【コラム】2023年の建築着工統計をみる
2024年1月末に2023年(年次)の建築着工統計が発表されました。全国を対象とした2023年の倉庫の建築着工面積は1,248万㎡で、前年の1,329万㎡からマイナス6.1%の低下となりました。コロナ禍の2020年から2022年まで、首都圏を中心に倉庫の開発ラッシュでしたが、その結果として需給緩和に繋がり、建築コストも上昇していますので、全国ベースでは新規開発にブレーキがかかり始めたといえます。他方、都道府県別でみると、また違った傾向も見えてきます。2023年に倉庫開発が好調