見出し画像

ボーイズグループのDDオタク達!効率よく幸せになるわよ!

ボーイズグループが多すぎる!!!これは普通にテレビやYouTubeを見ていたらオタクでもオタクじゃなくても感じることだと思う。今はとにかくボーイズグループがたくさんある。様々な事務所から様々なボーイズグループが出続ける。

あれ、この事務所、つい最近誰か出してなかった?違うそれはこっちか。いや、この子達ってまだデビューしてなかったんだ?うわ、またオーディション?

こんな感じだ。



あくまで私が好きなグループだけですが、今日はそれぞれのグループの魅力と強み、ファンは彼らに何を求めるのか、どのグループにどんな供給を求めれば度々感じる運営とのズレを最小限に済ませられるのかを勝手に分析していきたいと思う。

それらしいことを偉そうにつらつらと書き並べますが、これから私が書くことはしがないオタクの偏った経験から作り上げられた感覚と好みであることをご了承ください。そしてこのグループにはこんな魅力があると書いた時に、必ずしも他のグループにはその魅力が無いということではないことも前提に置いておきます。同じグループが好きだけどなんだか私が思っていることと違う!ということもあるかと思いますが「へー、こういう感じで推してる人もいるんだなー。」くらいに流して頂けると幸いです。




ジャニーズ

まずは日本のアイドル事務所の代表ともいえるジャニーズ。私はKing&Princeから入り、舞台のバックについていたジュニアに興味を持って今はジュニアが好きです。

ジャニーズの強みといえば圧倒的なキラキラ感と受け継がれ続ける伝統によるエンターテイメントの規模の大きさ、そして疑似恋愛だと思う。

衣装のキラキラ、照明のキラキラ、笑顔のキラキラ、色々あるけどジャニーズのアイドルには彼らにしか無い蒼さというか、"ジャニーズ"という肩書きが持つ特別感がやっぱりある。入所から何年経っても何歳になっても、ジャニーズとして歌い踊り舞う彼らにはジャニーズであることの誇りや自信からくるのだろうか、同じ場所で同じことをめげずにやり続けてきた貫禄と永遠を信じたくなるような安定した輝きがある。

エンターテイメントの規模の大きさというのはステージ構成や演出の良さもあるし、単に業界内での事務所の力の大きさもある。私が初めて観に行った舞台『DREAM BOYS』では圧倒的なジャニーズのエンターテイメントを全身に浴びて放心状態になった。この舞台の最後は絶対この曲をやる、ジュニアは夏にここでライブをやる、デビューしてだいたい何年くらいでドームツアーができる、というように受け継がれ続ける伝統は事務所が地道に忠実に積み重ねてきた実績とそれによって獲得してきたファンからの信頼も感じる。あとは事務所の会場を抑える力とか音楽番組に出る力とかも圧倒的なんじゃないかな。知らんけど。

そして疑似恋愛。ファンが全員いわゆる "リアコ" だと言っているわけじゃないけど、彼らがファンに「愛してるよ」と微笑むこと、永遠を誓うように歌うこと、胸キュン台詞を披露すること、ファンサービスとして投げキッスやエアハグをしたり3秒間だけ彼氏になったりすること、これらは異性と恋愛をすることで得られるときめきと同じだと思う。

疑似恋愛の話が出たからついでに言及するけど、私はアイドルの恋愛は断固反対派だ。これはジャニーズに限った話じゃないけど、反対というか、ありえなくない?「アイドルだって人間なんだから」っていう擁護の仕方があるけど、恋愛において一般人としての命を絶つ覚悟の無い人がアイドルなんてやるなよとすら思う。過激派って言われるかな。恋愛のようなときめきを売り、それを買うファンがいる。そうやって有償の愛を受けることで生計を立てているくせに、無償の愛をも求めるのは虫の良すぎる話じゃない?


