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季刊 自治と分権 2021年冬 第82号 ブックレビュー
尾林芳匡弁護士・入谷貴夫宮崎大学教育文化学部(現:地域資源創成学部)教授
編著「PFI神話の崩壊」
市川 京之助(自治労連愛知県本部・西尾市職員組合)
本書は、2009年(平成21年)に刊行されています。
奇しくも、2016年(平成28年)に愛知県の西尾市では、市の公共施設を対象として、14施設を解体して5施設に集約するほか、12施設の改修、7施設の運営、168施設の維持管理などを包括するP
【財務1 根拠法令など。】(結局、法令など。。)
この投稿は、某地方自治体の勤務で思うことを記録し、自分へのマニュアルとするものです。
地方自治体財政の根拠法令は、地方財政法です。
全30条のうち、最初の方をコピペします。
(出典:電子政府の総合窓口 〈e-Gov法令検索〉)
https://www.e-gov.go.jp
どの法令や例規などもそうですが、第1条に目的があります。
ちなみに、地方財政法の第2条には、「いやしくも(苟も)」と
【法務1 法令、例規とは】
この投稿は、某地方自治体の勤務で思うことを記録し、自分へのマニュアルとするものです。
法令とは、法律及び命令の総称であり、法律は国会で制定し、命令には内閣の閣議による「政令」と各省の大臣が制定する「省令」があります。
例規とは、地方公共団体の議会で制定する「条例」と首長(都道府県知事又は市町村長)が制定する「規則」を指します。
どの地方公共団体のホームページでも「例規集」を閲覧することができま
公務のための自分マニュアル
【プロローグ 地方公務員の仕事とは】
この投稿は、某地方自治体の勤務で思うことを記録し、自分へのマニュアルとするものです。
地方公務員は、憲法を尊重し擁護する義務があります。
憲法第九十九条
天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
この義務は、地方自治体の条例において、宣誓書に署名するところがほとんどだと思います。(例外があれば教えて
日本は本当に戦争する国になるのか?
日本国が戦争する、しないとの論議があります。
長野県の松本市出身で、信州大学経済学部特任教授の池上彰氏の「日本は本当に戦争する国になるのか?」(2015年12月刊)を読み返しました。
2019年10月18日、石油タンカー航路の安全確保のため、自衛隊をホルムズ海峡に派遣する検討を、安倍首相は国家安全保障会議で指示し、結果としては派遣が見送られました。
池上氏の著書から要約すると、「ホルム
全国民が読んだら歴史が変わる 奇跡の経済教室【戦略編】(抜粋)
元経済産業省の官僚であった中野剛志氏の書籍からの抜粋です。
全国民が読んだら歴史が変わる
奇跡の経済教室【戦略編】
中野剛志 著
KKベストセラーズ
〈引用〉
P145〜
調整型官僚と族議員
1960年代から1970年代までの日本の政治において、政策の最終的な決定権を握っていたのは、あくまで自民党でした。官僚ではありません。
(中略)
官僚たちは、政治家や利益集団との間の調整や人脈作り
自治労連・地方自治問題研究機構「自治と分権」no.78 2020.冬号(新年号)ブックレビュー〈ノーカット版〉
全国民が読んだら歴史が変わる
奇跡の経済教室【戦略編】
中野剛志 著
KKベストセラーズ
市川京之助(自治労連愛知県本部)
〈著書から引用(抜粋)〉
『目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】の続編になります。
【基礎知識編】では、主に経済に関する話を中心にして、平成日本の経済政策がほとんど180度と言っていいほど、間違っていたことを明らかにしました。
そして、それが日本経済
季刊「自治と分権」75号(2019年春号) ブックレビュー
自治労連愛知県本部
西尾市職員組合 市川京之助
名著17冊の著者との往復書簡で読み解く 人事の成り立ち「誰もが階段を上れる社会」の希望と葛藤
海老原嗣生・荻野進介 共著
白桃書房 定価:本体2500円+税
本著は、「なぜわたしたちの働き方は変わらないのか?」について、日本型雇用の強みと課題を、戦後から平成という時間軸と欧米との比較から描き出している。
雇用ジャーナリストである著
【徳川家と吉良家、水をめぐる緊張関係】
忠臣蔵で敵役として名高い吉良上野介義央(きらこうずけのすけよしひさ)は、領地だった愛知県西尾市吉良町では、私財で水害を防ぐ堤防「黄金堤(こがねづつみ)」を築くなどの名君と引き継がれています。
元建設省の竹村光太郎氏の著書「地形から読み解く日本の歴史」によると、赤穂浪士の討ち入りは、徳川幕府によって仕組まれた「事件」としています。
吉良家は元々は足利将軍家の分家であり、朝廷と徳川幕府の仲
もし、慶応大学野球部のマネージャーが真田家の『末裔』で大学教授になったら(仮題)
第50回Sky 平成31年1月15日(火)
真田スペシャル備忘録
※説法録メモのため、聞き取った内容をそのまま掲載しています。不適切な表現があるかもしれませんが、適宜修正します。
【真田幸光先生の生い立ち】
板橋区常盤台の下町にて、1957年9月23日生(秋分の日。4年に一度ずれる。)
土地を所有していた祖父が米沢出身であり、上杉の家来であった。庭で子どもが野球をすることができ、サザエ
【「世界の中心でY氏が叫ぶ(仮称)」を聞いた話】
♦︎国際情勢
アメリカの中間選挙は予想どおり。
上院は1/3が改選。共和党のトランプは負けなかった。
下院は全改選。民主党が勝ったが、ある意味予想どおりではない(もっと勝てたはず?)。
2年前にヒラリーが負け、3期民主党からトランプ政権になった。背景として、ヒラリーは民主党らしくない。
民主党は、バランス・均衡により、仲良く手を携えるタイプ。
共和党は、オレに従えついてこいタイプ(ブッシュ、トラン
公共インフラの水道民営化について
2018.8.27記
水道民営化法案が、出されては否決を繰り返していたが、今期の国会で成立しそうである。
水道は、食料及びエネルギーと併せて住民の生活に必須であり、自治体が責任を持って管理すべきインフラである。
水道管が全国に普及してから、昨今は更新時期に入っているが、どの自治体も財政及び人材の事情により、一気に更新ができない。
これを民営化の手法の法案によって解決するという論理
AIから決別した村の末路
AI?
巷の自治体では、随分と人件費の削減に貢献したそうですね。
まあ、2050年現在では生産年齢人口が著しく減少し、いくら給料を上げても自治体間で人の奪い合いですからね。
私?申し遅れました、愛知・逢多村で村長をしております滋賀内蔵と申します。
島の人口は200人、愛知で唯一の「離島」でございます。
今となっては、かつて島だった地域に橋や地下トンネルが整備され、超高速ネットインフラも整っています