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【医療従事者向け】武漢第一線のドクター(4)侯剛さん(後編):軽症患者の胸部CTとリスクコミュニケーションについて共有したいこと
軽症患者の胸部CTについての経験を共有したい 一、肺病変は両側性多発性が多く、初期は単発で発生することもあり。周辺部への分布が顕著。 二、斑状陰影とすりガラス状陰影が見られ、halo sign、reversed halo singを伴うことがある。空洞は見られない。一部のすりガラス影/斑状影は球形または角形の変化を呈し、いわゆる「球形肺炎(spherical pneumonia)」であり、その原因はウイルスが肺胞上皮に浸潤しやすく、または一部の患者の肺の先天的な発育と関係が
【医療従事者向け】武漢最前線のドクターの声 (5)胡紅玲さん(後編): 医師が感染したとき〜私に起きたすべてを共有したい
【診療記録】 女性 44歳 武漢某医院呼吸器・集中治療医学科(RCU)主任医師 2020-1-15 悪寒、脱力、筋肉痛を自覚、体温38.2℃、体調不良のまま当直勤務、救急科と隔離病棟を回診、脱力と四肢関節痛の悪化を自覚。夜に胸部CT、右肺上葉にわずかにすりガラス陰影を認める。翌日当直勤務終了後に本院隔離病棟に入院。メチルプレドニゾロン40mg, qd × 4日、IgG製剤 10g, qd、リバビリン(抗ウイルス薬) 0.5, q12h、前記2種類の薬物を5日間投与。 2020
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