マガジンのカバー画像

読みがえり

86
読んだ本のレビュー(書評)をまとめています。雑多な書棚ですが、興味があればどうぞ!※注意🚨紹介している本を一度読んでから開くのをオススメします。限りなくネタバレに近いので笑笑
運営しているクリエイター

#ドイツ

読書:『日本人とドイツ人』雨宮紫苑

読書:『日本人とドイツ人』雨宮紫苑

①紹介

ドイツ在住のフリーライター・雨宮紫苑氏による『日本人とドイツ人-比べてみたらどっちもどっち』(新潮新書、2018年)を紹介します。日本よりドイツの方が肌に合う。そう思い移住したドイツで著者が見た両国の違いとは。異国の地で迷走する日本人女性の歯に衣着せぬ怒涛の比較文化論です。


②考察

● 「日本人の英語力の低さよりも、外国人とコミュニケーションがとれないことの方が、よほど問題である

もっとみる
毒書:『わが闘争』(下)A.ヒトラー

毒書:『わが闘争』(下)A.ヒトラー

①紹介

ドイツの政治家アドルフ・ヒトラーによる『わが闘争』(下巻、平野一郎・将積茂訳、角川文庫、2001年)を紹介します。上巻に引き続き、これを読む日が来ようとは……。センセーショナルな文言が多いので、読む際には相応の覚悟と注意・批判力が要るでしょう。


②考察

● 「ただ健全であるものだけが、子供を生むべきで、自分が病身であり欠陥があるにもかかわらず子供をつくることはただ恥辱であり、むし

もっとみる
毒書:『わが闘争』(上)A.ヒトラー

毒書:『わが闘争』(上)A.ヒトラー

①紹介

ドイツの政治家アドルフ・ヒトラーによる『わが闘争』(上巻、平野一郎・将積茂訳、角川文庫、2001年)を紹介します。かなり気をつけて読まないと簡単に呑まれますので要注意⚠️みんな口を揃えて「差別はいけない」と言う。では一体なぜ?本書を反面教師として読むことで、その答えが出てくるかもしれません。

②考察

● 「だから、わたしは今日、全能の造物主の精神において行動すべきだと思う。同時にわた

もっとみる