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小説~Center of the X~

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小説⑨~Center of the X~

小説⑨~Center of the X~

2153年 12月3日 場所 

「夏休み絵画コンテスト最優秀賞 綺終 雪。」
「はい!」

 雪は、幼い頃から絵を描くのが好きで、賞を取るのがほとんどであった。
「雪!将来は画家さんになる!おっきいキャンバスに思いっきり描くの!」
 そんな夢を抱いていた。あの子に会うまでは。

二年後

「お前の絵最高だな」
 絵がそのように褒められている矛先は雪ではなく、転校してきた男の子の絵であった。彼の絵

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小説⑧~Center of the X~

小説⑧~Center of the X~

2161年 8月2日 12:30 教室の教卓側

「いっやぁ!全然溶けねえわ!」
「そもそも鉄も溶けるか謎だったね(笑)」
「どうするこれ、まじで、、、」

 雪、勇太、壁を見渡し、次の策を思いつこうとするが、全然思いつかない。その時

どぅん

 大きな音を立てて、黒い壁が振動した。その時、雪は、黒い壁が少し自分の靴に近寄っている気がすると思ったが、人に言えるほどでは無い、微々たるモノであった。

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小説②~Center of the X~

2161年8月2日AM8:41 場所 1年B組 教室の後ろのほう

(、、、あれ、俺の名前呼ばれた?っつか、騒がしくね?)
 そう思って顔を上げた終は驚きを隠せなかった。雪との会話の後、すぐに顔を突っ伏したが、そうしている時間は5分も経っていないはず。しかし、自分の三つ前の席が確認できなかった。そもそも、自分列の人だけがいなくなったのでは無く、教室の半分が黒い壁に覆われていた。正しく言えば、終が見

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小説~Center of the X~

小説~Center of the X~

あの日は天気も自分も憂鬱で
とうてい外になんて行きたい日じゃ無かった。
学校なんて無かったら絶対に外に出ないと
そんなことを思っていた。
______ゆうた

あの日は天気と反して飛び跳ねたいくらい幸せで
はやく外に出たくて仕方が無かった。
学校に行けば彼に会える、
そんなことを思っていた
______ゆき

あの日の天気は雨で自分はいつも通りの体調で、
急いで外に出ないと間に合わななかった。

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