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リワーク日記94 疲れたので取り止めもない記事を書き始めたら多様性の話題になった

疲れが溜まってまたまたニキビができてしまいました。口の周りに。嫌なサインです。この3連休は重要です。ゆっくり休みたいです。

しかし、早速土曜日に少し仕事をしてしまいました…。先週書いた超重要案件だけでなく、別の件が本格的に始まってしまったためにやる事が膨れ上がったせいです。本当は金曜日までに終わらせたかった仕事が終わらず、1週間分の疲れもある中で残業が長引くのは避けたかったことから金曜は途中で切り上げて、プレッシャーのない自由な土曜日にのんびりやることにしたのです。

休みの日に残務を消化するのって、働き方としてはやるべきではないことだとは思うのですが、休みの日には職場にいる時のあの特有のプレッシャーがないので取りかかりやすさがあるのも確かです。裏を返せば、職場特有のプレッシャーが生産性を若干下げている側面もあるということでもあります。ここはバランスの問題ですが、私にとっては職場がもう少しリラックスできる空間であればもっと仕事がしやすくなりそうだということです。

既に私は職場のデスクの上に観葉植物を置いて、私物のワイヤレスキーボードとマウスを使い、たまに散歩の時間を自主的に設け、好きなコーヒーをガブガブ飲みながら仕事をしていますが、もう少しデスク上のカスタマイズ度を上げた方が良いかもしれませんね。何が良いかな。

まだやる気かと怒られそうではありますが、最近職場に設置されている自販機からなぜかホットドリンクが姿を消して全てコールドドリンクに置き換わってしまい、働く環境が著しく悪化しましたので自主的に改善を試みるのは悪いことではないでしょう。それにしても誰が決めたか知りませんが、雪が降って大変だと世間が騒いでいるこの時期にどうしてホットドリンクを撤去しても良いと思ったのか、理由は全く不明です。何かの陰謀でしょうか。世の中謎が多いですね。

まあ、謎、というよりはむしろ常識など存在しないと言った方が適切なのかもしれません。降雪などものともせず自販機の全てのボタンを青色に変えてしまっても平気な人がいるほど人間は多様なのですが、つい私たちは自分の尺度で物事を測ってしまいます。そうして相手の持つ尺度に思い至らないから、人間社会はいつもトラブルに溢れ、ホットコーヒーを手に入れるためにわざわざ寒い会社の外に出てコンビニに走らざるを得なくなったと愚痴るわけです。

しかしいざその不満を自販機に冷たいコーヒーを投入した人にぶつけようとしてもおそらく私は怯んでしまうでしょう。私からすると、他の人たちは信じられないくらい押しが強く人のことを考えず容易に人を傷つけあり得ないほど鈍感で回復が早く無知で口が達者で場の支配が上手いのですが、おそらく他の人たちは私のことを信じられないほど気が弱く傷つきやすく体力も乏しく頭の回転も遅く仕事も遅いと思っているのかもしれません。本当に互いに分かり合えない人々が野に解き放たれているのが実社会です。アサーションの復習しないと。

資本主義社会では私のようなタイプの人間はあまり活躍の余地はないだろうというのは社会に出る前から分かってはいたのですが、「多様性」というキーワードが多少なりとも注目されている今の社会の流れは希望になります。いまや「多様性」という言葉の中に様々な人たちが様々な意味合いを詰め込もうと叫び合っています。私としては、メンタル疾患を含む病歴、性格や気質、生活スタイルあたりが入ることに関心があります。

当然、多様性の中には性別や人種といったメジャーなアイデンティティ要素以外も含まれますが、メンタルヘルスの面から見た「多様性」なんていう分かりにくい話はうやむやになりそうな気もします。何も言わずに前提を共有することが不可能だという前提に立ってコミュニケーションを取るには、アサーションなどのメンタルヘルス的な技法は処方箋になり得るのではないかと思いますが。そもそも近代社会は、人間を相当無理して単純化・均一化して扱おうとしており出発点からして非現実的ですので、超長期的な視点で見ると、その無理を少しずつ矯正しているのが今の「多様性」ムーブメントだと捉えることもできるでしょう。

しかし残念ながら、目の前の利益を重視する今の経営陣からすればせいぜい既存の秩序は舞台裏にしっかり温存させながら、舞台上では客寄せのために披露する演目のひとつとして取り入れようという認識ではないかという気がしています。そうは言っても私がこの社会で生き抜くために追い風になる資源ですので最大限活用していきたいです。多様性を前提としないコミュニケーションや職場運営はメンタルヘルス上のマイナス要素の根源のひとつですので、どこまで舞台の袖裏まで広げられるかが重要です。

多様性ムーブメントもそのうち揺り戻しが起こったり、他の事に世の中の関心が移ったりして古くてマイナーなテーマになってしまうかもしれません。日本ではなぜか「日本人は和を尊ぶ」とか「日本人は同質性が強い」と頑なに信じられているようなので、そもそも自分事として多様性を受け入れ折り合いを付けるのには相当苦労しそうです。社会がこの重要な課題に挫折する前に可能な限り社会に多様性重視の考えを深く定着させることができれば、メンタルヘルス上もより好ましい社会になるでしょう。

とはいえ私の会社では今の経営陣世代が引退したら、次世代を担うのは一気に今の30代40代世代になります。40代は極端に人数が少ないので、かなり大胆な若返りと変化が起こるでしょう。その時には、私たち世代の人間がこれまでどんなことを経験し何をどこまで深く考えてきたかが問われることになるわけです。それらが職場作りに直接反映されることになるからです。もっと生きやすい職場・社会を作れると良いですね。

そういうことで今回は取り止めもない話でしたが、次回もお楽しみに!

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