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駅散歩:会津高田駅

 会津美里町には4つの駅があり、会津若松~会津川口間を1日7往復、只見線が走っています。(会津川口~只見間は現在運休中です。)本数があまり多くないので、なかなか只見線に遭遇することは少ないのですが、田んぼの中を悠々と走る姿が、郷愁を誘います。
 そんな只見線の町内の駅から今回は、会津高田駅をご紹介します。

会津高田駅とは

 高田の商店街に続くこの駅は、会津美里町の中でも中心的な駅です。無人駅で、緑色の三角屋根が特徴的。駐輪場もあり、高校に通う学生さんたちにとっても欠かせない駅です。

 1926年、会津線として会津若松~会津坂下駅間が開業された際、会津高田駅は新設されました。1971年には会津若松~只見間が会津線から分離され、只見線に統合。1993年に駅は無人化となり、現在の駅舎は2000年に竣工された開放的なつくりです。

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 駅舎の向こうには田んぼが広がり、冬のこの時期は雪で真っ白。時折、ハクチョウの鳴く声が聞こえてきて、姿を探してしまいます。

 冬の白一面の景色も素敵ですが、春になったら田んぼに水が張り、夏にかけて緑が広がる、秋は黄金色と楽しみな景色が見られると思います。

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 田んぼを背景に只見線が発着します。ホームは1つの1面1線のつくりで、会津若松行も会津川口行きも、全ての只見線はこのホームを利用します。駅舎を出て目の前がホームなので、迷うことはなし。時間が止まったような、レトロな雰囲気が味わえます。

 生活の足の側面が強い路線ですが、只見線を味わうために乗ってみるのも、素敵な思い出になるかもしれません。

待合室

 三角屋根の隣が待合室です。只見線到着前の時間帯は、こちらで待たれる方の姿もちらほらと見受けられます。

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 冷暖房はないようなので、暑かったり、寒かったりはあるかもしれません。でも窓の向こうはホームと田んぼが広がっているので、ゆっくりとした気持ちでお待ち頂ければと思います。

只見線発車時刻表と運賃

 2021年3月時点での時刻表はこちら。

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 運賃表はこちらです。

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 週末、福島市や郡山市等からいらっしゃる場合は、「小さな旅ホリデー・パス」がおすすめです。只見線もエリア内のため、ご利用いただけますよ。

駅前ぶらぶら

 駅前には、ホルモン焼きが有名なお店が2店あります。喜楽屋神龍さんと小林食堂さんです。密かに、会津美里のB級グルメはホルモン焼き!色々なお店で頂くことができますが、駅前の2店も特に美味しいと地元の人たちに親しまれています。(私はまだ小林食堂さんで煮込みかつ丼を頂いただけなので、次回はホルモン焼きに挑戦したいと思っています。)

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 その先を少し歩くと、御田神社があります。敷地内にある「御正作田」では、毎年7月12日に御田植祭の田植式が執り行われます。コロナ禍で昨年は中止となりましたが、今年はいかがでしょうか。

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 御田神社を過ぎると、高田の商店街、伊佐須美神社へと道が続いていきます。そのまま、懐かしい面影を残す高田の町を、散策に出かけるのも良いかもしれません。

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