見出し画像

越前が、またお会いしたい方がいる場所になりました ikumado越前市ワーケーション報告⑥

ikumadoメンバーを対象とした「越前市親子ワーケーション」が2023年8月に4泊5日のスケジュールで開催されました。参加された今川綾恵さんに、子どもを連れてワーケーションをするという経験を通して得られた、新しい気付きや発見についてお話をうかがいました。


「小学2年生の夏休みに何ができるか」を考えて

私は今、夫と3人の子どもたちと東京で暮らしています。子どもは8歳の娘、4歳の娘、2歳の息子です。今回のワーケーションへは、2人の娘と私の3人で参加しました。

参加の目的は、子どもの体験を増やすこと。今年の3月から会社員になり、比較的自由度の高い会社ではあるのですが、長くどこかへ行くことはできなくなりました。昨年までは自営業で、時間が自由になる働き方でした。夏休みになったら、いろいろなところへ連れて行く。そんな遊び方をしていました。

「今年の夏はずっと学童や保育園かな」

そう思っていた時期に、越前市のワーケーションを知りました。ワークしながらのバケーションなら今の働き方でも仕事を休むことなく、子どもたちの体験が増やせるのではないかと考えて、参加することにしました。

遊びの体験が豊かだった「もやいの郷」

地元の学童保育プログラム「もやいの郷」で子どもたちが過ごしたのは、3日目と4日目です。地元の得意な方に教わりながら水でっぽうを作ったり、子ども達が中心になってお料理をしたり、たくさんの体験を楽しんでいました。

越前市おやこワーケーションに参加したのは、もう3・4ヶ月前のことになるのですが、このときの経験が子どもの中にはビビッドに残っていると感じます。

先日、家でポトフをつくったときに、8歳の長女がソーセージ作りをしたときの話を始めました。「お肉をぐちゃくちゃにしてまぜまぜした」という話から、「あれは生だとブヨブヨしたんだよね」という腸詰めをしたときの感覚まで言葉にしてくれました。父親に対しても「作ったんだよ!」と自慢げに話をしていましたね。

イベント以外の時間も、遊びの体験がとても豊かでした。屋内の広いスペースを自由に走り回っていました。そこにいる大人も巻き込みながら全力で鬼ごっこをしたり、新聞紙を丸めてキャッチボールが始まったり。驚いたのは、越前の和紙でふんだんにお絵描きをしていたことです。和紙がらくがき用紙になっていて「もったいない!!」と思ってしまうほどでした。

手作りのソーセージを焼く様子

越前市で「ちょっと暮らす」が入った時間

「もやいの郷」の時間は子どもを預かっていただいて、私は仕事に集中する時間だと考えていました。予想外だったのは、子どもと離れられない自分の発見です。
下の子が4歳で、親と離れて預けられる最年少だったのですが、目の届く範囲に置いておきたい気持ちがぐんぐん出てきたんです。自分ではさっぱりしてる母親だと思っていたので「新しい環境では、こんなに子どもたちが心配になるんだ!」と過保護な自分を発見しました。

結局、子ども達を横目で見ながら仕事をすることにしました。そのおかげで見られたのが、先ほどお話した子どもたちの豊かな遊びの風景です。なかでも、その場で出会った大人との関係を見ることができたのが新鮮でした。見知らぬ環境でも大人に助けを求めることができる姿など、非日常だからこそ子どもたちの成長を垣間見ることができました。

旅行と今回のワーケーションとの一番の違いは、地元の方との関わりが多かったことですね。初日から「まあいくつ?かわいいね」とエレベーターでおばあちゃんに声をかけられたり、公共の遊び場でもスタッフさんが丁寧にお話をしてくれたり。越前は人が温かいと感じました。普通の旅行より地元の人と話す機会があって、皆さんの喋り方も身近に感じられました。

子どもが中心の料理風景

旅行でもワーケーションでも、また来たい場所

初日に行った市営の児童館(てんぐちゃん広場)は無料なのにとても充実していて、思わず夫に連絡するほど興奮しました。夫は東京出身で、家族は東京から離れる予定もないのですが「ここなら暮らせそうだな」と思いました。雪道の運転以外に不安要素はないかもしれません。
地元のスーパーでゆっくり買い物をしたり、思いつきで子どものヘアカットまで行く余裕ができたりと、越前で暮らす感覚に少し触れたときに「あれ、私これ、東京でがんばる必要ってあったかな?」そんな思いが出てきました。

いい機会、いい出会いだったと思っています。越前が好きになりました。次は冬にカニを食べに行きたいです。今回みたいなプログラムで1週間のワーケーションがあったなら、また参加してみたいです!もやいの郷の皆さんにも、また会いに行きたいと思っています。

唯一無二の時間で、忘れられないひと夏の思い出になりました。全力でおすすめしたい体験です。宿泊や食べ物もほんとにいいところばかりなので「他の方の記事も全部読んでください!」と言いたいです。


ライターの感想

今回、綾恵さんにインタビューをさせていただき、温かい人柄と豊かな自然と空間の越前を知りました。私も、今すぐにでも越前に行きたくなりました。なんで今回参加しなかったんだろう! わが家の家族は私と夫と、8歳と2歳。他の家族とご一緒できる子連れのワーケーションは、広い意味での家族が増えるイベントとしても、とても魅力的に感じられました。PCさえあれば仕事ができる時代。私もワーケーションを越前で体験してみたいです!

(取材・文:松本有里)


今回のワーケーション起案者・梶並さんのインタビューはこちらから↓

育休&共働きコミュニティikumadoとは

ikumadoは「キャリアも育児も大事な社会をつくる」をミッションに活動している育休&共働きコミュニティです。
大好きな子どもも、夫婦どちらの仕事も、ぜんぶ大事にしたい、そんな想いがあれば、妊娠中、育休中、復職後いつからでも、無料で、無期限で、自分のペースで参加できます。
参加ご希望の方は、入会フォームを送信後、Facebookグループにご参加の申請をください。

また、各SNSでも子育てTips、イベント情報、開催報告をお届けしています。ぜひ、フォローしてみてくださいね!
・ikumado公式サイト:https://ikumado.net/
・Facebook:https://www.facebook.com/ikumado
・Instagram:https://www.instagram.com/ikumado/
・Twitter:https://twitter.com/Ikumado1

いただいたサポートは無料のコミュニティikumadoの運営費として使わせていただきます!