「奴隷体質を変えろ。」
昨日に続いて「第三の波」について。
と、この本の中では何度も現状分析をすることの大切さが謳われている。
引用したように、過去や現状をしっかり理解することでこれからどう変化していくのか?の予測、そしてなぜ変化するのか?の理由がわかるからだ。
著者が書いているように、俺がこの本の一番参考になったところは過去と現在についての鋭い視点だ。
昨日も書いたように
第一の波は農耕社会
第二の波は産業社会
と捉えている。
(2019年の今でも産業社会からはまだまだ抜け出せていない。)
第一の波では自給自足の生活でプロシューマー(生産=消費者)的な生き方をしていた。
ただ、第二の波では生産と消費が完全に分離され市場が作り出された。
この事が人間のライフスタイル全てを変えたんだ。
例えば、教育。
市場が生まれ産業社会になったことで、工場(会社)で働くことを想定してカリキュラムは作られた。
基本的な読み書き、数学、歴史を学べることは良いことではあるけどそのカリキュラムには裏がある。
それが、
・時間励行
・従順
・反復作業
だ。
確かに知識を増やし学べることはできるけど、教育を受けることでこの3つが出来る人間が作られている。
なぜこの3つが必要なのか?
それは、
始業時間に遅れず
文句を言わず命令を聞き
永遠と続く反復作業に耐えられる労働者
が産業社会にとって一番必要な人間だからだ。
俺は教育を受けれることは恩恵でしかないと思っているから、この教育が一概に悪とは思えない。
自分で考える・創り出すことができない日本の答え合わせ教育だって、産業社会だからしょうがないと言えばしょうがないなと思ってしまう。
ただ、今までどんな教育を受けてきたのか?今はどんな教育がされているのか?は知っておくべきだ。
それを知ることでどんな傾向の人間が多いのか?これからはどんな人間が出てくるのか?そしてなにより自分はどんな傾向を持った人間なのか?を知ることができるからね。
恐らくほとんど多くの人が会社で働くことを想定して作られた教育を受けているだろう。
だから、時間を守れるし、言うこと聞くし、反復作業もこなせる。
でも、これって残酷な言い方をすれば奴隷でしょ。
生きるための給料が貰えるからって
どんなに朝早くても窮屈な満員電車に乗り時間を守って
クソウザい上司の言うことを聞いて
好きでもないダルい反復作業をこなす。
これは奴隷以外の何ものでもないでしょ。
(その仕事が好きならともかく。)
そう、産業社会の教育は奴隷体質の人間を作り出している教育なんだ。
もっというと、つまり多くの人が奴隷体質ってこと。
だからその体質を変えていかないといけない。
俺もそんな教育を受けてきたから、奴隷体質を改善しようと必死だ。
奴隷のような働き方・生き方をしていたら永遠にプロシューマー的な働き方・生き方は出来ないからね。
じゃあ、どうすれば奴隷体質を改善できるのか?
まずは時間を変えることだ。
いきなり会社を辞めて個人で稼いで食っていくなんてできる人は少ないだろうから、働くにしても9時から17時の勤務時間を避けてみよう。
フレックスタイム制が導入されている会社に移るのもいい。
なぜ9時から17時の労働時間を避けるべきか?
それは満員電車を避けるためだ。
noteで何回も投稿したことがあるけど満員電車ほど常軌を逸しているものはないと思っている。
9時から17時で働いて通勤退勤が満員電車とか本当に精神壊れるから。
そこに何の違和感を感じない、感じても動けないとかまじで奴隷でしかない。
もちろん、9時から17時を避けても満員電車に乗るようだったらもっと時間を変えることだ。
というかそれなら電車に乗らないのが一番だろう。
そうやって少しずつでもいいから奴隷体質を改善していくんだ。
時代は確実に変わる。
そして、社会も変わる。
だとしたら人間のライフスタイルだって変わるんだ。