月の空

「ねぇ、今日の月デカくない?」
「あー、そういえば」
「空も紅い気がする」
「そういえば真昼間に月が出てるってのも」
「もっと広いところに出て見てみようよ」
「うん」

「さっきより大きくなってる」
「近づいてきてる、よね」
「これ、もしかして落ちてきてる?」
「嘘でしょ。えっ、だとしたら」
「逃げないと」
「何処に」
「逃げる場所なんてないよ」
「じゃあどうするの?」
「見てるしか、ないの?」
「どうしよう」
「どんどん近づいてきてる」
「月が、空になったみたい」

「……潰される」

なぜだか今宵はとっても頭が冴えて眠れず、大昔の私の創作メモを漁ってみていた最中、こんな割と整えられた夢日記を発見したのでお披露目しつついい加減寝ます。おそらく高校生あたりに見た夢。
全然顔を出せていませんが、生きてます。

私の物語を読んでくださりありがとうございます。 スキやコメントをしてくださるだけで、勿体ない気持ちでいっぱいになるほどに嬉しいです。うさぎ、ぴょんぴょこしちゃう。 認めてくださること、本当に光栄に思っております。これからもたくさん書こうと思っておりますので、よければまた。