて、
その人と対話を重ねることで成長し、
エネルギーと栄養を蓄え、
実りをもたらします。

自分の行いは、野菜にとって適切であるか。
自然の循環を止めていないか。

自然と共に生きるというのは、
畑で野菜をつくるようになってから
特に意識するようになりました。

野菜は人を見ているし、
どのように見られているかによって、
反応や答えは変わってきます。

例えば、対象をお金を生むものとしか思っていなければ、
そこに愛情や純粋な想いは失われて、
単純な物質しか生まれませんが、
真摯に向き合い続けていれば、
細部にこだわりが詰まった美しさが立ち現れてきます。

細部にこだわるからこそ、
受け取り手の感じ方が変わり、
何故か、ホッとする安心感が得られて、
自然と笑みがこぼれるようになります。

自分で育てた野菜を食べると、
スーパーで購入した野菜とは全く違う安心感があります。

美味しさや美しさの根底にある安心感に触れられるから、
また食べたいと思うし、
これからも野菜との対話を楽しみたいと思えます。

これが野菜を育てている農家の特権でもあり、
使命であると感じています。

「何だかホッとする安心感に触れられる野菜を育てたい。」

というのが、目指したい姿として明確にあります。

そのために、一年を過ごしたいし、
畑の環境を改善して、
野菜とエネルギーの交流が起きる場をつくっていきたいと思います。

細部にこそ、その人の想いが表れるので、
より丁寧に、想いを込めて、
野菜づくりに携わっていきます。

それでは、今年もよろしくお願いします。



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