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烏滸がましいことを願うのは

絶対にそんなことないのに
自分のためにつくられたんじゃないかって
思うような歌に出会うことがある

どうしようもない夜にそういう歌に
たくさんたくさん救われてきて、だから
わたしはそういうものをつくりたかった。
自分の人生のなかで色濃い、演劇というものを使って、そういうものをつくりたかった。

今回、肩を震わせながら涙を拭うお客様の背中を見て
熱を感じる拍手の音を聞いて
ご感想を拝見して
すこしだけ、その目標に近づけたような気がしました。

わたしは脆い人間だけれど、
そのぶんわたしにしかつくれないものがあると信じて
少しづつでも生み出そうと思います。

ありがとうございました。

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