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僕らが棲む、仮の家は窓が大きい。 居住空間は、可能な限り小さくコンパクトにして、逆に外景…
2022年にゴーダールが「自死」して、もはや生々しくゴダールを経験することなどないかもしれな…
国立西洋美館65年目にして初めての「現代美術」展を見に行く。 最初に感想めいたものを言うな…
福田平八郎の没後50年の大回顧展が大阪中之島美術館で開催されたので見に行った。 17年前には…
まあ今から書くのは乱暴な論かもしれないし、思いつきの域を出ないかもしれないが、書いておき…
中平卓馬の20年ぶりの大回顧展『火一氾濫』は、中平の写真とテキストが発表された当時の雑誌を…
坂本龍一さんの『坂本図書』は、不思議な導きがある本で、まとめて読んだあとも、ふと気になってひろい読みしてしまう。それは「書評集」とか、目的があって書かれた(語られた)のではなくて、日々の坂本さんの「精神の運動」が、本や映画の話を通して記述されたフラグメントだからである。 一本づつの原稿のならびは、偶発的なものであり、断続的で、ワープがある。 今日もひろい読みのために本を開けた。 最初から二番目に収録されているエッセイがジャック・デリダの『法の力』だ。これは2018年のトラン
アート思考について避けて通れないのは、「ストーリーテリング」のことだ。「物語」「ナラティ…
ロンドンのTate Modernで、オノヨーコの包括的な展覧会「MUSIC OF THE MIND」が始まった(9月1…
初台のICCでやっている「坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア」に行くことができた…
キューブリックの映画に出てくるモノリスもデレク・ジャーマンの黒い小屋も、そして言うまでも…
全体主義社会の悪夢を描いた小説『1984』で知られるジョージ・オーウェルは、1903年に生まれ、…
赤瀬川原平は、その著書『芸術原論』の中でこう書いている。 「いまは芸術という言葉が完備し…
「戦略的編集」は、「ケーススタディ」の具体性から学ぶことにより始めるのが良いと思う。 「ケーススタディ」というコトバを考える時にまず誰しもが、アタマにうかぶのはチャールズ&レイ・イームズの「ケーススタディハウス」だろう。彼らの仕事のしかたは、極めて具体がベースとなり理論化された。 コミュニケーションシステムなどは典型的だと思う。彼らはノイズやリダンダンシー冗長性に注目した。抽象的な推論が先にあるのではない。 僕は、編集の重要なポイントを「開放度」つまり「オープンなスタンス