【留学】ルームメイトが寮でカエルを飼い始めた話
こんにちは。閲覧ありがとうございます。
今年も夏が迫ってきて、蒸し暑い日々が続いていますね。
今日もめちゃくちゃ暑いです。
夏と冬、どちらが好きかと言われれば私は冬が好きですが、”汗”とかいう概念さえ存在しなければ夏もまあまあ好きです。
この世で1つだけ概念ごと消せるとしたら、私は「汗」か「蚊」か「HUNTER×HUNTERの休載」を選びます。
さて、そんな感じで夏はすぐそこなわけですが、夏といったら海、海といったら水、水といったら灌漑農業、灌漑農業といったら田んぼ、田んぼといったらカエル。
ということで、今日は私が留学中に、ルームメイトが寮でカエルを飼い始めたことについて話します。
私のルームメイトについては、1つ前の記事を読んで頂ければどんな人物かわかると思うので、一応参考として貼っておきます。
カエルくん、ようこそ
私は留学中、アメリカ人と寮で共同生活をしていました。彼の名前はジョシュ(仮名)です。
ある日、そのルームメイトのジョシュが、何やら大きな水槽のような物を部屋に持ち込んできました。
これがかなりのでかさで、多分、縦40センチ、横70センチ、高さ50センチくらいはありました。
そして彼は、無法地帯となっていた彼の勉強机をせっせと片付け(というか物を机からベッドに移動させ)、どっこらせと水槽を机上に置きました。
私「何それ?」
ジョ「水槽。ネットで買った。」
私「でかくね?なに?鯉でも飼うんか?」
ジョ「まぁ見てろって」
と言って、彼は部屋を出て行きました。
いやいや、机からはみ出してるやん水槽。お前どこで勉強すんねん。
とか思いましたが、彼は基本PCでしか授業の課題とか勉強をやらないらしく、特に問題はなさそうでした。
また何か企んでいやがるなと思い、気分はさながら、名朋工業の取材に行ったあの記者です。
そのまま、部屋で1人好物のチョコチップクッキーを摘んでいると、彼がまた大きな荷物と共に戻ってきました。
今度はなんやねんと思っていると、土。
おもむろに水槽に土を入れ、ヒーターを設置し、なにやら隠れ家なども入れていきます。
なんだ?亀か?トカゲか?
など思っていると、彼が慎重にバケツから何かを取り出すのが見えました。
遠目には、牛のフンみたいに見えましたが、それはカエルでした。
それも、今まで見たことのないサイズ。
田舎でたまに見る、ウシガエル?みたいなやつよりでかいカエルです。
ガチでこんな感じ↓可愛いですね
そんな感じの流れで、私達の部屋にカエルが入居しました。
同じ部屋でカエル飼われるとか無理って人もいるのでしょうが、私はあまり細かいことは気にしない性質なので
「なにお前寮でカエル飼うの?wwwうけるwww」
としか思わず、彼がカエルを観察するのを観察し始めました。
まぁこれ、RA (アメリカでいう寮長のようなもの。上級生が任される。)に見つかったらやばいんじゃねとは思いましたが…。
ちなみに彼の名前はhypno (ヒプノ)と言うようです。
意味なんだろうと思って聞いてみました。
らしいです。
まぁつまり、名前の由来は、フューチャーラマというアメリカのアニメに出てくる、ヒプノトードという催眠ヒキガエル?らしいです。
このヒプノも催眠液のようなものを出す種類みたいです。
ちなみにこの出来事は今から丁度2年前くらいのことですが、彼はまだ生きていて、冬眠中とのこと。
なんで夏なのに冬眠しているのか聞いたところ、
知らん、寝坊助なんじゃね?
と言われました。
ヒプノくん、激おこ
さてそんなヒプノですが、鳴き声を上げるわけでもなく、特段に臭いがするわけでもなく、大人しくしていたので、私の生活が脅かされることはありませんでした。
そしてある日、いつもの様にカエルと人間を観察していると、ジョシュがヒプノを取り出し、なにやらヒプノの目の下辺りを擦り始めました。
私「なにしてんの?」
ジョ「ヒプノはここを擦られると、防衛本能で催眠(麻痺だったかもしれない)作用のある液を放出するんだよ。」
なるほど、それがお前の生き方か。
お前も生き抜くために必死なんだな、などと思ったり思わなかったりしていると、なるほど、ヒプノが口の横らへんから何やら液体を出し始めました。
それが白くて粘っこく、ピュッて感じで出てくる様は、まるでカエルの射○です。
私「ヒプノがシコってるみたいだな。」
ジョシュは鼻水を吹き出しました。
そんなこんなで、激おこヒプノが一通り白くて気持ちの悪い液体を出し終えると、なんとジョシュが、その液体を手にとり、自分の鼻の穴に塗りたくり始めました。
これには流石に、百戦錬磨のこの私ですら戦慄しました。
ネテロで言う所の
「あいつ、わしより強くねぇ?」
です。
もしくはあひるの空で千秋がカールおじさんを引いたあれです。
私「いやいやいや、何してんの!?え?何してんの!?!?」
ジョ「こいつの液は、他の動物には催眠とか麻痺の作用があるけど、人間が鼻から吸収するとハイになれるんだぜ。」
ドヤ顔で説明しながら、液体を鼻に塗り続けるジョシュ。
いやお前、その行為がもう既にイってんだろ…なんだ?お前はデフォルトでハイなのか?
とか思っていると、ジョシュがゆらゆら揺れながらヘッヘッヘッとか言ってます。
ああもう完全にやべー奴だよと思いました。
デフォでやべー奴が更にやべーことになりました。
彼のハイは一日中続き、私はヒプノの攻撃(?)の恐ろしさを目の当たりにしたのでした。
終わり
終わりです。
皆さんも、催眠カエルとやべーアメリカ人にはくれぐれもお気をつけて下さい。
最後までありがとうございました。
パワフル⭐︎チャレンジャー
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