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動け動け 残り火が生きているうちに
烏滸がましいことを願うのは
絶対にそんなことないのに
自分のためにつくられたんじゃないかって
思うような歌に出会うことがある
どうしようもない夜にそういう歌に
たくさんたくさん救われてきて、だから
わたしはそういうものをつくりたかった。
自分の人生のなかで色濃い、演劇というものを使って、そういうものをつくりたかった。
今回、肩を震わせながら涙を拭うお客様の背中を見て
熱を感じる拍手の音を聞いて
ご感想を拝見して
すこしだ
自分の苦しみは自分だけのものであること、他人はどこまで行っても他人であること。私にとって重要なこのふたつの事実は、時々忘れてしまいそうになる。いけない。もともと大丈夫だったのだから大丈夫。だいじょうぶ。
次の公演についてずっと考えている。動けるうちに、ガソリンが残っているうちに、未来の予定を決めなくては。自分との約束を取り付けて尻を叩くんだ
年々本当に全力で大切にできるものが限られていく。私の手は思っていたよりも小さいし、体全てを使っても抱きしめられるものなんて限られている。だから、いま触れているものを大切にしたいんだ
水と油であるからお互いの輪郭がよくわかるのだと思っていたけれど、水同士だって色が違えばいいのだ。輪郭が溶け合ってひとつの色になればいいのだ。ねずみ色は美しい
去年死んだ父のことを書こうと思ってnoteを開くたび、何も書けなくてそっと閉じる。嵩張る骨はまだじっとこちらを見ているけれど、向き合っても尚ただ白いままで。
人は思い出の中で生きられるのだろうかと考える。「現世の人が死者を思い出す時、天国では思い出された人のまわりに花が降る」と言う話を信じているのだけど、生きている人を思い出す時も、その人が幸せであれと願ってしまう。花は降らねど、どうか。
すべてのことには理由があって、それはポジティブなものであると信じたい人間のいじらしさ。
しあわせな言葉を書かせてくれた
あなたに感謝している