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コーヒー知識

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2022年10月の記事一覧

美味しい酸味と美味しくない酸味ってあるの?

結論からいうと、美味しい酸味と美味しくない酸味というのはあります。

酸味があるコーヒーは好まれない傾向がありますが、本当に美味しい浅煎りコーヒーの酸味は酢のような酸っぱいという印象ではなく、フルーツのような酸と甘みが楽しめます。

一方で、美味しくない酸味をもつコーヒーもあります。焙煎が失敗していたりして強烈で美味しくない酸味をもっていたりします。
このようなコーヒーを飲まれた方は酸味のあるコー

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ダブル焙煎とは?

ダブル焙煎とは?

ダブル焙煎とは、2回焙煎するやり方です。
通常は生豆に火を入れて最終の焙煎度合いまで焙煎する1回のやり方です。
しかし、ダブル焙煎は途中で焙煎をやめて、冷却までします。そして、再度焙煎をやり直すやり方です。合計2回焙煎します。
ムラなく焙煎することができる一方で香味がなくなってしまうのが特徴です。

僕はあえてダブル焙煎することはありません。
しかし、一回焙煎したものをもう一度焙煎するという発想は

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メイラード反応とは?

メイラード反応とは?

メイラード反応→糖とアミノ酸を加熱することにより、メラノイジンを生み出す反応

メイラード反応の例
・玉ねぎが飴色に変わる
・パンを焼く
・肉を焼く
・小麦粉
・醤油
・味噌

そして、もちろんコーヒーの焙煎中にも起こっています。
低温度でもメイラード反応は起こっていますが、150℃〜160℃で顕著に反応は進みます。
コーヒー豆の焙煎もこのあたりで色、匂いが変わります。
コーヒー豆の場合は、ショ糖

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抽出時の泡の正体

抽出時の泡の正体

新鮮なコーヒー豆をドリップすると、粉がしっかり膨らみ、泡がでます。
日が経ってしまったコーヒー豆をドリップすると、膨らまず、泡もでません。

泡の正体は焙煎時に発生する炭酸ガスです。
生豆の状態では炭酸ガスは発生しません。
焙煎することにより、生豆のクロロゲン酸、クエン酸、酢酸などが分解され、炭酸ガスが発生します。
焙煎時に半分くらい炭酸ガスが豆から放出され、残り半分は豆に残ります。
この残り半分

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軟水、硬水でコーヒーを淹れるとどう違う?

軟水、硬水でコーヒーを淹れるとどう違う?

軟水でコーヒーを淹れるのと、硬水でコーヒーを淹れるのとでは、コーヒーの味はどのように変わるでしょうか?

結論からいうと、

・軟水コーヒー→コーヒーの成分がよく出て、豆の特徴がでて、しっかりとしたコーヒーになる!

・硬水コーヒー→コーヒーの成分が出にくく、豆の特徴は出づらく、すっきりとしたコーヒーになる!

なぜこのようになるか説明します。
そもそも、軟水と硬水の違いとは何でしょうか?
硬度の

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ベトナムコーヒーとは?

ベトナムコーヒーとは?

ベトナムコーヒーというのをご存知でしょうか?

ベトナムコーヒー=カフェ・フィンと呼ばれる金属ドリッパーを使って抽出したコーヒーに練乳を入れたもの。

カフェ・フィン

カフェ・フィンとは金属ドリッパーの一つです。
金属に小さな穴が空いており、紙フィルターをセットしなくても抽出することができます。微粉は落ちてしまったりしますが。

練乳

練乳を入れることがベトナムコーヒーの1番大きな特徴です。練

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最初と最後に抽出される液体の違い

最初と最後に抽出される液体の違い

皆さんはコーヒーの抽出をやったことがあるでしょうか?

ろうとのような見た目のドリッパーにコーヒー豆を砕いた粉を入れ、そこに湯を注ぎ、粉の成分をキャッチした液体、つまりコーヒーがポタポタと落ちます。

お湯を注ぎ始めてすぐにドリッパーの下部からコーヒーがポタポタと落ち始めます。湯を注ぎ終わってからしばらくすると注いだ湯は落ち切ります。
この最初の落ち始めあたりのコーヒーと最後の落ち切りあたりのコー

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ホットミルクでドリップしてみた!

ホットミルクでドリップしてみた!

コーヒーを抽出するときにいつもお湯を注いで抽出していますが、ホットミルクを注いで抽出したらどうなるんだろう、と気になったので試してみました!

結果はあまりうまくいきませんでした!
ドリッパーにミルクが溜まって全然落ちません!
40分待っても落ち切らなかったので、諦めて落ちた分だけ飲んでみました。
40分ドリッパーに滞在していただけあって、苦み成分がかなり出てて美味しくない!!
ドリッパーにミルク

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