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部屋が重なる家 プロジェクトのお話し#11

遠い海外からの問い合わせ。
近いうちに日本に帰ってくるから、家を建てたいと。郊外の穏やかな場所に家を建てる計画です。

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突然ですが、少女と老婆という絵があります。
この絵は少女の絵のようで、よく見ると老婆にも見えるという不思議な絵です。なぜか昔からこの手の絵に興味をひかれます。この絵は巧みに要素を重ね合わせることで1つの絵に二つの意味を持たせているのです。

この計画では、プライベートな寝室やお風呂の塊、家族が集うLDKの塊、子供たちのスペースの塊の3つに分け、この塊を少しづつ重なるように配置しました。こうすることで敷地のどかな環境に対して接する面を増やすことで、室内と庭を一体的に感じられるようにしています。

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また部屋同士を重ね合わせることで、部屋に複数の使い方や活動が多発するような状況をつくり、いろいろな出来事が同時多発的に起こるプラットホームのような場所をつくろうとしています。そうして、子供室で遊んでいたその雰囲気がそのままリビングを通って庭につながっているとか、リビングのにぎやかな雰囲気や出来事がそのまま寝室や子供室にまで伝わって、家族がいつも感じられる、、、といった具合に、にぎやかで仲の良い家族が変わらず楽しく住まうことのできる家を提案しました。

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