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日中危機の本質

 中国と戦争になるのだろうか?
 この著書は、それを論理的に解説している。

 世界的に、この時代は全面戦争に突入する可能性はないように思える。
 インドなんかを除いて、どこの国も老人の方が多くなることでもあり、いまさら鉄砲担いで戦争なんかやってられない。
 ましてや、今や電子機器が兵器の主流で、今日明日でプロの兵士になんてなれない。何かの本で、寄せ集めの兵隊はむしろ足蹴纏になるだけとあった。

 著者村井友秀の言いたいことは、大きな戦争にはならないけれど、小さな戦争は中国は仕掛けてくるだろうということ。
 日米の関係が崩れれば、すぐにでも台湾、沖縄、そして日本が襲われ、太平洋に出る夢が果たせる。北海道は中国人に土地を買い占められて、すでに中国化している?
 台湾は、中国が攻め込めば、すぐにでも独立宣言して、国家間戦争状態に持ち込み、世界主要国の干渉を呼び込むので、簡単に侵攻できるものではないそうな。それも太平洋覇権をアメリカが確立していてこそ。
 実際、フィリピンが米軍を追い出した途端、南沙諸島へ中国が侵略した。国際法で違反とされても、そんなのは紙切れとうそぶく中国、それを座視するしかない世界・・・。中国は中華、すなわち世界の中心なので、中国の、というより中国共産党の法律が世界法なのだ!

 おのおのがた、ゆめゆめ御油断めさるな!

 中国も、恒大集団の問題を始め、内情は破綻寸前らしくて、国民の不満が高まりつつあるそうな。そういうとき、権力者のやることは、仮想敵を作り、不満をぶつける相手を外に向ける。韓国もそうだ。
 著者村井友秀の書いている『もともと中国共産党は日中戦争の中で「抗日民族統一戦線」という民族主義的スローガンを前面に出し』て国民党を倒して政権をとった政権であるとおり、それは日本であり、そのそもそもの成り立ちからして、日本は半永久的に、中国の敵であり続ける。
 実は民族主義だから、共産党でありながら資本主義とい矛盾も可能なのだとか。

 また、まったく別の観点では、今の中国があるのもロスチャイルド=サッスーン財閥という裏があるから。
 ということは、彼らが金儲けができると思えば、中国が戦争を始める可能性がある。

 もう一度言う。
 おのおのがた、ゆめゆめ御油断めさるな!


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