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せとうち移住旅ー内子町ー

松山駅から電車を使って2時間ほど、山間部にある和紙・木蝋で栄えた町である。結構山の方にあるので、夏は涼しかったが冬は寒そうだ。

町自体は歩くだけなら小一時間、ご飯やカフェなどで過ごしても半日ぐらいで観光や町巡りができてしまう、コンパクトな街である。

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最近は移住する人も多く、行政としても地域おこし協力隊などを意欲的に採用しているようだ

この時はその協力隊を経て、ゲストハウスを開業された方がオーナーである古民家ゲストハウス&バー 内子晴れに宿泊した。オーナーさんから町や移住の話ができたり、また積極的に地元の人に繋げてくださるので、お勧めの宿です。

さらにそのオーナーさんのお師匠的な方が長年、内子の街並み保存に尽力した話もとても興味深かったです。「反骨の公務員、町をみがく 内子町・岡田文淑の町並み、村並み保存」という本も出版されているので、町おこしや町並み保存に興味がある方は、一読してみてください。

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しかしながら課題はやはり地域に馴染むこと。コンパクトな町であり、また山間部という地域性から、必然的に地域住民の繋がりは強い。

協力隊や新参者は地域の農業や行事手伝いや雑務、幾つもある寄合・組合など参加を積極的にしなければ、地域に馴染めていけない。下手すると口を聞いてもらえなくなるから、まずはそれらを受け入れて人間関係の構築していくというプロセスが必要になる。

私達の世代からすると旧態依然の社会性であり、またそのような地域にうまく溶け込むコミニケーション能力も必要なので、移住のハードルが高いな〜と感じた。

観光地としては古い日本的な町並みが魅力的なのだが、課題もある。

一つは内子のような伝統的な街並みである「重要伝統的建造物群保存地区」は、認定されているだけでも120以上ある。既に海外で有名になった「妻籠宿」や「飛騨高山」もその中の1つだが、今後各地の差別化や観光戦略が重要になってくると思う。

二つ目は日帰りで帰ってしまう人がほとんどで、宿泊していく人がいない。またいたとしてもほとんどが安いチェーン系ホテルらしいので、いかに町に宿泊してお金を落としてもらい、町を発展させていくかも課題だ。

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夏場に行った際は「道の駅内子フレッシュパークからり」の産直品売り場やお店に寄って自然の中でジェラートを食べたり、そのすぐ近くの川でキャンプや川遊びをする家族連れが多かったので、アウトドアとも繋げていけば付加価値をつけられるのではないかと感じた。

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