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【子育て】「やっておけばよかった」と思うこと

子育ては試行錯誤の連続です。
育児書に書いてある通りにはいきません。
そもそも育児書に書いてあることが正しいとも限りません。
育児書の内容も時代によって変わりますしね。

そして、人間は十人十色。
太郎くんにとって良かったことが、次郎くんにとっても良いとは限りません。

その子の持って生まれたものが違う上に、保護者の持っているものも違う。相性もそれぞれ。
家族構成も、生まれた土地の文化も、自然環境も違う。

子育てにはマニュアルがないのですから、
その時その時を試行錯誤しながら積み重ねていくしかありません。

ですから、子育てについて後悔はしないことにしています。

けれどもひとつだけ、「やっておけばよかった」と思っていることがあります。

それは「もっといっしょに運動すればよかった」ということ。

なにしろ私は(夫も)体育が苦手。
かけっこはビリだわ
ボールを投げたら目の前に落ちるわ
ボールが飛んで来たら逃げるわ
体操の動きをまねられないわ…
何とかなったのは水泳だけ

大学時代に
これではいけない!
自分を変革しなければ!
そうだ、体育会に入ろう!
と、体育会アーチェリー部に入部したのでした。

おかげで体幹が鍛えられ、身体が疲れにくくなったのでした。

まあ、そんな両親から生まれた子ですから、運動神経が良いわけがありません。


小学生のときにASDの診断を受けた長男も、私と同じでかけっこ、ボール運動、ダンスなどとても苦手。
体育の時間や運動会は大嫌いでした。
(今は登山やサイクリングなど楽しく運動できてます)

体育や運動会が苦手なのも辛いですが、それよりも「姿勢を保持すること」が苦手でずいぶん苦労しました。

体幹が安定しないのでいつも身体が緊張していて、よくマッサージをしたものです。


小学校の卒業式練習のこと。

その頃の担任が、
「姿勢を正したまま1ミリも動くな」と指示を出し、少しでも姿勢が崩れると大声で怒鳴るという教師。

目をつけられた長男は、何度も何度も名指しで怒鳴られたそうです。

その頃長男は、夜になると突然目を覚まし、何やら訳の分からないことを大声で叫びながら家中を歩き回るという「夢中遊行症」になりました。

卒業式が終わるとその症状はなくなりました。

けれども今でもその頃のことがトラウマになっているようです。


今では、「発達性協調運動障害」という発達障害があり、ASDの80%、ADHDの約30~50%、SLDの約50%に併存が見られるということも知られてきました。

また、「療育」に運動も取り入れられているようです。
利用しない手はなさそうですね!

長男のような思いをする子どもがいなくなるよう祈るばかりです。








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