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売れるマーケティング戦略

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#コラム

【売れるマーケ】“迷ったら、コレ!”を提案する。

人に贈り物をする際、相手の好みや家族のこと、 お洒落かどうか、粋かどうか、価格は妥当か、 見栄えは良いか、など、 あれこれ迷った挙げ句、「まぁ、いいか!」と、 自信の無いまま、購入することになります。 あるいは、別のお店に行くかもしれません。 人は、いろんな場所で迷っています。 そんな時、 決断を促してくれる人や自信の持てる情報があれば、 気持ち良く購入することができます。 飲食店で、「お奨めは何ですか?」と聞いた時、 「うちのお奨めは、○○です!」 とキッパリ言って

【売れるマーケ】お客さまにライバル店をお奨めする。

あなたは、お店で扱っている商品に自信がありますか? 「当たり前だろ!」と怒る方もいるかもしれませんが、 本気で“自信がある”と言い切れるでしょうか? 流行っているから、売れ筋だから、という理由で、 “自信がある”と錯覚しているのでは? 商品の良さに惚れ込んで扱っていますか? お客さまが高い料金を払ってでも、 喜んで買ってくれていますか? 「高いなぁ〜。もう少し安いものは無いの?」 とお客さまに言われた時に、 「それなら、○○○というお店にありますよ」と 笑顔でライバ

【売れるマーケ】「本物」を探して、“無駄足”を重ねる。

たくさんのモノごとを見聞きして、 体験・体感することが、 自らの能力を高めるために重要なことは、 誰もが知っています。 なのに、やらない。 成功する人としない人の差が、 そこにあることも承知しています。 なぜ、行動しないのでしょうか。 忙しいから、お金が無いから……。 本当に忙しいのなら、儲かっているはずです。 儲かっていないのに忙しいのなら、 それはやり方がマズく、時間の無駄です。 お金が無いのは、行動しないから儲からないだけです。 行動することにお金は不要

【売れるマーケ】商品を高く売るには、“佇まい”が肝心。

先日、 観光地にある工場直売の煎餅屋さんを見てきました。 工場が併設され、ガラス越しに製造工程が見学できます。 いろんな種類の海鮮煎餅が山積みされ、 すべて試食できます。 他のお土産物売り場や無料コーヒーのコーナー、 ブッフェ形式のレストランもあります。 平日だったのですが、多くのお客さまの姿がありました。 ここは、観光客相手に煎餅を売ることが目的の施設です。 ところが、レストランと無料コーヒーコーナー、 お土産売り場以外の場所、つまり、 煎餅売り場、工場に人がほ

【売れるマーケ】お買い物の満足度を高めるために。

「サンキューレター」は、あなたもご存知ですよね。 買ってくれたお客さまに、 「ご購入いただき、ありがとうございました」という お礼の手紙やハガキを出すことです。 本当の謝意であったり、 “丁寧な対応”をアピールするためだったりします。 しかし、「サンキューレター」には、 もっと有効な使い方があります。 お客さまをさらに満足させるためのツールとなるのです。 お客さまは買った直後から“後悔”し始めるものです。 「買って良かったのだろうか?」 「他にもあったのではないか

【売れるマーケ】引き立て役を陳列する。

“これは売れる!”と確信して仕入れた商品。 一番目立つ場所に陳列し、 どんどん売れる光景を想像してニンマリ。 ところが、まったく売れない。 そんなことはよくあります。 自分の見込み違いだろうか? 客層が違うのだろうか? 悩んでみても解答は出ず、陳列場所を移動させたり、 セールで処分したりしてしまいます。 本当に店主の見込み違いなのでしょうか。 もし、質の高い商品だとすると、 売り方・見せ方に問題があるのです。 お客さまの眼に留まったものの、 反応がよくないとす

【売れるマーケ】『マイナス回避』が売りやすい。

人は、「得をする話」が大好きです。 割り引き・おまけ・プレゼントと聞くと、 喜んで出掛けて行きます。 モノを売りたい場合には、こうした条件を提示して、 たくさんのお客さまを誘い込もうとします。 条件が魅力的ならば、思惑通りにお客さまは集まります。 しかし、いまの世の中、お得な話はたくさんなります。 余程の魅力が無い限り、お客さまは反応しません。 魅力づくりは、悩ましい問題です。 こんな時には、逆のアプローチ方法があります。 「この商品を買えば、こんなに良いことが

【売れるマーケ】埋もれたメーカーを掘り起こせ!