最近はジャニーズタレントの退所も度々話題になる。アイドルとしての最盛期が過ぎて退所する人もいれば、まだまだこれからって時に退所を決める人もいる。私は今該当担じゃないから分からないけど、担当がジャニーズじゃなくなっても応援する人ってどのくらいいるんだろう。今はそう思っていても実際退所したときに変わらない熱で応援し続けられる人ってどのくらいいるんだろうか。

前述したジャニーズ特有のキラキラが、ジャニーズという肩書が無くなった時にどのくらい持続するのかは想像できない。そして今ジャニーズで人気なグループって "ジャニーズなのに" っていうギャップを強みにしているところも多いと思う。その逆説がジャニーズで無くなった時に "単にそういうグループ" になるのだ。ジャニーズなのにアーティスト性のあるグループはアーティストっぽいアイドルになるだけだし、ジャニーズなのにバンドもできるグループはただバンドもできるよってだけのグループになる。何が言いたいかっていうと、ジャニーズはジャニーズでいてほしい。それに限る。ごちゃごちゃ書いたけど、彼らがジャニーズであること自体に価値を見出しているファンは決して少なく無いと思う。

ジャニーズアイドルからしか得られないキラキラを生気に変えて、私はこれからもジャニオタをする。




LDH

LDHとは、EXILEや三代目J Soul Brothersを始めとするグループやタレント、俳優などが集まった事務所で、ボーカルとパフォーマーに分かれているグループが多いのが特徴だ。私は人生の中でLDHのオタクをしていた時間が一番長いので一番解像度の高いことが書けるかもしれない。といっても離れていた期間もあるので最近できたグループは分からなかったりもするけど。


LDHの強みは何といってもライブだ。絶対的にライブ資本の商売をしてくれる。私が出戻ったのも久々に行ったライブがきっかけだった。

それについてはこの記事に書いているのでもしお時間があれば是非。

個人的に他のライブと圧倒的に違うと思うのが照明の綺麗さ。照明を見ているだけでも楽しいから天井席でも楽しめるし、あまり双眼鏡を使いたくなくなる。双眼鏡を外した瞬間に照明が綺麗すぎて「うわ、これ見逃してなくてよかった」ってなることが多々ある。あとはライブのコンセプトの固さ。そしてメンバーが一緒に楽しもうとゴリゴリに煽ってくれるところ。勿論パフォーマンスをステージ上で完結するものとして魅せ切ってくれる曲もあるけど、客席と一体になって空間を楽しもうとしてくれるところが何よりも良い。タオルを振ったり一緒に踊ったり。ライブ映像で客席を映すのって批判されがちだけど、LDHのライブ円盤は客席を映すことが他界隈より多い気がする。それを見て最高にブチ上がったライブの一瞬一瞬を思い出すから私はLDHのライブ円盤でファンの表情が映るのがめちゃくちゃ好き。

LDHの作り上げるライブが大好きすぎて正直他に書くことが無いくらいだ。アクスタが76種ランダムだったりよく分からない小説を出したりするけど、ライブの良さが変わらない限り私はずっと現場に入り続けるんじゃないかなと思う。


この前BATTLE OF TOKYOの円盤を友達が見せてくれたんだけど、24WORLDを歌い踊るJrEXILEを見てきっとこの人達はこれをやり続けてくれるんだろうなと勝手に感じてしみじみした。「本物達が色褪せさせないHEART」「譲歩を妥協も無い YOUR STYLE をずっと」「譲れないPRIDE=24WORLD」と歌うボーカル達と「OH OH OH 受け継いでいくずっと」の振りを全力で踊るパフォーマー達を見て、どれだけK-POPが流行ってもどれだけ俳優として名前が売れてもどれだけCD売上が落ちても、この人達はライブ資本の事務所で育ってきた人間としてずっとそのプライドを持ってライブの空間を大切にしてくれるんだろうなと感じた。自分たちのエンターテイメントに絶対的な自信を持っているように見えるのもLDHの好きなところだ。


冒頭にも書いたようにボーカルとパフォーマーで分かれているグループが多いのもライブの満足度に繋がっているんじゃないかなと思う。全員が歌って踊るグループは被せがあったり自分のパートは踊らなかったりすることもある。でも分業しているグループは歌もダンスも全力100%のものを受け取ることができる。あと、ボーカルの代わりはパフォーマーには務まらない(逆も然り)ようにそれぞれ出来ることと出来ないことがある分メンバー間のリスペクトも深いんじゃないかなと思っている。知らんけど。


これからも最高のライブ体験を求めてLDHのエンターテイメントを愛し続けたい。




BMSG

BMSGはボーイズグループのメンバーオーディション『THE FIRST』をきっかけにSKY-HIが立ち上げた事務所で、そのオーディションのデビューグループBE:FIRSTを始めとするタレントが所属している。

BMSGというかBE:FIRSTの話になってしまうけど、ファンがBE:FIRSTに求めているのってどういうものなんだろうな。キラキラアイドルと同じではないよな。やっぱりアーティスト性なんだろうか。ライブで見てもテレビで見ても、他のグループと圧倒的に違うなと思うのが生歌感。単コンには行ったことが無いし違う時もあるのかもしれないけど、しっかり踊りながら歌う力はボーイズグループの中で頭一つ抜けているんじゃないかなと思う。

