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夢ヶ丘展望台でプチ遭難

2022/8/22(月)に釧路湿原の有名な展望台の一つ「夢ヶ丘展望台」に登った際に、山中で迷子になりかけましたので、案内と注意喚起を兼ねて記録を残しておきます。

細岡展望台との違い

近くにある細岡展望台もよいですが、それぞれに特徴があります。

達古武2大展望台の比較(事実と私見)

ブラタモリのオープニングに使われた細岡展望台は、駐車場から歩いてすぐと言うアクセスのよさもあり、下の画像の通り、平日だというのに観光客が多数いました。
一方、夢ヶ丘展望台はアップダウンのおかげ(せい?)で観光客が少ないようで、行きに一人の男性とすれ違っただけ。表紙に使った画像を撮った時は、展望台を独占できました。ただし、この観光客の少なさが、あとでプチ悲劇を招くことになります。

細岡展望台は込んでます。


夢ヶ丘展望台(駐車場)への行き方

夢ヶ丘展望台は山の中にあるので、車で行く際には、駐車場のある「達古武(たっこぶ)オートキャンプ場」を目的地にセットしてください。国道391号から入る支道は少し道が細くなりますが、すれ違いに困るような道ではありません。着いたら、下図黄色い矢印の距離をハイキングです。

アクセス

いざ、夢ヶ丘展望台に登ります

キャンプ場には、夢ヶ丘展望台までの地図(のようなもの)が掲示されていますが、デフォルメされ過ぎているので役には立ちません。

キャンプ場の案内図

駐車場の裏(湖の反対側)からテントサイトを左に見ながら柵に沿って歩くとすぐに展望台に向かう「夢ヶ丘達古武歩道」の入口があります。

夢ヶ丘達古武歩道 入口

途中は木道、案内板、階段も整備されていたので、お散歩気分でずんずん進みます。

木道
案内板
階段が、数ヶ所あります。

道中気になったのは大量の蚊。「久しぶりのごちそうだ!」とばかりに群がってきますので、虫よけスプレーと長袖は必須です。

ゴールの展望台に近づいてくると歩道が草木で覆われるようなところも出てきました。

草木が絶賛成長中(8月下旬)

道が細くなってきたことを特に意識することもなく、ゴールの展望台に到着です。

到着して10分も経たないうちに、細岡駅15:04発のノロッコ号がやってきました。狙った訳ではないのに、強運を持ってます。


下りでプチ遭難

景色や湿原を走る列車を堪能したら撤収です。
下りは足も軽やか…だったはずが、しばらくするとどうも様子がおかしい。

見覚えがない。
道っぽくなくなってきた。
自分がどっちを向いているのか分からない。

どう見てもおかしい。


「これって、あかんやつでは?(いやな汗)」

Googleマップで自分のいる場所は分かったので、なんとかなる気はしましたが、山道は載っていないので、このまま進んで行きに通った道に戻れるのかと少々焦っていました。
ここで助けてくれたのは、ハイキングルートを記録していたスマホアプリRelive。自分がどこを通ってきたのかトレースできたので、放浪の末に、熊に遭うこともなく、斜面の道なき道を進んで、約30分かけて元の道に復帰できました。(Reliveの回し者ではありません。念のため。)

右端の展望台から図の左に戻るはずが…

往復約1時間のつもりが、結果的にちょうど2時間、5.2km。あのまま尾根を反対側に下りきってしまったら、ますます面倒なことになるところでした。

約1時間のはずが倍の2時間


夢ヶ丘展望台でよい思い出を

今回は思いがけずプチ遭難しましたが、夢ヶ丘展望台自体は、運・天候・タイミングがよければ、湿原の中を走る釧網線を見下ろせる絶景を独占できる素晴らしい場所です。みなさんが、好天に恵まれて、安全に行ってこられますように。

I took a short hike up to the lookout and got lost for about 30 minutes in the mountain and panicked a little. Thanks to App Relive, I recognized where I was and the right path.

おすすめの熊よけの鈴

山の中を歩く時は、熊よけの鈴は必携です。
熊も人間に出会いたくはありません。大きい声で会話する等、こちらの存在を熊に知らせましょう。
最初に買った熊よけの鈴は、格安でカウベルのようにコロコロと音がするものでしたが、買い替えたこれはとても澄んだきれいな音がします。また、消音機能が付いているので、荷物の中でチリンチリン鳴ることがありません。ちょっとお高いですが、最初からこちらを買うのをお勧めします。

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