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座談会:note VS WordPress

いっこく:皆さん、今日はお集まりいただきありがとうございます。
株式会社一石屋の、いっこくです。

よろしくお願いします。

今回は3人で、noteとWordPressについてフリートークをしたいと思います。
まず、お二人の自己紹介をお願いします。

山田さん(Web担当者):山田です。
会社でHPの運用を担当しています。
現在、外注しているHPの更新を自社でできるようにしたくて、noteとWordPressのどちらにしようか悩んでいます。

斎藤さん(パン店経営):斎藤と申します。
パン屋を経営していて、今はnoteでお店の情報を発信しています。
WordPressも気になっているんですが、少しハードルが高そうで…。

いっこく:ありがとうございます。
山田さん(Web担当者)は会社の予算削減のために、斎藤さん(パン店経営)はパン屋さんの情報発信をもっと充実させるために、それぞれどちらが良いか考えているんですね。

まず、現在のプラットフォーム利用の状況からお聞かせください。

斎藤さん(パン店経営):では、私から。
noteはとても使いやすいですね。
シンプルなインターフェースで、何も難しいことはなくすぐに記事を投稿できるところが魅力です。
読者と直接つながりやすいのも気に入っています。

山田さん(Web担当者):私の会社では、HPの更新を毎回外注しているので、その度にコストがかかってしまって…。
自分たちでできるようになれば、もっとスムーズに情報を更新できるかなと思っています。

いっこく:なるほど、どちらもプラットフォームの使いやすさと費用対効果を重視されているんですね。

noteは2014年に株式会社ピースオブケイクによって日本で誕生し、「誰もが簡単に自分の考えを発信できる場所を提供する」というコンセプトでスタートしました。

斎藤さん(パン店経営)が感じている使いやすさは、このコンセプトが反映されています。

いっこく:一方、WordPressは2003年にMatt MullenwegとMike Littleによって開発されました。

元々はブログツールとしてスタートしましたが、現在では世界中のウェブサイトの約40%がWordPressで作られていると言われるほどの大規模なプラットフォームです。

カスタマイズ性の高さとオープンソースであることが、ここまでの成長を支えています。

山田さん(Web担当者):それだけ多くの人が使っていると、コミュニティやサポートも充実していそうですね。

いっこく:その通りです。WordPressのコミュニティは非常に活発で、世界中の開発者が新しいプラグインやテーマを提供しています。

SEO対策やセキュリティ強化、オンラインショップの構築など、多岐にわたる機能が揃っています。

斎藤さん(パン店経営):えっと…プラグインって何ですか?

いっこく:あ、プラグインっていうのは、WordPressに追加できる機能のことです。

例えば、パンの写真を綺麗に見せるギャラリー機能を追加したり、お客さんからの予約を受け付ける機能を入れたりできますよ。

斎藤さん(パン店経営):もうひとつ教えてください。
SEO対策って何でしょう?

いっこく:SEO対策は「検索エンジン最適化」のことです。
Googleなどの検索結果で自分のサイトを上位に表示させるための工夫です。
これをうまくやると、もっと多くの人がサイトに訪れてくれるんです。

斎藤さん(パン店経営):ああ、それは大事ですね。
WordPressは確かに多機能ですが、初心者には難しそうな気がします。

いっこく:確かに最初は少しハードルが高いかもしれません。
ドメイン取得やホスティングの設定、さらにテーマの選択と購入など、初期設定には多少の技術的な知識が必要です。

しかし、その分自由度が高く、長期的には大きなメリットがあります。
例えば、山田さん(Web担当者)の会社のように、外注コストを削減しつつ、自社で管理・運用できる体制を整えることが可能です。

斎藤さん(パン店経営):すみません。
ホスティングって何ですか?

いっこく:ホスティングとは、サイトをインターネット上に公開するための場所を借りることです。

自分のパソコンに保存しているだけでは他の人に見てもらえないので、インターネット上に公開する場所が必要なんです。

斎藤さん(パン店経営):なるほど、そういうことなんですね。
ちょっとずつ理解してきました。

山田さん(Web担当者):うちも、まずはnoteでスタートして、慣れてきたらWordPressに移行するというのもありかもしれませんね。

斎藤さん(パン店経営):私も、今はnoteで十分かもしれませんが、将来的にもっと多くの機能が欲しくなったらWordPressも考えてみます。

いっこく:それが良いかもしれませんね。
自分たちの目的や予算に合わせて、最適なプラットフォームを選ぶのが一番です。
最後に、両プラットフォームの将来性についてお話ししておきましょう。

山田さん(Web担当者):ぜひお願いします。

いっこく:noteは日本市場を中心に成長を続けており、新しい収益化の方法やクリエイター支援の機能が追加されています。

WordPressはそのオープンソースの特性を活かして、新技術の導入やユーザーコミュニティの拡大が進んでいます。

特に、WordPressは世界中で利用されているため、新しいプラグインやテーマの開発が活発で、今後も機能の拡充が期待されます。

斎藤さん(パン店経営):どちらもまだまだ成長の余地がありそうですね。

山田さん(Web担当者):そうですね。しっかりと選んで、自分たちに合ったプラットフォームを活用していきたいと思います。

いっこく:ありがとうございました!
今日はお話できて良かったです。
何か質問があれば、いつでもご連絡くださいね!

