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「まずは純粋に自分が欲しいものを作り上げ、その後それが利他になるように整える」by落合陽一

今日は大学の講義を聴講しに行った。
その名も落合陽一presents「コンテンツ応用論2019」である。
毎回ゲストを迎えて落合陽一先生との対談形式で行われるこの講義に、今日はクリエイティブ・ディレクターの辻愛沙子さんが登壇された。

こちらが辻さんの登壇後ツイート。講義の様子がよくわかると思います。

このコンテンツ応用論、受講生は1講義につき何十ツイートかを「#コンテンツ応用論2019」をつけて投稿することで出席がカウントされる仕組みになっている。

しかも200人超収容の講堂の8割くらいは埋まっているので、1回の講義でかなりの量がツイートされる。講義によってはその時間帯、Twitterの日本のトレンドに上がることも。
そんなんツイートばかりしてて授業成り立つのかよ、と思われた皆さん。実は登壇者と学生の間の双方向のコミュニケーションを実現する仕組みがあるのだ。というのも、「#コンテンツ応用論2019」を付けて投稿されたツイートは、講堂の前方にある大きなスクリーンにニコニコ動画のように次々と流されて公開されていくというわけ。
学生は自分の考えを言語化して発信しつつ、他の学生の意見を知ることができて刺激的な時間を過ごせる。登壇者もコメントから学生の興味や考えをほとんど時差なく知ることができて、すぐ対談に反映させることができる、画期的な仕組みである。

そんなわけで、対談から得られる音声情報とスクリーンから得られる文字情報を大量に浴びつつ、そこから自分のアンテナに引っかかったものを言語化していく、というなんとも忙しい時間を過ごした。

その中で、特にアンテナに引っかかったお話がある。

まずまとめて言ってしまうと、「純粋に自己を満たすものを作り、その後それが利他になるように整える」という話にとても惹かれた。

落合先生は「純粋に楽しいことをしていたら、結果的に社会のためになっていた、という姿勢でいたい。自分が社会にとっていいことをしている、と思いたくてやるのでは、実際社会のためになって承認欲求が満たされたらやめてしまう。それは本当の意味で社会善ではない。」
他にも「最初は自分しか要らないものを作り上げる。その後で、頭を使って売っている」ということを話されていた。

一発屋じゃなくて、持続的に社会をよくしていくように自分が働きかけていくには、
やっぱりまず自分がそれで満たされるような仕組みがあって、自信があるものであることが一番の近道なんじゃないかと、この話を聞いて思った。

自分を犠牲にして人のために動くことは、出来はするけど続かない。

落合先生の哲学に初めて触れたけど、かっこいいなと思った。テレビで黒ずくめの姿を見るだけではその魅力に気づかなかった。というかむしろ色眼鏡で見てました、ごめんなさい。

就活では仕事内容の「社会貢献性」を結構気にしていた。でも少し「人のため人のため」が強く前に出過ぎていたかもしれない。「結果的に人のためになっている」を持続できるようにするために、まずは自分が満足できるもの、自分が欲しいと思えるもの、されて嬉しいと思えることを極めたい。


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