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「現代フォトアート」と「才能」のことについて考える/一日一微発見243

「僕はケビン・ケリーの著書『テクニウム』の中に書かれている“テクノロジーに耳を傾ける“ということにすごくインスパイアされて作品づくりのことを考えているんです」と北桂樹君は言った。

9月の頭から、愛知県の岡崎と名古屋の2会場で展覧会「現代フォトアートは変成する」が開催されているのだが、北君と、もう1人の出展者である伊藤雅浩君の2人がPHOTO GALLERY FLOW NAGOYAの会場の方で展示を行っている。

ちなみに現在、京都芸大の博士課程で学んでいる北君も、そして出展作家・伊藤君、ギャラリーFLOWのディレクターの中澤賢君も全員、僕が講座を持つ、京都芸大の通信大学院GOTOラボの受講生である。北君はラボの卒業生だが、現在、コースの指導もお願いしている。

なおかつ僕らはゼミ内で「ポスト・フォト研究会」なるものを有志で立ち上げてもいる。
つまり、単に「写真論」を学び合うのではなく、たった今生まれつつある「変成する写真」について考え、実践することをミッションとする仲間だといってよい。

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