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読んでよかった本と2020を振り返る

今年はコロナで暇だったおかげで30冊くらいの本を読みました。あまり本のおすすめは好きではないのですが新幹線が暇なので書きます。

①issue driven イシューから始めよう

私は3月のコロナ直前期に商品開発をしにカンボジアに渡航しました。そこでは現地調査から開発まで一連のフローを経験しましたが1つもうまくいったことはありませんでした。
という感じで帰国後やつれながらデザイン思考とはなんだという感じで何冊か手に取ったうちの一冊がこの本でした。
この本の1番学んだことは

仮説を立てずに何事もやってはならない(犬の道)

何が起きててなぜ起きているのかに対して仮説を持つこと、情報収集するときもなんのどういう情報が欲しいのか分析イメージを持つ。
という感じでこの本のおかげでだいぶ序盤の生産性を上げることに成功した気がします。WWHなどもこの本から影響を受けているところが多いです。

②WHO YOU ARE

個人的読んでよかった大賞受賞の本です。
これについてもカンボジアで上手くいかなかったことの1つとしてチームビルディングが絶望的なほど上手くいかなかった経緯があり手に取りました。
この本の要点は

-1.信頼
リーダーの発言、行為、行動すべてがチームを構成する要素になること。信頼を欠くようなことはするな。
-2.協力
共感は行きすぎると気を遣わせ遠慮がちにしてしまう。それを回避するためにもネガティブなフィードバックであっても相手に協力する、助けるというマインドで行う。
-3.多様性
人種やジェンダーに差をつけてはならない。よく多様性を取り入れるので女性を雇用する、黒人を採用するという企業もあるがそれも差をつけていることに変わりはない。重要なのは「その人がどういう人間か」、「何をしてきたか(資格などではなく)」に目を向けること。その上で多様性を優遇せず等しく寛容であるべきだ。


この本を読んでなぜ自分がリーダーなのか、
メンバーに何を求めていたのかなどなどチームについて悩んでいた時間を考える時間に変えてくれた一冊だと思います。

③1兆ドルコーチ

この本はチームのメンバーに対してどのように接するべきかコーチングの勉強をしようと思っていた時に手に取った本です。この本はとにかくビルキャンベルがカッコいい。
この本の好きなところは

-1.「自分がコーチングをし自分のために働いてくれた人や何らかの形で助けた人のうち優れたリーダーになった人は何人いるのかと考えるそれが成功の物差しだ。」
-2.親身になるべきか厳しくすべきかではない。
親身になりつつ、厳しく挑戦を促すべきだ。
-3.感情を読むのが上手いチームはIQの高い人間より遥かにいい成績を残す。感情を読む能力が高い人というのは女性が多い。

①についてはカンボジアに引率してくれた人も優れたリーダーをたくさん輩出していることに類似性を感じ、自分の自分に対する評価軸が変わった。
②については私の解釈では頭に「誠実に」という言葉を入れた。相手に素直に受け取らせるためには誠実でなくてはならないと思う。相手に誠実さを感じなければ私は聞く耳を持たない。なので誠実に親身で厳しくなければならない。
③について私はこの閉鎖的な時代においてIQ(知的)< EQ(心的)の高さが絶対必要になると思う。良いチームを作ろうと思えばEQの高い人の採用は必然なのかもしれない。
と感じた一冊。

④シン・ニホン

安宅さんの本ということで手に取った一冊。
どういう人材が必要になるのかということを学べた。
この本の要点は

-1.理数の教養があること
-2.世界語(米・中)が話せること
-3.問題が-1→0なのか0→1なのか見極めること
-4.俯瞰して要素分解し、個々の存在物を抽象化すること
-5.協力・共有して活動できること

なかなか分厚くて骨太な本ですが人材の話だけでなく、日本のポジティブな展望まで記載されており若い人ほど「今」読んでおくべき一冊かと思います。
読んだばかりの時はこのスキルを身につけるようにアウトプットしましたが「スキルは5年で陳腐化する」という話を聞いて人の真似をしていては本書でいうとこの「異人」になれないと思い英語以外の勉強を一旦やめました。
範馬勇次郎が言っていた「競うな異なれ」ってことです。

⑤【エッセンシャル版】マネジメントー基本と原則

この本はドラッカーの世界的な名著でチームビルディングを学ぶならこの本は外せないと思って手に取りました。実際読んでみるとなぜ「もしドラ」が売れたのかわかるくらい骨太でした...。
要点は

-1.マネジメントとはヒトモノカネの生産性を高め全体の成果を総和以上にするために行うのである。
-2.最高や最大を目指すのではなく最適を目指す。
-3.組織構造は万能や理想にあてはめてはならない。目的や戦略に合わせる。
-4.人を育てる経験は必要だが長期にわたってやるべきではない。
-5.失敗しない人を評価してはならない。優れた人ほど新しい試みをし、間違いを起こす。

骨太ですがちょうど悩んでいた部分が解説されておりその後の行動にポジティブな影響を与えてくれました。またこの後に「生産性」という本を読みましたがより詳細に生産性を高めるとはどういうことか深く理解することを助けてくれました。ドラッカーのマネジメントはチームビルディングやリーダーシップを学ぶ人間なら1回は読んでおくべき1冊だと思います。

まとめ

これまで6冊2020年を振り返りながら紹介してきたがどうだったでしょうか。私は今年ほど忘れられない年はないのではないだろうかと思っています。すでに年を越してしまいましたが来年もよい年にできたらいいと思います。
noteを書いても一銭も入らないことが悔しいのでいいねはいらないので飯奢ってくださーい。

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