iggygarixon

ポーカー ぺンギン村 いぎぃガリガリ https://twitter.com/iggy…

iggygarixon

ポーカー ぺンギン村 いぎぃガリガリ https://twitter.com/iggygarixon

マガジン

  • VR社長消失事件

    VR社長消失事件をまとめました。短編小説です。

  • 恒星観測員の仕事

    シリーズ2作目 恒星観測員の仕事

  • 魔王と社長の憂鬱

    小説「魔王と社長の憂鬱」

  • 空想特撮 ガイアディフェンダーズ

    遠い昔。地球は人類が住む環境ではなくなった。 地球には「ロボット」「サイボーグ」「地球外生命体」の三種の知的生命体が残った。人類が地球上からいなくなり、新たな地球人が地球の住人となり数万年後。 地球人をを排除し、侵略を企む謎の地球外生命体があらわれた。 地球人は奴らに対応するための防衛組織「ガイアディフェンダーズ」を結成した。 ガイアディフェンダーズと謎の地球外生命体との闘いが今始まる! 新番組「ガイアディフェンダーズ」 ご期待ください!

  • iggyのポーカー自問自答

    ポーカーで学んだことを不定期連載で投稿します。

最近の記事

小説「千夏の絵の中で」第四話

昼休みの教室で、太郎は窓外をぼんやり眺めていた。そこに同じクラスの宮田が近づいてきた。 宮田は太郎に話しかけた。「おー、太郎。昨日の話、どうだった?」 太郎は少し戸惑いつつ、宮田の質問に答えた。「あ、ああ…まだはっきりしないんだよ」 宮田は太郎の返答に耳を傾けた。「そっか。でも、千夏さんのこと、何か分かったら教えてくれよな」 太郎の表情は複雑になった。「でも宮田、千夏さんって、もしかして彼氏が…」 宮田の表情が一瞬、曇った。「え!? 本当かよ、太郎…」 宮田は明ら

    • 千夏の絵の中で 第三話 尾行

      【第三話】 放課後の美術室。太郎は千夏を探して、ここに足を運んでいた。しかし、千夏の姿はどこにもない。 「あ、太郎くん。千夏先輩に用事? 今日は休みだよ」 声をかけてきたのは、太郎と同じクラスの渡邊麻衣だった。内気そうな雰囲気の1年生女子生徒だ。 「え、そうなの? 麻衣さんも美術部だったんだ?」 太郎はちょっと驚いた表情で、麻衣に尋ねる。 「うん、そう。私影薄いから、太郎くんは気づいてなかったんだね」 麻衣は控えめな口調で答える。 「あ、そうか。ごめん、知らな

      • 小説「千夏の絵の中で」第二話~部活の帰り道~

        春の陽光が差し込む通学路を歩いていた。桜丘高校の1年生、山田太郎と岩崎優香は、吹奏楽部の練習を終えて帰る最中だった。 二人はかつて中学時代から同じ部活に所属し、仲良しの同級生。今でも学校から自宅までの道のりを一緒に歩くのが習慣となっていた。 「ねえ太郎くん、さっき美術室で千夏さんと何話してたの?」 優香が好奇心たっぷりに尋ねる。二人の仲は友人以上の何かを感じさせる。 「ああ、千夏さんが絵を描いてたから、ちょっとね」 太郎は控えめに答える。部活の後は別々の方向に歩いて

        • 小説「千夏の絵の中で」第一話~春の誘惑~

          【第一話】 春の陽光が差し込む桜丘高校の教室。高校1年生の山田太郎は、隣に座る岩崎優香と楽しく会話していた。 太郎と優香は中学時代からの友達。部活が中学から一緒だったので、高校でもたまたま同じ学校に入学した仲良しの同級生だ。 「太郎くん、さっきの課題、どうやって解いた?」優香が尋ねる。 「ああ、一生懸命やったけど、わからない部分もあったんだ」太郎が答える。 「そう? 一緒に考えましょう。頑張りましょうね!」優香は笑顔で言葉を贈った。 楽しげに会話を交わす二人だった

