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ヨーロッパが世界を席巻した理由

先週の金曜日から書いてきた
「人は環境によって作られる」
という話の続きです。

そろそろ結論めいたことも
書いておかないと、
いつまで引っ張るんだ、
と思わるかもしれませんね(^^;

その前に少しだけ話を整理しておきましょう。

この記事では、人類の発展のプロセスを書きました。

狩猟・採集
 ↓
農耕・牧畜
 ↓
産業

このように社会が発展していくんでしたよね。

この記事では、
どのようにして、
農耕がはじまったのか書きました。

つまり、排泄物に含まれる種子から、
植物ができることがわかり、
やがて、農耕につながっていたのでした。

そして、ヨーロッパが、
世界を席巻することになった理由、
今日は結論から書いていきましょう。

ズバリ、それは「地形」にあります。

『人類発展のプロセス』の中で、

いち早く発展できた地域というのは、
農耕や牧畜に適した
動植物が豊富にあったため、
早くから発展できた

と書きました。

つまり、ヨーロッパにはその条件が揃っていました。

ここでは割愛しますが、
『銃・病原菌・鉄』の中では、
その種類の具体的な数字についても
示されています。

そして、そういった条件だけでなく、
ユーラシア大陸というのは、
それらを発展させるのに
恵まれた地形なんです。

世界地図

この世界地図を見ると、
わかると思うんですが、
ユーラシア大陸って、
東西に広い、横長な地形ですよね。

これは農耕・牧畜を拡散させるうえで、
非常に有利な地形なんです。

たとえば、アメリカ大陸を見てください。

南北に広い、縦長な地形ですよね。

これだと、同じ大陸でも、
南の方の農作物を
北の方に持って行っても、
育てることができませんよね。

南と北では気候が違うからです。

ユーラシア大陸は、東西に広いので、
東と西でそんなに気候に差がありません。

農作物や家畜を他の地域に持って行き、
そこでも育てることができます。

つまり、ユーラシア大陸は、
農耕・牧畜に向いた種がたくさんあり、
なおかつ、東西でそれらのものを
広げていくことができたので、
一気に「農耕・牧畜」の文化を
広げて人口を増やすことができたんです。

そして、いち早く発展した、
ヨーロッパの国々は、
さらに自分たちの土地を広げるべく、
他の地域を制圧していきました。

しかし、これで話は終わりではありません。

いろいろと疑問も出てこないでしょうか。

例えば、ユーラシア大陸と言っても、
その中にあるのは、
ヨーロッパだけではありませんよね。

私はこの本を読んでいて、
「なんで、中国が世界を
席巻することにならなかったのだろう」
と思いました。

なぜなら、中国だって、
文明社会を築きはじめたのは、
かなり早いですよね。

その他にもいろいろ、
書き足りないことがあるので、
明日以降も早起きできたら、
続きを書きます。

【参考文献】


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