移住の下準備②
2−1.移住旅をプランニングしよう!
情報が集まり、行きたい意欲が高まったら実際に下見の旅をしてみましょう。 休日や連休を利用した小旅行でも構いません。今だったらリモートで仕事をしている人も多いので、ワーケーション先としていくのも1つの手段です。
「百聞は一見に如かず」の格言の通り、実際に行って、見て、聞いて、感じるのでは全く印象が異なります。
最初は有力候補だった場所がいまいちで、さほど重要視していなかった地域が以外に良かったりすることもありました。 実際にその土地に行ってみたり、人に会って話してみること見えてくることも多く、雲泥の差があります。
例えば気に入った地域でも、近くに工場地帯があり空気が悪い、数少ないスーパーに置いてある商品が高額かつ少ないので生活しづらい、地域住民の繋がりが強いので草刈りなどのイベントに定期的に参加しなければならない等、現実的な問題も見えてきます。
最終的にはそこを許容してすり合わせられるかどうか、自分がそこに住んでいるイメージが違和感なくできているかどうかが重要となります。いきなり移住して失敗しないためにも、まずは現地に足を運んでみましょう。
2−2.自治体や国の制度を上手く活用しよう!
都会以外の地方では若者の都会への流出と高齢化による過疎化が進んでいます。 そこで積極的に移住者を増やすための政策を取っているところも多く、 自治体が移住やテレワーク・ワーケーション活動に補助金を出してくれるところもあります。
例えば格安で住む場所を提供してもらえる、短期移住施設「お試し住宅」や交通費・宿の助成をしてもらえる「移住体験ツアー」などがあります。 私もいくつか利用しましたが、これによりかなりコストを下げることができました。
また現在はGOTOトラベルに加え、各自治体独自に宿泊割引を行うキャンペーンを実施している所もあります。 このような支援を使えば安価に下見旅行に行くことも可能です。もちろんコロナが蔓延している世の中ですので、自分や他の人のためにも、自分の体調と訪問予定の自治体の状況を把握し、注意を払って旅をしましょう。
いくつかの定住・移住の参考例を記載しておきます。
・国の支援策「地方創生起業支援・移住支援事業」
移住直前の10年間で通算5年以上、東京圏に住んでいた人が地方に移住する場合単身で最高60万、世帯で100万円の補助金が受けられます。また起業する場合はさらに200万円追加で交付されるという太っ腹な事業です。
・岡山市「令和3年度 県外から移住される方への家賃補助」
岡山市が指定した物件に限り、最長6ヶ月の家賃補助が受けられます。ただし先着順なので注意。
また私が実際に使ったのもいくつか載せておきます。
・「倉敷市 お試し住宅」
岡山県倉敷市の支援事業の1つで、新倉敷駅に近いエリアのマンションの一室を、1日1,000円と格安で利用することができます。他の地域でもお試し住宅を行なっている自治体も多く、数日から数ヶ月の利用もできるところもあります。
2020年秋頃に広島県主催のワーケーション体験ツアーに参加しました。交通費と宿泊費が助成され、ワーケーションのみならず街歩きや移住の相談にも乗ってもらいました。2021年度は多くの自治体で移住やワーケーション関係の補助金が出ると思うので、気になる自治体に聞いてみるのもありです。
・「三原市 お試し暮らし体験」
広島県外に在住で三原市へ移住を検討している人を対象に、市内で仕事や住まいを探したり、生活環境を体験するために、2泊以上宿泊する場合に費用の一部を支援する制度です。1人につき、1泊2,500円・年間20,000円を上限として補助金が出ます。
2−3.ゲストハウスやホステルを上手く使おう!
上記の制度が使えない、またはそもそも支援策がない自治体もあります。 その場合は安宿であるゲストハウスなどを利用しましょう。 およそ1泊約3,000円程度から宿泊出来ますし、オーナーは地元が大好きという方が多いです。また移住者や地域おこし協力隊を経て開業される方も多いので、 親身になって相談に乗ったり詳しい情報を教えてくれたりすることが多いです。
私は3ヶ月近くをかけて4県の各市町村を回りましたが、情報収集のため意図的にゲストハウスに泊まる機会を設けていました。人によっては独自のネットワークを使って、人の紹介や顔つなぎをしてくれたりするので、お勧めです。
また現在はGOTOトラベルの地方版を行なっている都道府県もあり、普段よりもかなり安く宿泊出来たりします。
・「広島県宿泊割引プラン」※既に終了
広島県が行なっている事業で、国のGOTOトラベルよりも割引率が良く、格安で宿泊出来ます。私はこれを利用してアパートホテルやゲストハウスなどに、一泊1,000円で泊まっていました。
このように行政も移住に関して意欲的に政策を行っているところも多いので、気になる地域があればその土地の使えるサービスがないか調べてみるのもおすすめです!特に今はコロナの影響で各自治体が県内向けのマイクロツーリズムへの助成も行なっているところも多いので、ぜひ確認して見てください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?