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いろんな本を読んで、思ったことをまとめてみました。

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結構、読書します。 最近は電子書籍ばかり読んでいますが、本と言う実態を持たない分、タブレットには数十冊の未読が溜まっています。 なんとか読んで、ときめき(spark joy)を得… もっと読む
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記事一覧

【新装版】小室直樹の中国原論

 中島みゆきの歌じゃないけど、中国人を一言で表すと、「縦の糸は宗族、横の糸は帮(ほう)」…

ichijin
2年前
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国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶

 なんで、30年もの間、日本は低迷を続けているのか、この本が解明してくれている。  かつて…

ichijin
2年前
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中国のブタが世界を動かす-食の「資源戦争」最前線

 トンでもないことになりそう!  改めて、中国の人口の多さには思い至らされる。14憶人とい…

ichijin
2年前
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日本の醜さについて 都市とエゴイズム

 たしかに、建築からモノゴトを見たことはなかった。  何年かすると、見たこともない街がそ…

ichijin
2年前
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あなたとSDGsをつなぐ「世界を正しく見る」習慣

 SDGsの本来の目的がわかる。  以前に読んだ『SDGsがひらくビジネス新時代』著者竹下隆…

ichijin
2年前
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地政学入門

  『地』は山脈、『政』は宗教・・・それが地政学の基礎?  地政学はナチスドイツがありが…

ichijin
2年前
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日中危機の本質

 中国と戦争になるのだろうか?  この著書は、それを論理的に解説している。  世界的に、この時代は全面戦争に突入する可能性はないように思える。  インドなんかを除いて、どこの国も老人の方が多くなることでもあり、いまさら鉄砲担いで戦争なんかやってられない。  ましてや、今や電子機器が兵器の主流で、今日明日でプロの兵士になんてなれない。何かの本で、寄せ集めの兵隊はむしろ足蹴纏になるだけとあった。  著者村井友秀の言いたいことは、大きな戦争にはならないけれど、小さな戦争は中国は

クライシスアクターでわかった歴史/事件を自ら作ってしまう人々

 いやあ、世の中、何を信じればいい?  著者ベンジャミン・フルフォードによると、元総理の…

ichijin
2年前
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巨大中国を動かす紅い方程式 モンスター化する9000万人党組織の世界戦略

 中国の組織がどういうものか知りたければ、この1冊が詳しいかも。  中国、著者中川コージ…

ichijin
2年前
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AI・兵器・戦争の未来

 この本を読むと、シンギュラリティと言われるコンピュータが人類を超えるというのが仮説で…

ichijin
2年前
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世界を変える5つのテクノロジー ――SDGs、ESGの最前線

 この本の著者山本康正は、機関投資家の視線で提案している。  このままだとただでさえ世…

ichijin
2年前
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コロナ禍という戦災――戦争とプロパガンダ:作られた[物語]を超えて

 この本を読むと、プロパガンダがどんなものかよくわかる。  著者西田隆男は、言う。 『…

ichijin
2年前
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中国、朝鮮、ベトナム、日本――極東アジアの地政学

 この本を読んでいたら、ドラえもんの世界がイメージされた。  周辺を睥睨して憚らないジ…

ichijin
2年前
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無理ゲー社会

 『ある政治家がSNSで「あなたの不安を教えてください」と訊いたところ、「早く死にたい」「生きる意味がわからない」「苦しまずに自殺する権利を法制化してほしい」』とのショッキングな始まり。  著者橘玲は『彼ら/彼女たちが直面しているのがたんなる「生きずらさ」ではなく、もっと暴力的で対処不能な現実』を感じたと言う。  少子高齢化、格差拡大、米中対立、果ては地球温暖化などによる若者たちの将来への不安がそうしたコメントを寄せたわけで、若くはないぼくも将来どうなるのか、極めて不安