        小説「千夏の絵の中で」第四話

        マガジン

        • VR社長消失事件
          11本
        • 恒星観測員の仕事
          2本
        • 魔王と社長の憂鬱
          9本
        • 空想特撮 ガイアディフェンダーズ
          5本
        • iggyのポーカー自問自答
          2本
        • ゼロ秒思考
          7本

        記事

          AIで30分でアプリを作った話

          マイハンドメーカーというランダムに2枚のトランプを表示するアプリを作りました。 作り方は ①Claudeで仕様を作成する ②Createに仕様を入力する ③Publishして公開する。 たったこれだけで、アプリが作れました。 ①Claudeで仕様を作成する まずはアプリの仕様を作ります。 仕様はAIに作成してもらいます。 Claude3を使いました。 createに英語で指示をしたいので英語にしてもらいます。 ②Createに仕様を入力する また何か作ってみたい

          AIで30分でアプリを作った話

          学級閉鎖 第一話「閉鎖」

          秋の風が高校の窓を優しくたたいていた。リアは新しいノートを開き、今日も一日がんばろうと心に決めていた。 「リア、放課後、図書室に行こうよ!」隣の席のサラがひそひそ声で言った。 「うん、いいよ!」リアが微笑みながら答えた。でもその時、ふと隣の席のノアが大きな咳をした。 「大丈夫?」リアが心配そうにノアに尋ねる。 「う、うん…」ノアは弱々しく頷くが、顔は真っ白だった。 その日の放課後、校内に緊急放送が流れた。 「生徒の皆さん、職員の皆さん、ご注意ください。クラス3-B

          学級閉鎖 第一話「閉鎖」

          枕を濡らす男 第一話

          東京の古びたアパートの一室、夜明け前の薄暗い空の下、一人の男がベッドに横たわっている。窓の外からは早朝の静けさを破るような都市のざわめきが微かに聞こえる。部屋は質素で、唯一の装飾は壁に掛かった古い時計と、テーブルの上に乱雑に積まれた本だけだ。時代は現代、人々はスマートフォンに縛られ、情報が溢れる時代。この部屋の住人、高橋亮介は、毎朝目を覚ますと枕が濡れていることに困惑していた。 亮介は記憶喪失で、自分がどのような過去を持っていたのか、なぜ毎晩涙を流しているのかさえ思い出せない

          枕を濡らす男 第一話

          痛みの交差点

          彼女は、まだ麻酔の効果で半分夢見心地の中、タクシーの窓から流れる景色をぼんやりと眺めていた。親知らずを抜いた後の痛みが徐々に現実感を取り戻させていく。口の中にはガーゼが詰められ、頬は軽く腫れている。それでも彼女は、帰宅すれば、彼が優しく看病してくれることを心の支えにしていた。 しかし、アパートに足を踏み入れた瞬間、彼女は何かがおかしいことに気づいた。リビングの中央には、彼が座っており、彼の表情はいつもとは違っていた。彼女が「ただいま」と言葉を発すると、彼は深刻な面持ちで「話

          痛みの交差点

          春風の約束 第一話

          春の息吹と共に、私、美咲は新たな人生の扉を開いた。夢にまで見たファッション業界でのキャリア。しかし、待ち受けていたのは、仕事の厳しさと新しい環境への戸惑いだった。毎日が挑戦の連続で、時には心が折れそうになることもあった。でも、そんな日常に、ある偶然が色を加えることになる。 ある朝、通勤電車でのことだった。ふと目を上げると、向かいの席には大学時代から憧れていた先輩、悠真がいた。彼は今や、輝かしいキャリアを築きつつある若手写真家。私たちの再会は、まるで春風が運んできた奇跡のよう

          春風の約束 第一話

          春の雨

          雨が降りしきる夜、大学キャンパスの古びたカフェに美咲と直樹は座っていた。窓の外で雨粒が跳ねる音だけが、二人の間の緊張を際立たせていた。直樹の表情は硬く、何かを言い出すのを躊躇っているように見えた。美咲は、直樹がいつもと違うことに気づき、不安が心をよぎった。 直樹は深いため息をつき、ついに口を開いた。「美咲、俺たち、少し距離を置こうか。」 美咲の心臓が一瞬で冷たく凍りついた。「どうして?私、何か間違ったことした?」 「いや、お前のせいじゃない。俺の気持ちが変わったわけじゃ

