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なくてはならない「プラス発想」

何事も「ポジティブ」に受け止める

「前向きに生きよう」とか「ポジティブシンキング」という言葉をよく耳にするでしょう。でも「プラス発想」の本当の意味を理解して、ちゃんと実行できている人はあまりいないように思います。

「もともと明るい性格の人にしか、前向きに考えることなんてムリでしょ」と、最初からあきらめてしまっている人もいます。

しかし、このプラス発想こそ、内面からキラキラと輝く人になるために、なくてはならないもっとも大切なものです。

プラス発想とは、「すべての物事を明るく前向きにとらえる」という発想の転換法のことです。日本を代表する経営者の松下幸之助氏(パナソニック創業者)や稲盛和夫氏(京セラ名誉会長)を始め、成功者と呼ばれる方々の多くが実践されています。

もちろんビジネスだけでなく、毎日の生活を明るく楽しいものにし、女性を美しく輝かせてくれる素敵な考え方でもあります。

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物事を「プラス」の方向にとらえる、考え方のクセをつけよう

プラス発想の具体的な例を挙げてみましょう。

たとえば、朝起きた時から大雨だと、気持ちがどんよりしてしまうかもしれませんね。でも、「今日はお気に入りの傘やレインコートを身につけることができるわ」とプラスに考えれば、暗い雨の日もワクワクした気持ちで過ごすことができます。

仕事で雑用を頼まれたときはどうでしょう。「雑用ばかりでつまらない」ととらえればそれまでですが、「雑用の中から、次のレベルの仕事をするために必要なことを盗もう」とプラスにとらえれば、やる気も湧いてきます。

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プラス発想は人生に大差を生む

私が入っていた経営者勉強会「盛和塾」の女性起業家の先輩に、風邪による高熱が続いたことが原因で、脊髄にウイルスが入り、車いすの生活になられた、50代半ばの山田百合子さんがいらっしゃいます。

山田さんはもともと、とても元気な方で、プロデューサーとしてF1やル・マンの取材、撮影で、世界中を飛び回って仕事をされてきました。

普通だったら、風邪が原因で突然、車いす生活になったら、つらくて落ち込んでしまうと思いませんか?

でも山田さんは、上半身だけ見たら車いすだと気づかないほど、今もオシャレで、とてもキレイ。

車いす生活をプラスにとらえ、「以前は会いに行かないといけなかったけど、今は私が行けない分、相手が会いに来てくれるの」と、笑顔でおっしゃるのです。

「体が動かないぶん、頭の中はいつも世界中を飛び回っているのよ」とも。

どんな出来事でも見方を変えるだけで、自分にプラスにもマイナスにもとらえることができます。心の持ち方が、人生に大差を生むのです。


⏬プロフィール 井垣利英(いがきとしえ)☆マナー嫌いだった私が、マナー講師になるまで

⏬人材教育家、マナー講師。井垣利英(いがきとしえ)【私の仕事】プロとして大切なこと

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