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扉について

家を建てるときに絶対にありますよね、扉。

毎日必ず触るし、目にしているはず。
何気ない家のパーツだけど、実はとても奥が深い。
ちょっとだけその世界を覗いてみましょう。

扉は建築の世界では「建具」とも呼ばれます。
扉はには大きく2種類×3素材で6つの種類があります。

開き戸

1、開き戸
ドアノブがついていて、押し引きして開閉する扉です。
あの「どこでもドア」も開き戸です。
この扉の特徴は作り方次第で遮音や気密を確保できるということです。
その反面、扉動かす金物、ハンドルなどたくさんの金物が必要になり、費用が掛かる傾向にあります。また扉の開閉を妨げないように、軌跡にものを置かないようにしないとなりません。

引戸

2、引戸
扉を左右にスライドさせて開閉する扉です。
自動ドアに多いですね。
この扉の特徴は壁に沿って開閉するので、省スペースで済みます。
半面、どうしても隙間ができてしまうので、遮音や気密を確保するのは難しいです。つくり方によっては費用を抑えてつくることができます。

扉は素材によって大きく3つに分けられます。
a・木製、b・アルミ製、c・スチール(鉄)製です。

耐久性の面から主に木製は内部、アルミ製、スチール製が外部に使用します。もちろん木製でも外部に使えるものもたくさんありますし、アルミ製・スチール製で内部に使うものもあります。

建築の中でも可動部、とりわけ建具はとても難しく、奥が深いのです。扉と壁を同じように見せたいから開き戸にしよう、でもハンドルがあると扉ってわかっちゃうから目立たないようにしよう、、、とか、防火性能が必要なものや水に強いもの、自動で閉まるようにできるものや、ソフトクローズ機能のあるもの、扉のハンドルや鍵を選ぶのに辞書のようなカタログの中から選ばないといけなかったり、、、開き戸を可動させる丁番にもたくさん種類があって機能やデザインに加えつくり方や取り付け方も考えたり。。。

このようにたくさんの種類の中から、用途、性能、使い勝手、デザインなどを総合的に判断して、その場所に使う扉を選定、計画していきます。
だから建具を見れば建築家の建物に対する熱量がわかるし、毎回建築家こだわりの発見があって楽しいのです。

毎回そんなとこばかりじろじろ見ているので
端から見ると完全に変な人ですが。。。笑

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