          引っ越し

          都会の喧騒を背にし、遠く離れた場所への旅立ちを決意した日、私の心は既に遥か彼方を目指していた。名もなきその町は、山あいにひっそりと佇む、時間が止まったかのような場所だ。瞑想を深め、心の平和を探求するための理想の地。私、浩二はこの町を選んだのは、内なる声に導かれたからだ。 列車の窓から見える景色が、徐々に都会のビル群から田園風景へと変わっていく。私は窓の外を見つめ、心の中で思索にふける。目的地は、時間が止まったかのような古びた町。瞑想を深め、心の平和を探求するための場所。

          勇者の試練、再び

          レオンは、かつて世界を救った伝説の勇者だった。しかし、魔王を倒してからは、平和な日々に甘んじていた。冒険の記憶は遠く、勇者としての誇りは失われていた。そんな彼のもとに、突然の悲報が届いた。愛する妻エレナが、何者かにさらわれたというのだ。レオンは、息子のマックスとともに、エレナを取り戻すために旅立った。この旅は、ただの探索ではなかった。レオンは、旅の中で、数々の試練に直面した。 森の奥に隠れる賢者の試問 巨大なモンスターの襲撃 自分の心の闇との対決 レオンは、それらに果

          勇者の試練、再び

          小説家の休日。外にでる

          今日は、久しぶりに家から出て、外で運動することにした。最近、小説のアイデアが全く浮かばず、部屋に閉じこもりがちだった。文字通り、創作の行き詰まりを感じていた。そんな状況を何とか打破したい一心で、休日を利用して変化を求めたのだ。 朝、窓から差し込む日差しを見て、今日は外に出ようと決意した。普段、キーボードとにらめっこしている時間が多いから、体を動かすのは本当に久しぶり。適度な運動が、頭をリセットしてくれることを期待した。 公園までの道のりを歩き、人々が楽しそうに過ごしている

          小説家の休日。外にでる

          四季と魔王の不思議な冒険

          かつて、遠い遠い魔界から、ちょっとお茶目な魔王がいました。その名はゴルバ。ゴルバ魔王は、ある暑い夏の日、人間界に突如として現れました。彼は、自分の魔物たちを引き連れ、人間界を征服しようと心に決めていました。でも、人間界は想像以上に暑かったんです! 「うぅ、こんなに暑いなんて聞いてないよー!」ゴルバ魔王は汗だくになりながらぼやきました。魔物たちも、「戦う気力が溶けていくー!」と言いながら、暑さに弱っていきます。戦いを始める前に、みんなで木陰で休憩することにしました。 秋が来

          四季と魔王の不思議な冒険

          運命のルーレット 第一話「運命の扉を開くルーレット」

          佐藤健太郎は、東京の片隅にある小さなアパートで独り暮らしをしている平凡なサラリーマンだ。彼の日々は、朝の電車に揺られての出勤、目立たないデスクでの仕事、そして夜遅くに疲れ切って帰宅するという繰り返しで構成されていた。彼の生活には刺激も変化もなく、ただ時が過ぎていくのを感じるだけだった。 雨に煙る夜、僕はいつもと違う道を選んだ。それは、東京の喧噪を忘れさせるような、狭く古びた路地だった。そこで、時を超えたような古書店の前に立っていた一人の老人に声をかけられたのが、すべての始ま

          運命のルーレット 第一話「運命の扉を開くルーレット」

          小説家の昼食

          私は日々の昼食を通じて不思議なインスピレーションを受けています。普通の食事をファンタジーの世界に置き換えることが好きで、その日の昼食が私の創作活動にどのような影響を与えるかを探求しています。 ある日、私は6畳一間のアパートで鮭の塩焼きを食べていました。その鮭は、銀色の鱗で覆われ、炎のように美しく輝いていました。一口食べると、不思議な感覚が私の心を包み込みました。鮭の肉は柔らかく、塩の風味が舌を刺激しました。しかし、それだけではありませんでした。私は鮭の塩焼きを食べることで、

          小説家の昼食