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アート思考・後藤繁雄の一日一微発見

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15年ぐらい前だけど、ネットで日々連載してい… もっと読む
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイ… もっと詳しく
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#アーティスト

ヴィジョナリーよ出でよ!! トム・ヨークとドンウッドのコラボを巡って/一日一微発見39…

最近よく思うのは、今、この世界の中で、「劣化」しないのは、優れたアーティストが生み出すヴ…

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逸脱する編集①ブライアン・イーノのジェネレイティブ/一日一微発見364

僕は編集とはマーケティング的に「同質性」の価値を生み出すものではなく、「差異」や「逸脱」…

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アート思考虎の巻 その1 まず、グレゴリー・ベイトソン/一日一微発見363

あらためて言うが「アート思考」とは、アーティストの中で駆動している思考のことだ。 それは…

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詩と書がアートになる時Ⅱハシグチリンタロウについて/一日一微発見356

ハシグチリンタロウ君に会ったのは3年ぐらい前だろうか。京都で毎年やっている「アーティスト…

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大竹伸朗へのオマージュポップと不条理、その「なつかしさ」/一日一微発見352

先日、探し物があって倉庫をひっくり返していたら、お目当てのものは見つからず、見慣れない白…

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ホックニーの「芸術家のための家と絵画の庭」について/一日一微発見318

イギリスの新聞「ザ・ガーディアン」紙はよくホックニーの動向を取り上げる。 7月に入って、8…

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「仮の家」にて、モネのことを考える/一日一微発見307

ジヴェルニーにあるモネの庭にはまだ行ったことがないが、いつか縁がやってくるだろうな、と思っている。 「印象派」というのは苦手だった。 ルノアールやロートレック、セザンヌ、そしてモネ。子供の頃は、カレンダーになっているような甘ったるいもので、ずっと好きではなかったのだ。 僕が好きだったのはクレーやカンディンスキー、そしてシュルレアリズムのエルンストで、別格ではフランシス・ベーコンであり、「印象」という名前は全く拒否の対象だったのである。 しかし、世界の美術館に頻繁に行くよ

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仲條正義『絵の中に入る』を編集している/一日一微発見289

本を作っている。 仲條さんの本だ。彼の誕生日の5月4日に出る。この本は仲條さんの「絵」の本…

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2020年代のアートについて思うこと/一日一微発見283

アートワールドはさまざまな「プレイヤー」で出来上がっているが、自分のことを考えたときに、…

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ブライアン・イーノが今、喚起すること/一日一微発見281

Facebookを見ていたら音楽誌『ロッキングオン』がブライアン・イーノ特集をしている表紙を何人…

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「現代フォトアート」と「才能」のことについて考える/一日一微発見243

「僕はケビン・ケリーの著書『テクニウム』の中に書かれている“テクノロジーに耳を傾ける…

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流動するアートの面白さについて/一日一微発見242

「現代のアートに何を求めているんですか?」と聞かれたら僕は、「面白さですね」と答える…

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アーティスト檜皮一彦の、愛と未来/一日一微発見192

檜皮一彦という、気鋭のアーティストがいる。彼は数年前に、現代美術の有力な登竜門である…

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街をうろうろすること。人と遭うタイミングの大切さ/一日一微発見190

京都に行った。 もう大学の後期の授業は終わっているのだが、大学院の口頭試問を頼まれたので行ったのである。 時間がすこしあったので、久しぶりに四条河原町でバスを降りて、街を歩いた。 まだ1月なのに春のような陽光で気持ちもよかった。 いくつか買いたいものがあったので店をまわった。 河原町もインバウンドですっかり店構えが変わっていて、観光地のみやげもの屋の顔をした店ばかりになった。 僕は大学生時代の時京都ですごしていたが、その頃は時間はあ

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