ベルリン①【東西分断の痕跡残るメトロポリス】
こんにちは。いこです。
ドイツのベルリンに来ています。
いよいよ大都会ベルリンに来ました。
電車が遅れに遅れて、着いたのは夜。
こちらの夏は、日の入りがとても遅く、20時でも明るいんですが、もーお腹ペコペコです(笑)
オッケー!
とりあえず飲みに行きましょう!
砂場で子どもが遊んでるビアバー
一路ビアバーへ。
↑UBERでタクシー配車したら、ベンツが来た。まー、ドイツですもんね!
目的地BRLO brewhouse(ベルロー ブリューハウス)に到着! 倉庫ですね〜。
↑この知る人ぞ知る感すごい。
↑ビールの種類がすごい。。インダストリアルな雰囲気とあいまって、テンションがだだ上がり。
↑外はビアガーデンになってました。フードやドリンクを屋台で注文して、めいめいに座ります。
↑子どもたちのための砂場があります。大人は子どもを遊ばせつつ、周りでのんびり乾杯。
↑子どもたちのためのアイスクリームも充実! 素晴らしい。大人も子どももハッピー。世界はこうあるべきです。
僕らはこのお店を、実はとある会社のビールセミナー🍺に参加したときに、講師のお姉さんに教えていただいたんです。
「ベルリンに行くなら、ベルローですよ」
と言っていただいたので、気になってたんですよね。
ありがとうございますKさん。
無事にたどり着けました。
↑ベルローのペールエール。自家製です。腹ペコには危険な味です。
↑ブルスト(ソーセージ)。この旅のブルストはいっさい外れません。迷ったらブルスト。
↑流れるクラブミュージック。涼しい風のなかでくつろぐ人々。オシャレな電飾。都会の洗練を感じます。さっそくベルリンを体感。
↑暗くなってきましたね。これはヴァイツェン。ヴァイツェンはバナナのようなフルーティな香りがするビール。
苦味がないので、苦いのがダメって人でもジュース感覚で飲めるビールです。
よきかな!
帰りは川沿いをキックボードで走ってみましたが、あまり見所はなし。
ベルリンを散策してみよう
日が高くなりました。
それではあらためてベルリンを散策してみましょう。
↑ベルリン観光のスタート地点、ブランデンブルク門。
↑ベルリンはやはり都会です。こちらは西側。
↑虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑。
ここは非常に興味深い場所でした。墓ではないんですが、墓碑にも見える、それぞれ高さの違う直方体が、ずっと続いているんですね。
はぐれたら迷子になりそうな場所。
ここから、ぴょこんと子どもが走って飛び出してきました。
そりゃー、こんな石の並びは、子どもには楽しい場所ですよね! かくれんぼし放題、鬼ごっこし放題。
歴史を知ってる大人は、とてもこんな場所で遊ぼうとは思えませんが。
ひょっとすると、ここまで計算して作られているのかもしれません。
↑チェックポイント・チャーリー。よく映画のロケにも使われてる場所ですね!
冷戦期、ドイツ・ベルリンがまだ東西に分断されていたころ、東ベルリンと西ベルリンの境界線上に置かれていた検問所です。観光客でごった返してました。
チャーリーっていうのにはとくに意味はないらしいです。
↑よく見ると、ケンタッキーフライドチキンと、マクドナルドに挟まれてます。アメリカ企業……(笑)
シェアライド戦争
ベルリンは市中いたるところに、キックボードや自転車が置いてありました。
↑壮観。よく見ると少しずつ色が違います。赤、紅、橙……ぜんぶ別の企業。どれがどれだか(笑)
ぜんぶシェアライドです。
アプリをインストールして、クレジットカード番号を入れておけば、簡単に乗れます。
ベルリンは広いですし、自転車用の車道がいたるところにあって、めちゃくちゃ走りやすいので、企業がこぞって置くんだと思います。
試しにLime以外のキックボードも試してみましたが、操作感も含めて、ほぼ同じでした(笑) せめて差別化しようか。
これ……そのうちセブンペイみたいなことになるんじゃないかと、ちょっと思っています(笑)
文房具大国ドイツ
よく知りませんでしたが、ドイツは文房具大国でもあるらしいです。
ということで文具の有名店modulorへ。
鉛筆、ペン、ノートなどの文具はもちろん、画材やゴミ箱、机、椅子にいたるまで、LOFTかな? 東急ハンズかな? それとも新宿の世界堂かな? って勢いで、なんでもありました。
↑なんでもあるのに色の少ない店内。この洗練された無機質さ、ベルリンのイメージそのものです。
↑ 二階から突き出ていた脚🦵🦵 まじめな店で何があったのかな?
よし、ブルストだ!
回ってたらお腹が空くのでブルストスタンドへ行きました。昨日もブルスト食べてたやん、と思われた方、鋭いです。
そうです。
今日もブルストです。
ベルリン名物「カリーブルスト」を食べてみたかったんですね。
↑カリーブルストの有名店「コノプケ」。駅の高架下にあります。
カリーブルストというのは、カレーパウダーのかかったソーセージで、皮がカリッとしてるのが特徴ですね。皮なしも選べるそうです。
こっちでは、立ち食い蕎麦屋みたいな感覚でブルストスタンドがあり、多くの人はそそくさとソーセージを食べて用事に向かいます。
よし、ベルリンの壁だ!