色んなステージを社長が見に来てここが良かったあそこも良かったと褒めているのを見ると、自分たちがやったことを真っすぐに受け止めて肯定してくれる大人が一番近くにいてしかもそれが社長っていうのは良いなと思う。そういうところで事務所への不信感が無く安心して見ていられるのはファンからしてもすごく大きい。


度々話題になる(?)BE:FIRSTはアイドルなのかアイドルじゃないのか問題だけど、私は全然アイドルだと思う。視聴者投票は無いにしろオーディションを放送して彼らのストーリー性で人を惹きつけている時点でアイドルだと思うよ。アイドルとアーティストの違うところって、彼らのバックグラウンドが見えるか見えないかだと考えている。私は好きなバンドとか歌手が今まで何をしてたとかどういう経歴でここまで来たとか、そういうの全然知らない。特に興味も無いし顔すら知らない人もいる。ただ単純に彼らの声や曲が好きで聴いている。それに比べてアイドルは自分の人生ごと売り物にする商売だ。アーティストを育てるならただ勝手に募集して審査して結果だけ発表すればいいけど、オーディションを通してこういう審査をして彼はこんなパフォーマンスを見せてくれたとか、チームでこんな役割だったとか、未経験から頑張ってるとか前はあの事務所にいたとか、そういう現時点の歌やダンス以外のものを開示して注目を集めているという点で、BE:FIRSTは完全にアイドルだと思う。

なんでそんなにアイドルと線引きしたがるんだろうか?アイドルだからって今までの枠組みに収まっていろって訳じゃないんだし、その枠組みを君たちが広げていけばいいじゃんって思う。


これからも彼らがどんどんレベルの高いパフォーマンスを見せてくれることを楽しみにしている。




LAPONE(日プ)

LAPONEエンタテインメントはProduce101という韓国発のオーディションの日本版(日プ)からデビューしたJO1とINIが所属している新興事務所だ。CJという韓国の事務所と吉本興業が手を組んでいるらしい。この辺は私もよく分かっていない。

日プから出ているアイドルは特に彼らのストーリー性を売っている感じが強い。あんな残酷なオーディションを見ていたらそりゃ彼らの歌やダンスだけでなく人柄やドラマを好きになる人が多いだろう。そうやって彼らの本質に惚れさせて離れられなくさせるのはよく出来た商売だなと思う。

他界隈と違うところはそういうドラマを持っているところと、やっぱりCD特典の充実だと思う。CDについたシリアルコードの抽選で、限定のショーケースやオンラインでのサイン会が当たったりする。次のシングルからはオフラインでのお渡し会やトーク会もあるみたいだ。事務所はCD売上を獲得しながらファンは推しとの接触を楽しめるというWIN-WINなイベントだ。私は接触イベントが大好きでそういうものには積極的に参加したいと思うオタクなので、私と同じタイプのオタクはかなり満足できる界隈だと思う。

このシリアル抽選は勿論外れることもあるけど、特典の部門によって割合は違えどボーダー枠があるのでお金を出せば出すほど確実に美味しい思いができるという合理的なシステムだ。運枠もあるので私のような財布のちいこいオタクでもお値段以上に楽しませて貰えたりする。私にはこのシステムが結構居心地が良くて気に入っている。

オーディションで集まった彼らなので、現事務所での練習生期間は無いし完全な一般人から急にアイドルになった子もいる。最初は赤の他人だった彼らがどんどんひとつのチームになっていく様子や、アイドルとしてのスキルをどんどん上げていく様子を見るのが楽しくもある。


これからも彼らとの交流の有難みを噛みしめながら、より一層アイドルとして完成していく彼らを見続けていきたい。





こんな感じかな。なんだか最近推しを見ていてなんだかなあ…満たされないなあ…と思う事があって、それってきっとそのグループに求めるものを間違えてたんですよね。アイドル売りをしていないBE:FIRSTにジャニーズのようなキラキラ感を求めるのは違うし、まだ運営経験が浅くライブ資本じゃないLAPONEにLDHのようなエンターテイメントを求めるのはたぶん違う。

各グループの魅力を感じるだけじゃなく理解して、機械的な言い方になってしまうけど一番効率的な方法で様々なボーイズグループが魅せてくれるエンタメを楽しんで幸せになりたいと思う。これからも元気にオタクするぞー!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?