バンバン売れる商品を仕入れたい。 会社・お店のオーナーなら、誰もが考えることです。 しかし、容易ではありませんよね。 問屋を隅々まで探したところで、 “これは!”と手を叩くほどの インパクトある商品は見つかりません。 問屋は誰もが探し尽くしているので、 新しい商品など、そう簡単には出て来ないのです。 ならば、どうすれば良いのでしょうか? 問屋を探していることに、限界があります。 問屋は基本的に、 売れる“見込み”のある商品を扱います。 つまり、ある程度安定した

【売れるマーケ】オリジナル商品の作り方。

他店に圧倒的な差をつけて売れる商品とは? ずばり、「他店には売っていない商品」です。 「そんなことは当たり前だろ!」と、怒られそうですね。 だったら、なぜそんな商品を品揃えしないのですか? 売れることがわかっているなら、 扱えば良いのではないですか? とは言うものの、それほど簡単ではありませんよね。 わかっています。 大手メーカーや問屋を探しているだけでは、 どこも同じような商品しかありません。 ならば、国内外の小さなメーカーを地道に探すか、 オリジナル商品を作

【売れるマーケ】ヲタクの消費力を見逃すな!

漫画・アニメ・ゲームなどをマニアックに嗜好する人 =「ヲタク」。 消費の低迷するいま、 このヲタクの購買意欲、すなわち消費力の大きさが、 供給側のターゲットになっています。 その市場規模は、 3000億円とも4000億円とも言われています。 もはや、 “マイナーな人たち”ではなくなっているのです。 これからまだまだ伸びる、 この消費層を見逃すことはできません。 また、ヲタクそのものではなく、 “ヲタク的嗜好”を持つ消費者が 増えていることも忘れてはなりません。 ハ

【売れるマーケ】ありふれた町中華が生き残る理由。

なぜ、このお店は潰れないのか? と、誰もが不思議に思うお店はたくさんあります。 私が独身時代にたまに寄っていた 中華屋さんもそのひとつ。 外観には特徴も無く、汚くはないものの古ぼけた感じで、 “わざわざ”行くようなお店ではありません。 マズくはない程度で、特に美味しいわけでもなく、 一押しメニューも無し。変わったメニューも無し。 しかし、夜はお客さまが結構入っていて、 長年営業を続けていました。 このお店が潰れない理由は「5つ」あるのではないか、 と私は考えます。

【売れるマーケ】心血を注ぐ。お金を注ぎ込む。

「お米マイスター」という資格があります。 「日本古来の優れたお米文化を見つめ直し、  ごはん食を中心とした健康的な食生活と、  “ごはん”の美味しさ、  素晴らしさを多くの食卓にお届けする」 という使命を持った、お米の博士号とも言える資格です。 この資格を持ち、お客さまに美味しいお米を届けようと、 一生懸命になっているお米屋さんが繁盛しています。 とにかくお米が好きで、産地に出向き、農家の話を聞き、 自分ブランドのお米を作っている人までいます。 お米に人生を掛けて

【売れるマーケ】わがままを聞くお店は愛される。

「十人十色」「一人十色」と言われる、 いまどきのお客さまの嗜好。 それを読み取り、 ずばり対応できるお店が勝ち残っていきます。 しかし、容易くはありません。 どれだけマーケティングを駆使しても、 長年の経験からくる直観を働かせても、 100%読み取ることはできません。 ならば、どうすれば……。 お客さま一人ひとりの要望に、 “できる限り”応えることができるような、 システムを作ること。 これが、ひとつの解決策となります。 例えば、百貨店・スーパーで見掛ける、 お

【売れるマーケ】地域の嗜好は変えられるのか?

先日、地元・和歌山では珍しい、 天然酵母を使ったハード系パンのお店ができていたので、 視察に行って来ました。 まぁ、食べてみたかっただけですが。 ハード系パンとは、 バゲットやバタール、パン・ド・カンパーニュなど、 全粒粉やライ麦粉を使い、 じっくり焼き上げたパンのことです。 表面が固く、中がやわらかいのが特徴です。 地元では、バゲットやカンパーニュとして売っていても、 それはカタチだけで、全体にやわらかく、 言わばニセモノです。 これまでいろんなお店をまわっていた