満足したので散策を再開。
ベルリン、正直広すぎます。キックボードでも時間がかかりすぎます。
観光の名所は市中に点在しているので、素直に路面電車か、UBERで移動するのが楽ですね。
東ベルリン側にわたって、ベルリンの壁が1.3kmにわたって保存されているイーストサイド・ギャラリーへ。
↑ベルリンの壁。今は現代アーティストたちが、壁に絵を描いたものが保存されています。
↑1.3kmにわたって延々と続く芸術たち。楽しいので、歩いていても足に疲れを感じません。
↑シラー、ゲーテ、アインシュタイン
↑あっ、脱走……?
↑日本地区への迂回路
↑有名な、『ホーネッカーとブレジネフの熱いキス』
壁の切れ目があったので、裏側に回り込んでみました。
↑こっちは落書きだらけ。たまにすごくうまいのがまぎれこんでる(笑)
↑壁の境目で撮ってみた。厚さ30cmの、こんな壁で東西が遮られていたそうな。左側が東ベルリン。
東側の生活を体験してみよう
DDRミュージアムというところがあるそうなので行ってみることにしました。DDRというのは東ドイツのことです。
↑ベルリン大聖堂が目印。今日のお目当てはここじゃありません。手前の階段を下に降りると、すぐのところにあります。
↑ミュージアムの中。1949年から1990年まで存在した社会主義国、東ドイツの人々がどのような生活を送っていたのかを、彼らの部屋をのぞきこむような感じで教えてくれます。
東ドイツを描いた傑作といえば、『グッバイ、レーニン!』ですね。
↑ ベルリンの壁崩壊時の東ベルリンを舞台にした、当時の精神性や生活の様子がうかがい知れる資料としても興味深い作品です。(もちろんフィクションです)
↑日用品。
↑東ドイツで走っていた車。
↑有事のときのガスマスク。扉を開けると、シュコーシュコーと音がする。
↑取調室を体験できる部屋。座ってた女性は、めちゃくちゃスマホいじってました。きゅ、休憩してる……!(笑)
↑独房。こんなとこにずっといたら、筋トレするしかねえ……
↑つかまりました。
他にも東独政府のプロパガンダムービーが見られたり、東ドイツの暮らしが、わりと内側の目線から紹介されていたりして、社会主義もいいな、とちょっとだけ思いましたね。
物事を相対化して見る視線をもらえる、素晴らしい博物館でした。
西ベルリンと東ベルリンでは、やはり建物も、少しずつ違う気がします。
↑近代的な建物や、ショッピングモールなどもたくさんある西ベルリン側。
↑東ベルリンの中心地、アレキサンダー広場。有名なわりには、驚くほどふつうの広場で、目を楽しませるものが少ないんですよね。
こうした、歴史の痕跡を探すのも旅の楽しみ方の一つだと感じました。
テディベアの聖地「シュタイフ」
ベルリンにはシュタイフという、テディベアのトップブランドがあります。
家族へのお土産にと思い、訪れました。
ずらっと並ぶテディベアは、すべて職人の手作り。一つとして同じベアはいないそうです。ちなみにここに並んでいるのは、小さいものでも軽く20000円以上します。
↑大きいのもいました!
↑めっちゃリアル! ちなみに400000円ほど。
こういう面白いブランドが多いのもベルリンのステキなところですね!
一日の終わりはもちろんビアバーへ
ベルリンっ子が大好きなビアバー「レムケ」に来ました。
↑高架下にあります。
ここもビールセミナーで教えてもらった場所です。
↑壁に表示されているのは、タップ(樽生)で飲めるもの。ほとんど自家醸造です。
↑レムケのビールが6種類一気に楽しめるテイスティングセット。ひゃーーー!
一通り味わってみて、同行の友人と「どれが好き?」って話をしたんですが、2人ともきれいに分かれました。
僕はペールエールで、友人はホプフェン・ヴァイセ。ホップ感とモルト感のバランスに、好みが出るようです。
高水準でビールの質がまとまっていると、あとは好みになるのかな、って思います。
↑ベルリン名物「アイスバイン」。豚のすね肉の塩漬けです。やわらかくて美味しい!
↑そして変化球、ベルリナー・ヴァイセ。
もしあなたがビールに興味があれば、ベルリナー・ヴァイセはぜひ飲んで欲しいビールです。ビールの常識を変える強い酸味!
「ビールが酸っぱい」って不思議じゃないですか?
最初はほんと理解できなかったんですが……
何杯か飲んでいると、やみつきになるんですよねえ……
ゴーゼ、ランビックなど、他にも酸っぱいビールはあるので、またご紹介できたらと思います😊
今日の記事は、ビールに始まり、ビールに終わりましたね(笑)
ベルリンの見所が多いので、盛りだくさんになりました!
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。明日もベルリンを散策します。
p.s.
そんなところに登ったら危ないよ!
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