【繁盛戦略読本】:『立地の悪さが、“売り”になる。「路地裏流・繁盛店の創り方」』
条件が悪いほど、チャンスは大きい。
“こんな場所じゃ、お客さんなんか来てくれないよ”
“宣伝にお金ばかりかかって、儲からないね”
“人通りがないのに、どうやって誘うんだよ”
“あぁ、いい場所に引っ越したいなぁ”
口を開いては、こんな愚痴ばかりを言っている店主が、
どれほど多いことでしょう。
「いい場所に引っ越したい」なんて、
考えるだけ無駄です。
愚痴ばかり言うような、後ろ向きの店主では、
どこに行ったって失敗します。
マイナス要因ばかり探し出すクセがついているのです。
自分のお店の良いところが見えていません。
また、良いところを創ろうとしていません。
自分の努力の足りなさを棚に上げて、
条件が悪いことを言い訳にしているだけです。
立地の悪さは、「努力と工夫」によって、
いくらでもカバーできます。
キレイごとを言っているのではありません。
立地の悪さを逆手に捉えて、プラス面を探すのです。
繁華街なら、簡単に売れる商品でも、
二等地・三等地では難しくなります。
すると、工夫したり、
オリジナリティを出そうと努力します。
努力していれば、お客さまは見てくれます。
場所が悪いことに、かえって興味を示してくれ、
“わざわざ”来てくれます。
それが、口コミで広がっていきます。
路地裏にあるほど、その口コミの力は大きくなります。
“面白そうだ”と、お客さまの想像が膨らむからです。
やがて、少しずつでも、繁盛店へと変わっていくのです。
また、立地の悪さは、「家賃が安い」という、
大きなメリットがあります。
もっとも大きな固定費が抑えられるのです。
経費が少なければ、
利益が大きくなることはわかりきったことです。
このメリットを忘れないでください。
駅前に出店したところで、経費が何倍もかかっていたら、
売り上げが伸びても、
結局は利益が少なくなることもあり得ます。
つまり、大きく儲かっても、
大きく経費がかかっていては、
意味は無いということです。
多少小さな儲けでも、経費が少なければ、
利益としては大きくなるのです。
いま置かれているお店の状況の中で、
売り上げを上げていけば、
自然と利益は高くなっていくのです。
ほんの少しの工夫・アイデアを考えれば、
いまの条件のままで、
儲かるお店へと変身させることができるのです。
これは、大きなチャンスなのです。
もし、いまあまり儲かっていないのであれば、
失敗しても怖くはないはず。
あらゆる“手”を試してみましょう。
路地裏繁盛店のやり方を学んでください。
路地裏だからこそ、儲かる方法を。
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