斎藤さん(パン店経営):ありがとうございました!
とても参考になりました。
山田さん(Web担当者):ありがとうございました!
考える材料が増えました!


noteとWordPressにはそれぞれ異なる強みと課題があります。
それぞれの特徴を理解し、自分に合ったプラットフォームを選ぶことで、より充実した情報発信が可能になります。

また、今後の技術進化や新しい機能の追加にも注目し、柔軟に対応していくことが大切です。

note VS WordPress解説編


1. はじめに

現代のデジタル時代において、クリエイターやブロガー、企業など、多くの人々が自分の考えや作品を発信し、共感を得たり、収益を得たりするためにブログやウェブサイトの運営がますます重要になっています。

その中でも、日本で特に人気を博しているのが「note」と「WordPress」です。

noteはシンプルで直感的なユーザーインターフェースを持ち、誰でも気軽に始められるプラットフォームとして知られています。

一方、WordPressはカスタマイズ性と拡張性に優れ、個人ブログから企業の公式サイトまで幅広く利用されているオープンソースのCMS(コンテンツ管理システム)です。

2. noteとWordPressの概要

noteの概要

誕生の経緯とコンセプト
noteは、2014年に株式会社ピースオブケイクによって日本で誕生したコンテンツプラットフォームです。

設立者たちのビジョンは「誰もが簡単に自分の考えを発信できる場所を提供すること」であり、このコンセプトは現在でもnoteの中核を成しています。

ユーザーは記事、写真、音声、動画など、多様なメディアを使ってコンテンツを投稿できます。

主な機能と利用シーン
noteの最大の特徴は、そのシンプルさと使いやすさです。
ユーザーは無料でアカウントを作成し、すぐにコンテンツを公開することができます。

また、サブスクリプションや有料記事の販売機能があり、クリエイターが直接収益を得る手段としても人気です。

多くのライター、イラストレーター、ミュージシャンが、自分の作品を発信しファンと交流するためにnoteを利用しています。

利用者層の特徴
noteの利用者は幅広く、個人のクリエイターから企業、学術関係者まで多岐にわたります。

特に、日本国内の利用者が多く、日本語コンテンツを中心としたプラットフォームとして成長してきました。

そのため、コミュニティ感が強く、利用者同士の交流も盛んです。

WordPressの概要

誕生の経緯とコンセプト
WordPressは、2003年にMatt MullenwegとMike Littleによって開発されたオープンソースのCMS(コンテンツ管理システム)です。

初期の目的は、使いやすいブログツールの提供でしたが、その後の進化により、現在ではブログだけでなく、企業の公式サイトやオンラインショップなど多様なサイトを構築できる柔軟なプラットフォームとなっています。

主な機能と利用シーン
WordPressの強みは、豊富なプラグインとテーマを利用してサイトを自由にカスタマイズできる点です。

ユーザーは数千種類のプラグインを活用して、SEO対策、セキュリティ強化、eコマース機能の追加など、必要な機能を簡単に導入できます。

また、テーマを変更することでデザインを大幅に変更することも可能です。
個人ブログから大規模なニュースサイトまで、あらゆる規模のウェブサイトで利用されています。

利用者層の特徴
WordPressの利用者は非常に多様で、個人ブロガーから大企業まで幅広く利用されています。

特に、技術的な知識を持つユーザーや、ウェブサイトをビジネスとして運営するプロフェッショナルに人気があります。

グローバルに広がるコミュニティと膨大なドキュメンテーションも、利用者にとって大きな魅力です。

3. noteとWordPressの比較

メリットとデメリット

noteのメリット

  1. シンプルなインターフェース:初心者でも簡単に利用できる、直感的な操作性。

  2. 手軽な収益化:記事の販売やサブスクリプション機能を使って、すぐに収益を得ることが可能。

  3. コミュニティ感:プラットフォーム内での交流が活発で、共感を得やすい環境。

noteのデメリット

  1. カスタマイズの制限:デザインや機能のカスタマイズが限られており、独自性を出すのが難しい。

  2. SEOの制約:SEO対策のオプションが限られており、外部検索エンジンからのトラフィックを集めにくい。

  3. プラットフォーム依存:noteのサービスに依存するため、プラットフォーム側の変更や制約に影響される。
    さらに、万が一noteの運用が停止された場合、今まで書き留めた記事やコンテンツが失われてしまうリスクがある。
    このため、バックアップを取るなどの対策が必要となる。

