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リワーク日記82 メンタル不調経験者は転職先選びで同じ轍を踏む?またまた事件勃発で職場の緊急度が急上昇!!

私は前回の記事で残業と休日労働を制限すると宣言しました。定時で帰る目標は果たせていませんが、残業時間は50%削減しました。私の業務の一部を他の人に切り出したとは言えまだまだ業務量は多いのですが、無理やり仕事を打ち切って帰っています。相変わらずトラブルが毎日発生し、取締役たちはその火消しのために走り回っています。高い給料に見合った働きを期待したいですね。

しかしそれすらも良質な職場環境だったと思えるような事件が発生してしまいました。メンバーの一人が、トラブル続きでダウンして休職することになってしまったのです。はっきりとは伝えられてはいませんが、メンタル不調なのはほとんど明らかです。同情を禁じ得ません。とても心が痛みます。

最近、急な休みが増えていると思ったらそのまま休職になってしまいました。誰の目にもオーバーワークだったのは明白でした。仕事の量だけでなく質が悪化していました。

恐れていた事態です。もっと早く手を打っていればこうはならなかったでしょうが、残念ながら急速に負のスパイラルが回り始めています。もし会社が兆候に気づいていなかったとしたらお粗末ですし、気づいていながら放置していたのなら悪質です。何にせよ、ただでさえ人員不足で緊急事態だったのに、これで完全に業務体制は崩壊して、まるでダムが決壊したかのように盛大に業務が溢れ出し大洪水を起こしました。これ、どうするんですかね?

どこの会社でもメンタル不調者は発生してしまい得るという認識が不足したままに職場の人員や業務分担や体制が作られていたのでしょう。17人に1人が生涯に1度はうつ病になるとされているというのに、メンタル不調に対する防波堤があまりに不十分だったと言わざるを得ません。

会社側がこれで変わってくれれば良いですが、あくまでその社員個人の問題として片付けられてしまうとすれば過ちを繰り返すことになります。人事部が職場環境調査をしたばかりだというのに問題を見過ごしていた形ですから、会社には大いに反省してもらいたいところです。そして、メンタル休職者が0.1%増えると、その2年後には売上高利益率が0.16%減少するという研究結果もありますので、会社は業績面でも覚悟しておいた方が良いでしょう。

それにしても、自分のメンタル休職がきっかけで転職したのに、転職先でもメンタル休職者を目の当たりにしないといけなくなるとはつくづく残念です。また同じような職場を選んでしまってまた同じ轍を踏むことになるのではないかと少し恐ろしくなりました。でも私はこの職場を良くするためにも、ストレス対処法やアサーティブコミュニケーションについて職場で広める努力をした方が良いかもしれません。根本的な解決法にはなりませんが、せめてそれくらいはしておいた方が残っているメンバーのためにも良いでしょう。

5月にリワークを卒業して転職し社会復帰を果たした私ですが、わずか半年の間にこうも様々なことが起きるとは思ってもみませんでした。私の社会復帰は本当に成功なのでしょうか?よくわかりませんが、私自身は前職よりもはるかに楽な気分で働けているのは間違いない事実です。職場の問題は人生の中の一つの試練として捉えることにします。

ということで今回は終わりです。よろしければまた次回も読んでください。

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