見出し画像

二月の農作業と世界の見え方

こんにちは、だいきです。

二月も前半が終わろうとしています。
畑では、玉ねぎの畝の上に刈り取った草を被せて、
草のマルチングをしています。

この草マルチをするだけでも、
土に与える影響は計り知れません。

隣の畝でも同じように玉ねぎを植えていますが、
草マルチをしていると、玉ねぎの成長が早いと感じます。

逆に、マルチングをしていないと、
霜で土が浮いてしまって、玉ねぎの苗が倒れてしまいます。

イラの畑は谷戸にあって、
この時期は、11時を過ぎないと霜が溶けません。

太陽の光が、周りの森林で遮られてしまうので、
冬の間は、ほんのわずかな光しか当たらず、
ほとんどは日陰になっています。

なので、冬の時期に植わっている野菜を守るためには、
畝を不織布で覆い、マルチングをして地温を保つ努力が求められます。

冬の間は、農閑期と言われることが多いですが、
冬は冬でやることがあり、
畝立てや野菜のお世話で忙しくはないけど、
暇でもないという時期になります。

この時期の過ごし方によって、一年の良し悪しが決まってくるので、
農家にとっては大事な時期なのです。

また、畑を観察していると、
夏のように、一日で草が伸びていて、
毎日野菜を収穫するということは無いのですが、
その分、微細な変化がよく分かり、
野菜の成長の具合をじっくりと観察することができます。

葉物類はとう立ちと言って、
茎が伸びて、花を咲かせているものも見受けられます。

菜の花がこの時期に咲くのは珍しくて、
例年であれば、3月に咲いているものです。

近年の気候変動が影響しているのかもしれません。

また、梅の木のつぼみが開いて、花を咲かせています。

季節を植物から感じられるようになると、
自然との関わりが深まっていきます。

また、観察の目も養われていくので、
単純に畑を見るよりも面白い情報を得ることができます。

一つ、何か新しい情報を知ると、
世界の見え方が変わります。

インプットした知識や経験から、
世界をよりクリアに見ることができれば、
面白い世界が目の前に広がっていきます。

知識や経験というのは、
自分が見ている世界を拡張していく役割があると思っています。

情報として知っているだけではなくて、
実際に、観察して経験に基づいた判断は、
リアルに現実の世界を定義してくれます。

昨年との比較もできるし、
季節の移り変わりを認識できるようになる。

自然の観察や植物に意識を向けてみると、
面白い発見がありますよ。

また一年後や三年後には、
同じ畑を見ていても、感じ方が変わっていると思います。

自分の変化や成長を楽しみに、
日々、畑と向き合っていきたいです。

それでは、また!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?