WordPressのメリット

  1. 高いカスタマイズ性:プラグインやテーマを用いて、サイトのデザインや機能を自由に調整可能。

  2. 豊富な収益化オプション:広告、アフィリエイト、eコマースなど、多様な収益化手段を実装可能。

  3. 強力なSEO機能:SEOに特化したプラグインが多数あり、検索エンジン最適化が容易。

WordPressのデメリット

  1. 複雑な設定と管理:初心者には難しい部分があり、運営にはある程度の技術的知識が必要。

  2. セキュリティリスク:オープンソースであるため、セキュリティ対策をしっかり行う必要がある。

  3. 費用がかかる可能性:プラグインやテーマ、ホスティング費用などが発生し、運営コストがかさむことがある。

運用の始め方と継続のしやすさ

noteの運用の始め方と継続のしやすさ

  • 始め方:アカウントを作成し、すぐに記事を投稿可能。初期設定が簡単で、技術的な知識は不要。

  • 継続のしやすさ:直感的なインターフェースで記事の投稿や管理が簡単。コミュニティからのフィードバックも得やすく、モチベーションを維持しやすい。

WordPressの運用の始め方と継続のしやすさ

  • 始め方:ドメイン取得、ホスティング設定、WordPressのインストールが必要。
    初期設定には多少の技術的知識が必要。
    また、サイトのデザインや機能を決定するための「テーマの選択と購入」も重要なステップです。
    無料テーマも多数存在しますが、有料テーマを選択することでより高度なデザインやサポートを受けることができます。

  • 継続のしやすさ:機能追加やデザイン変更が容易で、成長に合わせてサイトを拡張できる。更新やメンテナンスには定期的な対応が必要。

収益化の方法

noteでの収益化手段

  • 有料記事販売:特定の記事を有料で提供することが可能。

  • サブスクリプション:月額のサブスクリプションを設定して、継続的な収益を得る。

  • 投げ銭機能:読者から直接的に支援を受けることが可能。

WordPressでの収益化手段

  • 広告収入:Google AdSenseなどの広告を設置して収益を得る。

  • アフィリエイト:関連商品やサービスを紹介して、成果報酬を得る。

  • オンラインショップ:WooCommerceなどを利用して、商品の販売やデジタルコンテンツの提供が可能。

コスト面の比較

noteのコスト

  • イニシャルコスト:基本的に無料で利用可能。有料機能を利用する場合も比較的低コスト。

  • ランニングコスト:サブスクリプションや有料記事の販売手数料が発生する程度。

WordPressのコスト

  • イニシャルコスト:ドメイン取得費用、ホスティング費用が必要。
    プラグインやテーマによっては追加費用が発生。

  • ランニングコスト:ホスティング費用、プラグインやテーマのライセンス料、セキュリティ対策の費用など。

デザインとカスタマイズ性

noteのデザインとカスタマイズ性

  • テンプレートは固定されており、デザインの自由度は低め。シンプルな見た目が好まれるユーザーに向いている。

WordPressのデザインとカスタマイズ性

  • 数千のテーマとプラグインが利用可能で、デザインや機能のカスタマイズが自由自在。
    独自のブランドイメージを反映しやすい。

SEO対策とコミュニティサポート

noteのSEO対策とコミュニティサポート

  • SEOのカスタマイズは制限があるが、note内での検索機能がサポート。
    日本語コンテンツに特化したコミュニティが活発。

WordPressのSEO対策とコミュニティサポート

  • SEOに特化したプラグインが豊富で、細かな設定が可能。
    世界中に広がる大規模なコミュニティとサポート体制が整っている。

4. まとめ

noteとWordPressは、それぞれ異なる特性を持つコンテンツプラットフォームであり、どちらを選ぶかはユーザーの目的やニーズによって異なります。ここでは、これまでの比較を基に、どのようなユーザーにどちらのプラットフォームが適しているかを総括します。

noteを選ぶべきユーザー

  • 手軽に始めたい初心者:noteはシンプルなインターフェースと直感的な操作性を持っており、技術的な知識がなくても簡単にコンテンツを投稿できます。

  • 日本語コンテンツを中心に発信したい:noteは日本国内での利用者が多く、日本語コンテンツに特化したプラットフォームです。
    国内の読者に向けた発信に適しています。

  • 収益化を手軽に行いたい:有料記事やサブスクリプション、投げ銭機能など、簡単に収益を得る手段が整っており、クリエイターが自分の作品をマネタイズしやすい環境が整っています。

WordPressを選ぶべきユーザー

  • 自由なデザインとカスタマイズを求める:WordPressはテーマやプラグインを用いて、サイトの外観や機能を自由にカスタマイズできるため、独自のブランドイメージを持つサイトを構築したいユーザーに最適です。

  • 多様な収益化手段を模索している:広告、アフィリエイト、オンラインショップなど、収益化の方法が多岐にわたるため、ビジネスとしての展開を考えているユーザーには非常に有効です。

  • SEO対策を重視する:豊富なSEOプラグインと設定オプションがあり、検索エンジンからのトラフィックを効果的に集めることが可能です。


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Illustration by ソコスト

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